この時期、河○塾の「フレーフレー塾生」というポスターを見るたび「お前ら懐が狭いな。受験生全員を応援するぐらいのこと言えや!」と怒りを覚え、早○田塾の「現役高校生のための予備校」という肩書きを見るたびに「へぇ~、浪人生は用なしかよ、ケッ!」と一人でいじけ、東○の「ハッキリ言って講師陣が自慢です!」というキャッチフレーズに「講師が良くて合格すんなら苦労は要らねーんだよ。受けるのは講師じゃなくて生徒だろ!」と心がすさむ、浪人経験者で代○木ゼミナール出身、生まれついてのアマノジャク・うえぽんです。もちろん、代○木ゼミ校舎のいたるところにある「日々是決戦」という貼り紙にも「お前ら受験生から金巻き上げて『日々是決算』だろうが!」と毎日ツッコミを入れておりました。
友人・おミヤさんは、故郷の大学で非常勤講師をしている。作文の書き方を教えているらしいが、一昨日久々に会ったとき、一枚のハガキを持ってきた。
そのハガキは、おミヤさんが教えているある学生からのものだ。彼は出席率が悪く、これ以上休んだら単位を落とすところまで来ていた。そこでおミヤさんは正月に「単位を落としたくなかったら、返事をよこしなさい!」というハガキを彼の元へ送りつけたのだが、その返信である。
中身は全て、鉛筆書きで字が汚い。小学生じゃあるまいに、しかも単位がかかっているのだから、せめてペンでしっかり丁寧に書いたらどうか。既に私の頭の中で「コイツはアホだ」と思い始めている。
続いて、宛名を読む。おミヤさんの下の名前が書いていない。「○○(おミヤさんの名字)先生へ」。オイオイオイオイ、これじゃホントに小学生じゃん。後で本人に聞いたら「下の名前を知らなかった」と来たそうだ。おミヤさん、こんなヤツ落としちまえよ。
さて、本文。最初に返事の遅れを詫びているが「遅れて」が「送れて」と書いてある。うぎゃあああああ。「一応」が「いちよう」と書いてある。どわあああああ。読めば読むほど、この男のアホぶりが私に向かって襲いかかる。来るな、来るんじゃねぇ!
「一生のお願いです、単位下さい。」私がおミヤさんの立場だったら容赦なく斬り捨ててやるところだ(て言うか、救済のハガキなんか出さん)。しかし、おミヤさんによると「学生の大半はこんなヤツらばっかり」なのだそうで、「普通」の尺度で考えたら全員落第させねばならないようなレベルなんだそうな。さすがに全員落第はまずいだろうな。
何だか全国で頑張っている真面目な受験生、大学に行きたくても行けなかった人たちが不憫になってきた。こんなんでも大学生になれるのか。私も他人のことをとやかく言えるようなレベルじゃないが、いくらなんでもひどすぎる。「ゆとり教育」なんてとんでもない。英語だ何だという前に、国語教育を何とかしろ。親も子に文章の書き方ぐらい教えろ。大学まで来て「作文の書き方」なんて授業があること自体おかしいじゃないか。大体、日本の教育は…(以下、長くなる上につまらないので省略)。
ちなみに、おミヤさんによるとそいつは「今まで作文を書いたことがない」という。他人の文章を丸写しさせてもらったりしてここまで来たそうだ。色々な意味で呆れて言葉も出ない。
しかし一番のツッコミどころは、一応最初に返事の遅れを詫びて年始の挨拶も書いているが、消印が「1月28日」であったことである。もはや大笑いだ。一緒にハガキを見ていた後輩・ミサコちゃんは爆笑しながら「ここまでアホだと逆にかわいいですよねー」と言っていたが、確かに、ここまで突き抜けていると「もういい、お前はこの道を突っ走れ!」という気持ちになってくるから不思議である。でも、大学生としては、どうかなぁ。
近年は、私のような浪人経験者もグッと数が減り、ブランドさえ選ばなければ誰でもすぐに大学生になれる時代だ。でも、この状況って、何か違うんじゃない?
友人・おミヤさんは、故郷の大学で非常勤講師をしている。作文の書き方を教えているらしいが、一昨日久々に会ったとき、一枚のハガキを持ってきた。
そのハガキは、おミヤさんが教えているある学生からのものだ。彼は出席率が悪く、これ以上休んだら単位を落とすところまで来ていた。そこでおミヤさんは正月に「単位を落としたくなかったら、返事をよこしなさい!」というハガキを彼の元へ送りつけたのだが、その返信である。
中身は全て、鉛筆書きで字が汚い。小学生じゃあるまいに、しかも単位がかかっているのだから、せめてペンでしっかり丁寧に書いたらどうか。既に私の頭の中で「コイツはアホだ」と思い始めている。
続いて、宛名を読む。おミヤさんの下の名前が書いていない。「○○(おミヤさんの名字)先生へ」。オイオイオイオイ、これじゃホントに小学生じゃん。後で本人に聞いたら「下の名前を知らなかった」と来たそうだ。おミヤさん、こんなヤツ落としちまえよ。
さて、本文。最初に返事の遅れを詫びているが「遅れて」が「送れて」と書いてある。うぎゃあああああ。「一応」が「いちよう」と書いてある。どわあああああ。読めば読むほど、この男のアホぶりが私に向かって襲いかかる。来るな、来るんじゃねぇ!
「一生のお願いです、単位下さい。」私がおミヤさんの立場だったら容赦なく斬り捨ててやるところだ(て言うか、救済のハガキなんか出さん)。しかし、おミヤさんによると「学生の大半はこんなヤツらばっかり」なのだそうで、「普通」の尺度で考えたら全員落第させねばならないようなレベルなんだそうな。さすがに全員落第はまずいだろうな。
何だか全国で頑張っている真面目な受験生、大学に行きたくても行けなかった人たちが不憫になってきた。こんなんでも大学生になれるのか。私も他人のことをとやかく言えるようなレベルじゃないが、いくらなんでもひどすぎる。「ゆとり教育」なんてとんでもない。英語だ何だという前に、国語教育を何とかしろ。親も子に文章の書き方ぐらい教えろ。大学まで来て「作文の書き方」なんて授業があること自体おかしいじゃないか。大体、日本の教育は…(以下、長くなる上につまらないので省略)。
ちなみに、おミヤさんによるとそいつは「今まで作文を書いたことがない」という。他人の文章を丸写しさせてもらったりしてここまで来たそうだ。色々な意味で呆れて言葉も出ない。
しかし一番のツッコミどころは、一応最初に返事の遅れを詫びて年始の挨拶も書いているが、消印が「1月28日」であったことである。もはや大笑いだ。一緒にハガキを見ていた後輩・ミサコちゃんは爆笑しながら「ここまでアホだと逆にかわいいですよねー」と言っていたが、確かに、ここまで突き抜けていると「もういい、お前はこの道を突っ走れ!」という気持ちになってくるから不思議である。でも、大学生としては、どうかなぁ。
近年は、私のような浪人経験者もグッと数が減り、ブランドさえ選ばなければ誰でもすぐに大学生になれる時代だ。でも、この状況って、何か違うんじゃない?