今、ギターの弾き語りで「ハナミズキ」を歌っている。
2004年2月11日発売の曲である。よくは知らないが、結婚式などでめでたい曲として使われているらしい。発売当初にはあんまり興味がなく、関心もなかったが、いま自分で歌ってみると、不思議な気分になる。季節は5月で新緑の時期であるし、コロナ禍で大変な時期でもあり、アメリカの同時多発テロや東日本大震災や熊本地震や台風による風水害などを顧みてこの歌詞を吟味していくと深い意味が浮かび上がってくる。
私の解釈では、ご先祖様からの現在に生きる我々への応援歌に聞こえる。
ハナミズキは花言葉は永続性である。2015年9月の国連サミットで採択されたSDGs(持続可能な開発目標)も連想される。ご先祖様はすでに亡くなった人達で、特に子孫を残してくれた偉大な母達からのメッセージ色が強い。ご先祖様達の頑張りで我々は生きていられるのである。そのご先祖様が私達の分まであなた達が百年生き続けなさいと繰り返し歌われている。
現在に生きる私達が花であり、その花が実を結び種を育みまた子孫を残す。
「君と好きな人が百年続きますように」は愛し合う男女のカップルである。結婚式で使われるのがわかる気もするが、その意味はもっと壮大である。登場人物は君と僕である。君が現在生きている我々であり、僕はご先祖様である。ご先祖様は我々に会いたいが、三途の川を渡ることはできないし、我々を彼岸に連れてゆくこともできない。ただただ我々の幸せを祈るばかりである。
我々が花であり実であればご先祖様は葉である。
葉っぱとして花や実を支えているのである。だから母の日にはミズキの葉を送るのだろう。「僕の我慢がいつか実を結び果てない波がちゃんと止まりますように」とは、ご先祖様が苦労して作り上げてきたものによってちゃんと結実し、厄災が収まりますようにと願っているのであろう。アメリカの同時多発テロや東日本大震災や熊本地震や台風による風水害、そしてコロナ禍の今、身に染みる歌詞でもある。
解釈は自由である。
作った人は多くを語らない。それよりも聞く人にその意味を問いかけているし、感性は無限に広がってゆく。それでいいのだと思う。私はこの歌でご先祖様に対する感謝の気持ちが湧き出て、我々の幸せを願うご先祖様の気持ちに勇気と自信を持つことができる。いろいろな厄災もご先祖様の知恵でいつかは晴れるのだろう。そんなことを思いながらこの歌を歌っている。
最新の画像[もっと見る]
- 議員先生と学校の先生との違い 2年前
- SDGsともったいない精神 3年前
- 発想の転換 3年前
- 発想の転換 3年前
- ワンニャン仲良し 18年前
- ワンニャン仲良し 18年前
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます