オクトシティー正直村

おかしいな?変だな?と思った事を綴った駄文

不老不死と錬金術

2023年08月26日 | Weblog

世界の主要大国の権力者が昔からご執心だった先端技術である。

 不老不死は、自分のために永遠の命を獲得するだけでなく、他人の命さえコントロールできる技術を目指したものである。錬金術は金を作り出す技術を獲得すれば巨万の富を手に入れることができる。権力者はこの二つの技術を手に入れれば、永遠に絶大な権力と富を獲得できるのである。考え方と方向は正しいかもしれないが、未だにその技術は確立していない。しかしながら、このために多大の労力と財産を投入し尽力してきた過去の膨大な歴史がある。

不老不死と錬金術の過去の功績が現代の科学技術の発達を支えていたと言っても過言ではない。

 ところが、時の権力者はこの技術を公表することはなかった。公表してしまうと、権力の元となるような貴重な技術を独り占めできないし、意味がなくなる。その技術は闇から闇に葬られ、秘密裏に行われてきた。しかしながら、そこに携わった職人はずっとその技術力を磨いてきたのである。その職人たちが世に出てその関連技術を別の用途に応用して薬学や精錬技術等の発達に貢献してきたのである。また、その考え方は科学的であり、現在の科学技術の礎を築いたとも言えると思う。

世界の大陸国には暗殺や毒殺の伝統がある。

 過去の歴史にも多くの事例が確認できる。どちらかと言えば、常套手段として使われている国もある。当然ながら、権力を守るための手段である。反乱者は国家権力を乱すものとして抹殺される。現実にその抹殺された事実を見せつけて、反乱者を黙らせてその台頭を許さない。権力を維持するためとは言え、これは恐怖政治でもある。当然ながら自由な発言は許されないし、権力者に逆らえば最悪は抹殺される。権力者の周辺は戦々恐々としており、権力者におもねる人達ばかりになる。

暗殺は、当然ながら秘密裏に行われる。

 これを白日の下にさらしては意味がない。そして、暗殺を指示した人が明確になればその人は悪者扱いになり世間から殺人犯として糾弾されることになる。そんなことにならないよう実行犯でさえわからないように巧妙に計画され仕組まれている。ただ、暗殺された事実は公表され、その事実が暗黙の圧力として周囲にのしかかってくる。時には反対者に対して「次はお前だぞ」「いつでも殺せるんだぞ」と囁くだけで人の意識をコントロールできる。そんなところではないだろうか。怖いものである。

錬金術も同じである。

 権力者は秘密裏に膨大な資産を手に入れる手段を獲得している。これも白日の下にさらしては意味がない。周囲の反感を買うばかりである。そのために、権力を失った時にこの秘密裏の工作が白日の下にさらされ糾弾されることになる。過去の歴史の中であちこちで見つけられる事実でもある。国家の予算規模の中で個人の資産を増やすことが可能であれば、膨大な富を築くことができる。この富もまた権力を維持するために必要不可欠のものである。

ロシアが中国が北朝鮮がそんなことを繰り返している。

 欧米の民主主義国はこの専制主義的な権力者を非難するけれども、はっきり言って国の生い立ちや国柄が違うのだから、非難してもしょうがない部分があると思う。これを強制的に変えさせようとしても無理がある。このままの状態で問題解決の方策を考えなければならないのだろう。当然ながら、敵味方に分かれて非難しあっても解決するものではないし、かえって争いは拡大するばかりである。お互いの共通の土台を見つけて、その部分で話し合うことになるだろう。

平和は叫ぶものではない。

 平和を叫ばなければならない状態はもはや平和ではない。平和平和と叫んでいる人はすでに平和を乱していることになる。そうではなくて、今目の前に立ちはだかる問題を具体的に解決する努力をすることが重要なのである。「平和のために戦おう」なんて火に油を注いでいるようなものである。ロシアがどうすれば戦争を止めるのか、そのために世界各国が何をしなければならないか、ロシアがウクライナが何をしなければならないかを追求すべきなのだろう。


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