橋下徹大阪府知事とNHKの喧嘩が話題となっている。
橋下知事のキャラクターのせいか、面白おかしく報道されているようだが、決して面白がっていて良いニュースとは思えない。
NHKによれば橋下知事の出演は、大阪府の広報に申し込んだそうだが、ここでどういう約束が成されたのかが問題。
もしも番組冒頭から出演OKと大阪府広報が回答したのなら、公務であろうと何であろうと遅刻は遅刻。橋下側に責任がある。いっぽう番組冒頭からの出演は無理であると回答していれば、NHKアナウンサーの遅刻発言は侮辱であり橋下が怒るのは当然。
ここが食い違っているから場外戦の大バトルになっている。この食い違いとして考えられるのは、大阪府広報が橋下本人に確認せずに出演依頼を受けてしまったのではないか?――ということ。
NHK「○月○日に出演してほしいのですが」
広報「解りました。伝えます」
てな具合で。
さて当日である。放送開始前に出演者の確認をするのは常識。たまに「○○さんは今スタジオに向かっている途中です」なんて演出があるが、この場合とて「現在どこに居るのか、何時何分にスタジオに到着するか」をきちんと確認している。この日も番組スタート時に橋下が間に合わないことは、スタッフが確認していなければおかしい。もし確認しなければ、最悪のケースとして突発的な事故などでスタジオに来られないことも考えられるからだ。しかしアナウンサーの橋下への対応を聞くと、橋下が遅れる細かい情報を何も知らされていなかったように思える。ちなみにこのアナウンサーは橋下の元同級生らしく、そんな気の緩みが遅刻発言になったのかもしれない。普段から生真面目でかしこまった事しか言わない人間が、たまに冗談を飛ばすと「シャレになんない」事態になることがあるが(笑)、そんな感じか。
ともかく、こうして考えてみると、この問題は大阪府広報とNHKスタッフが、当事者である橋下とアナウンサーに綿密な意思疎通、情報伝達を行わなかったことが騒動の発端になったように思える。
自分の領域の仕事だけやって、あとは関係ない――いわゆる「お役所仕事」の典型だ。
橋下とNHKの喧嘩だけなら笑える事件だが、年金にしても薬害肝炎にしても、全てはこの「お役所仕事」の体質から生み出された害毒である。
橋下とNHKの喧嘩はその体質から生み出された象徴的な出来事と感じる。
この「お役所体質」の膿を出さない限り、大阪府にも日本にも未来はない。
【追記】
橋下と言えば、かつて『サンデージャポン』生放送中にキレて激高し、スタジオから立ち去ってそのまま番組降板した前科がある。こんな行動をすれば他の番組も降板させられる危険があるので、タレントは絶対にしない(上岡竜太郎ややしきたかじんらはするかもしれないがwww)。
テレビ界にとっては「何をしでかすか」解らない猛獣の一頭。
今回は、アナウンサーが田原総一郎にでもなったようにチェアマンを気取り、猛獣に一寸、毒舌で悪戯したところ、インサイダー問題という予想してなかった泣き所を噛み付かれて対処しきれなくなった……といったところか。
江原さんならもっと入念に事前リサーチしただろうにネ……www
橋下知事のキャラクターのせいか、面白おかしく報道されているようだが、決して面白がっていて良いニュースとは思えない。
NHKによれば橋下知事の出演は、大阪府の広報に申し込んだそうだが、ここでどういう約束が成されたのかが問題。
もしも番組冒頭から出演OKと大阪府広報が回答したのなら、公務であろうと何であろうと遅刻は遅刻。橋下側に責任がある。いっぽう番組冒頭からの出演は無理であると回答していれば、NHKアナウンサーの遅刻発言は侮辱であり橋下が怒るのは当然。
ここが食い違っているから場外戦の大バトルになっている。この食い違いとして考えられるのは、大阪府広報が橋下本人に確認せずに出演依頼を受けてしまったのではないか?――ということ。
NHK「○月○日に出演してほしいのですが」
広報「解りました。伝えます」
てな具合で。
さて当日である。放送開始前に出演者の確認をするのは常識。たまに「○○さんは今スタジオに向かっている途中です」なんて演出があるが、この場合とて「現在どこに居るのか、何時何分にスタジオに到着するか」をきちんと確認している。この日も番組スタート時に橋下が間に合わないことは、スタッフが確認していなければおかしい。もし確認しなければ、最悪のケースとして突発的な事故などでスタジオに来られないことも考えられるからだ。しかしアナウンサーの橋下への対応を聞くと、橋下が遅れる細かい情報を何も知らされていなかったように思える。ちなみにこのアナウンサーは橋下の元同級生らしく、そんな気の緩みが遅刻発言になったのかもしれない。普段から生真面目でかしこまった事しか言わない人間が、たまに冗談を飛ばすと「シャレになんない」事態になることがあるが(笑)、そんな感じか。
ともかく、こうして考えてみると、この問題は大阪府広報とNHKスタッフが、当事者である橋下とアナウンサーに綿密な意思疎通、情報伝達を行わなかったことが騒動の発端になったように思える。
自分の領域の仕事だけやって、あとは関係ない――いわゆる「お役所仕事」の典型だ。
橋下とNHKの喧嘩だけなら笑える事件だが、年金にしても薬害肝炎にしても、全てはこの「お役所仕事」の体質から生み出された害毒である。
橋下とNHKの喧嘩はその体質から生み出された象徴的な出来事と感じる。
この「お役所体質」の膿を出さない限り、大阪府にも日本にも未来はない。
【追記】
橋下と言えば、かつて『サンデージャポン』生放送中にキレて激高し、スタジオから立ち去ってそのまま番組降板した前科がある。こんな行動をすれば他の番組も降板させられる危険があるので、タレントは絶対にしない(上岡竜太郎ややしきたかじんらはするかもしれないがwww)。
テレビ界にとっては「何をしでかすか」解らない猛獣の一頭。
今回は、アナウンサーが田原総一郎にでもなったようにチェアマンを気取り、猛獣に一寸、毒舌で悪戯したところ、インサイダー問題という予想してなかった泣き所を噛み付かれて対処しきれなくなった……といったところか。
江原さんならもっと入念に事前リサーチしただろうにネ……www