昨年末は帰省して親孝行をしてきた。
84歳になる父親は以前よりも元気になって顔色も良くしっかりとした話が出来、弁舌も爽やかである。母親も相変わらずである。その父親の忠言は「金はあるのか?」「酒を呑みすぎるな」の二つである。50過ぎの中年おじさんを未だに子ども扱いしているが、その思いやりに胸がジーンとして感動してしまう。帰り際には小遣いを渡そうとしていたが、それは丁寧に辞退した。受け取っていれば良かったか・・・。
親父の忠言どおり31日自宅に帰って家族全員で年越しをした。
年の変わり目とは言っても暦が変わるだけと言えばそうだが、ひとつの区切りとして感謝と決意の機会でもあるし、ゆっくりと心安らかに年を越せる事は健康と平和であった証でもある。家族のそれぞれに良い事も悪い事もあっただろうが、それを乗り越えて新しい年が始まる。いろいろマスコミで明日にもこの世が終わってしまうように騒いでいるが、日本ほど平和な国はないし諸外国から見れば反対に平和ボケしている感がある。それでも平和な日本はホントに天国みたいなところである。
2007年はどんな年だろう。
是非、20年計画くらいで教育を立て直す元年にしてもらいたい。教育を学校だけに押し付けているのではなく、国を挙げて、家庭も会社も地域も市町村もそして国民全体で教育を考える必要があると思う。自分が誰かを教育するためには自分の生活態度を正さなければならないし、何かを目指して他に秀でたものを持たなければならない。教える方も教えられる方も人生の質が高まり、お互いの交流も親密になる。そして自分の生き方にも自信が持てる。
2007年はなんでもない年になりそうである。
強いて言えば、何にも割り切れない数字である。2000年前後は世紀末思想やコンピュータの2000年問題で世界を挙げて騒がれたし、日本でも必要以上に騒ぎ立てられ大揺れしていた。ふたを開けてみると結局は何も無かった。何も無かったからいいではないかと済ましてしまうが、その当時、ギャーギャーと騒ぎまくった人達は、少しは反省してもらいたいものである。そんな事を考える2007年である。2007年は冷静に淡々と過ごしたいし、精神的に内部の充実を図りたい年でもある。皆様のご多幸を祈る。
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