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イージス艦事故・衝突時に仮眠の艦長を更迭へ

2008年02月29日 22時17分00秒 | 社会・経済
イージス艦事故:衝突時に仮眠の艦長を更迭へ 防衛相方針


厳しすぎる規則は作っても無意味だ。なぜなら誰も守れないから平気で破る。

イージス艦あたごが漁船清徳丸と衝突したのは午前4時2分。普通の人間ならば熟睡している時刻だ。
こら! ブログの投稿時刻をいちいち調べなくてよろしい(笑)。筆者は「普通の人間」ではありゃしまへん。

今回の事故で「艦長は常に艦橋にいるべき」と批判する専門家がいる。そういえば『宇宙戦艦ヤマト』を見ていると、ガミラスから攻撃を受けると、すぐに沖田十三がエレベーター椅子に乗って艦長室から降りてきて「古代、波動砲を撃て」なんて言っていた。臨戦態勢の日本海軍ならば、それが当たり前だろう。

イージス艦あたごの艦長にしても、漁船と衝突事故を起こしたらもちろんのこと、あるいは正体不明のミサイルが発射されたとか、国籍不明の船舶が接近中なんて事態では、すぐに叩き起こされるべきだ。しかし「船の前方に漁船を確認」程度で叩き起こされたのではたまらない気がする。それ以前に、艦長は常に「仮眠」でならなければいけないとしたら、これも大問題だ。航海は数ヶ月に及ぶ。

常に艦長が指示を出せ――なんて規則作っても無理だろう。逆にそんな規則があると、当直責任者は越権行為となってしまい、艦長の指示が出るまで具体的な指示ができなくなってしまう。
防衛省は、今だから世間の批判を交わすために理想的な清新論を言っているのかもしれない。しかし今後、同じような事故を繰り返さないためには、現実的で実行可能な対応策を講じるべきだろう。


【例に依って蛇足】
軍艦というものは公海上では何時戦闘に巻き込まれてもおかしくない船であるから公海上を航行するときは常に緊張しているが、自国の領海内に入ればホッと一安心というのが、むしろ普通の軍人ではあるまいか?
あっ、軍人じゃなくて自衛官ですか?

コメント
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