今日は仕事で伏見へ。
ほんとに不思議な偶然だが、出かけた数件の依頼者さまがすべて伏見区。
何かのおぼしめしと思わずにはいられない。
伏見といえば酒蔵の街である。名前の由来が“伏水”とのこと。
名水の街なのだ。
雨脚も強くなってきた上、下戸としては蔵を覗いて日本酒にロマンを...とまではいかず、街並みを楽しむ程度w
すると、何やら人が多い古い建物があった。
ぉぉぉ・・・これが“寺田屋”なんだぁ~(□。□-) フムフム
大阪と京都の淀川舟便(三十石舟/高瀬舟)の乗り換え船宿であり
薩摩藩士たちによる寺田屋事件が起きた場所である。
そして坂本竜馬襲撃事件の宿としてあまりにも有名。
しかしこの建物、どうやら再建されたものらしい。
刀傷や弾の痕が柱にあると説明書きまでその場所に貼ってあったのだが
京都市は調査の結果“寺田屋は焼失した”との見解を発表。
京都新聞による報道は
ココ。
ウィキペディアでは「
現存の寺田屋と当時の建物との同一性」と触れている。
ただ、当の旅館側はこれをすべて認めている様子でもなさそうで
この問題は再来年(2010年)の大河ドラマ『龍馬伝』も控えて再燃しそう。
もっともこの地に寺田屋があったことは事実で
それにあやかる“竜馬通り”もなかなか風情ある商店街だ。
ところで、今日仕事で伺ったお宅なのだが、外観の構えもすごかったが
やはり酒造メーカーさん関係の方のお屋敷だった。
内部はどこも溜息もののお庭や佇まい。
許可を得て写真を撮らせていただいたのだが、、、
右から竹の襖絵が一枚ずつ春夏秋冬の景色となっている。
さらに床の間横の地袋にもっとすごそうな襖絵が。
美術品だらけの部屋のあるお家にふつーに暮らしていらっしゃる...
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いつ頃の建物になりますか?と恐る恐る尋ねると
『100年以上のようですが鳥羽伏見の後ですよ~』と奥様...(;´▽`A``
伏見の“戦前戦後”は基準が鳥羽伏見の戦いなのだw オソルベシ...
激動の幕末を見つめてきた地であり「近代の夜明けは、伏見から」とも言われる。
お酒がニガテでもこのエリアには興味が深まりそうだ。
利き酒もできない
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ので
これから多少は呑めるよう鍛えなければだろうか。。。