宇ゐの里山徒然記

町屋暮らしの後、2013年10月北山杉の里、右京区京北町に移り住みました。
周辺の紹介と暮らしの事など綴ります。

祇園祭 2014 鉾を少し

2014年07月18日 | 京都のイベント
日本三大祭のひとつ祇園祭が毎年身近で行われていた。。。

なのに、巡行姿を生で観るのは今年が初めて。。。(^_^;)

人混みがニガテな為しかたないが、今年は余裕のある場所をお借りできたのでようやく。



結界のところに裃姿の人達が揃い、いよいよ巡行開始。


中継席もスタンバイ。


そして巡行が始まる。

先頭はもちろん長刀鉾。



生稚児が乗る唯一の鉾で、このお稚児さんが結界を刀で断ち、
鉾・山が神の域へ入る合図となる。


今年のお稚児さんはお漬物で有名な『西利』社長のご長男。


いよいよ結界に近づく。
残念ながら撮影場所からは結界を断つクライマックスは見られず。
鉾の右に見える綱が結界。


お囃子の姿、鉾の飾り。


その後各山鉾と曳き山が続く。
17日の前祭(さきまつり)は全23基。昨年は32基だったので9基少ない。
ただ今年からの後祭復活で残り9基に150年ぶりに復活する【大船鉾】があるので後祭は10基になる。

各鉾と山の説明はこちらを。


さてナマ巡行、
わずかの紹介だが、『孟宗山(筍山)』。


“孟宗”が病気の母親に雪の中を苦労して筍を掘って食べさせたという中国の“二十四孝”の話の一つに由来。
御利益はもちろん親孝行。


そして『函谷鉾』。地上から鉾頭までが約24mと大きい。
かつて“生稚児”だったのが初めて稚児人形(嘉太丸)とした革新的な鉾。
実は自宅改装でお世話になっている大工さんが、“屋根方”として頑張っておられる。
今年は実際には屋根に上らず若手に上ってもらったそうで。。。
ビル4Fからの撮影だったのに残念~~~。


函谷鉾の文字見送“金剛界礼懺文見送”は“現在の文字見送は天保の鉾再興時に複製織された”ものとのこと。
内容は密教経典や弘法大師の書物からの部分引用。文字の紋織は紋屋辰五郎による、当代の名人たちによって天保十年に完成したもの。

拡大で見送と屋根方さん、、、





鉾や山、これだけ大きな美術品が実際に動いて街を練るのは
毎年さまざまな役割の人達、職人さん達のいろいろなご苦労のもとで成り立つ。
安全に、そして無事にこの大きなお祭りを終わらせるのは
そのこと自体が人の生活や仕事が幸せに送れることを祈願するものだ。

そのおすそわけのように巡行姿や粽・手ぬぐいなどを通じて我々に届く。


後祭10基も楽しみだ。







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2 コメント

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絶好のポジション (さっちゃん)
2014-07-18 14:46:54
なんと 鉾を上から見られるなんて!!だから・・とっても残念です   でも若手も育っていただかなくては   初めての巡行見物がこのポジションとはメチャ幸せですよ
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去年だったらね~・・・ (宇ゐ)
2014-07-18 23:00:21
この場所をお借りして写真を撮る承諾をいただく時にさっちゃんパパの事を聞いたのでした(;´Д`)
去年なら屋根で頑張る様子が見られたのに、地上組では笠をかぶってたのか見つけられず(p_q)

でも函谷鉾、勇壮でした!
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