オクトシティー正直村

おかしいな?変だな?と思った事を綴った駄文

未来の世界平和のために

2022年04月09日 | Weblog

テレビで新聞でネットでウクライナ紛争の情報が飛び回っている。

 どの情報にもなにがしかの不確かさと虚偽が含まれているのではないかと思えて仕方ない。善と悪、正義と不義、主義・思想の違い、価値観の違い、民族の違い、宗教の違い、国柄の違いなどなどいろいろとあるだろうが、「これが真実である」という情報は現実にはあり得ないし、どの情報にも提供する側の思い込みや自己主張が入り込んで、一つの統一した情報として流されている。節操のない情報はかえって受け手に不信感を招く。受け手も自分の考え方に同調できるものを求め、確信を得ようとしているのである。

本当の真実は現に生起した事実の羅列であろう。

 それぞれの事実相互にははっきりした結びつきはない。それを結び付けて一つの見解や意見としての情報が飛び交うことになる。また、事実が本当に真実かも曖昧である。捏造され誇張され偽造されたものかもしれないのである。特に映像や写真で視覚に訴えるものは見るものに信頼性を与える道具と化してしまう。映像や写真だけでは本来は意味がないが、それが情報を伝える手段として使われると人々は思わず信用し確信してしまう。

そうは言え、たくさんの同種の事実が確認できるということは、その事実が発生しているのは確かなのだろう。

 ただ、その解釈は個々人が自分達で判断しなければならない。大多数に同調してしまうと本当の真実が見えなくなってしまう。また、多種多様な情報に接することも重要である。大多数や一部分の情報に固執し制限してしまうとこれまた本当の事実が見えなくなってしまう。多種多様な事実を収集する時点において、フィルターをかけてはいけないのであり、目的をもって分析する段階においてフィルターがかかることとなる。

ところが巷に飛び交う情報はフィルターのかかったものばかりである。

 そうであれば、どんなフィルターがかかっているのだろうと確かめながら情報を入手しなければならない。多くの場合は、この情報の発信源を確認することで何の目的でどんなフィルターをかけているのかを推測することができる。これは重要なことであるし、皆さん当然だと思っているようだが、意外と情報源の不確かなものが多い。特に他の情報源からの受け売りはごっちゃまぜで杳として情報源を特定することはできないし、この情報を記述した者が確かな情報源になりうるかは疑わしい。

少なくとも、ウクライナ紛争では、

 紛争当事国とその周辺諸国と直接関係ないその他の諸国があるのだろう。紛争当事国は敵と味方に分かれ、周辺諸国も敵と味方の賛同組に分かれているのだろうし、直接関係ない周辺諸国は自分の国に不利益が及ばないように早期の紛争終結を望んでいるのだろう。果たしてどの立場からの情報なのだろうくらいは気を付けて情報を取得したいものである。一番情報が不足するのが自由主義圏からは敵とされるロシアについてではないかと思う。

ロシアの情報にも耳を傾けなければならない。

 その情報収集の手段を最大限活用すべきである。反対に紛争状態に陥って情報が入手しずらくなっているから通常よりも余計に情報獲得に注力しなければならない。嘘だ、フェイクだ、捏造だ、根拠がない、こじつけだ、歪曲だという前に、どんな情報でも拒絶することなくまずは受け入れる必要がある。その後に冷静に判断するのである。嘘であるなら嘘である情報をたくさん集めれば嘘であることが明確になっていくのである。

諸外国でロシア大使館の国外退去を強行しているが、

 唯一の情報源を閉ざすことが果たして得策なのだろうか。素人の私としては、ロシアの行為に対する反対表明としては効果があるが、ロシアの言い分を聞く細いパイプさえ遮断してしまうのではないかと危惧するものである。反対に、このロシア大使館を通じていろいろな情報疎通を図って活用すべきではないかと思っている。問題はお互いの情報不通の誤解から生じている紛争である。ロシアの言い分もまずは聞くべきだと思う。

この紛争をロシア側から見たらどうだろう。

 果たして、NATOがEUが米国がロシアに協力的だったのだろうか?日本は隣国としてある程度協力的な施策も行ってきていたが、ここにきてご和算であり、下手をすると撤退しかねない。今回のウクライナ紛争のロシアの行為に日本国として反対する一時的な意思表明ではあっても、すべての国際協調を未来永劫断ち切るわけではないと思う。感情的にならずその部分は残して、紛争が落ち着けば再び再開できるようにしておくべきである。未来の世界平和のためにも…。


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