宇ゐの里山徒然記

町屋暮らしの後、2013年10月北山杉の里、右京区京北町に移り住みました。
周辺の紹介と暮らしの事など綴ります。

大法院 紅葉の露地庭

2008年11月25日 | 京都風景
昨日の雨のせいか空気がきれいな朝である。
洗濯物を干していると (「・・)ン?
なんか燃えているw

      

ぉぉぉ。。。今年は少し早いかなぁ。
我が家の紅葉バロメーターの妙心寺の木が真赤になっている。
こんな近いのに実はこの塔頭寺院にはまだ行ってない。
そこでこの木の所在『大法院』へ

      
      大法院:1625年創建 真田信之(真田幸村の兄)の菩提寺であり
      幕末の兵学者佐久間象山のお墓も。
 
      

 隠れた名所の紅葉の露地庭。↑↓

  

   
      

      

      
      ↑この木が二階から見えたもみじのよう。


  
  腰掛け待合の見える眺め。


ここ大法院は度々お茶会が催されている。
着物姿の人の出入りはよく見かけていた。(茶室“有燐軒”↓)

  



茶室につながる露地庭はこの色づいたもみじがすべて落葉すると
きっと苔の緑も見えないほどになるのではないだろうか。

朝の静かな大法院。幸い人が少なく
時間が止まったような感覚である。


コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

伏見のお家と街

2008年11月24日 | 京都風景
今日は仕事で伏見へ。
ほんとに不思議な偶然だが、出かけた数件の依頼者さまがすべて伏見区。
何かのおぼしめしと思わずにはいられない。

伏見といえば酒蔵の街である。名前の由来が“伏水”とのこと。
名水の街なのだ。


   

   

雨脚も強くなってきた上、下戸としては蔵を覗いて日本酒にロマンを...とまではいかず、街並みを楽しむ程度w
すると、何やら人が多い古い建物があった。

       

ぉぉぉ・・・これが“寺田屋”なんだぁ~(□。□-) フムフム
大阪と京都の淀川舟便(三十石舟/高瀬舟)の乗り換え船宿であり
薩摩藩士たちによる寺田屋事件が起きた場所である。
そして坂本竜馬襲撃事件の宿としてあまりにも有名。

しかしこの建物、どうやら再建されたものらしい。
刀傷や弾の痕が柱にあると説明書きまでその場所に貼ってあったのだが
京都市は調査の結果“寺田屋は焼失した”との見解を発表。
京都新聞による報道はココ
ウィキペディアでは「現存の寺田屋と当時の建物との同一性」と触れている。
ただ、当の旅館側はこれをすべて認めている様子でもなさそうで
この問題は再来年(2010年)の大河ドラマ『龍馬伝』も控えて再燃しそう。

もっともこの地に寺田屋があったことは事実で
それにあやかる“竜馬通り”もなかなか風情ある商店街だ。
 
     



ところで、今日仕事で伺ったお宅なのだが、外観の構えもすごかったが
やはり酒造メーカーさん関係の方のお屋敷だった。
内部はどこも溜息もののお庭や佇まい。
許可を得て写真を撮らせていただいたのだが、、、

    

右から竹の襖絵が一枚ずつ春夏秋冬の景色となっている。
さらに床の間横の地袋にもっとすごそうな襖絵が。

    

美術品だらけの部屋のあるお家にふつーに暮らしていらっしゃる...
いつ頃の建物になりますか?と恐る恐る尋ねると
『100年以上のようですが鳥羽伏見の後ですよ~』と奥様...(;´▽`A``
伏見の“戦前戦後”は基準が鳥羽伏見の戦いなのだw オソルベシ...

激動の幕末を見つめてきた地であり「近代の夜明けは、伏見から」とも言われる。
お酒がニガテでもこのエリアには興味が深まりそうだ。

利き酒もできないので
これから多少は呑めるよう鍛えなければだろうか。。。






コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

散歩道と彩づきと

2008年11月12日 | 京都風景
燃えるような夕焼けの翌日である。
もちろん快晴

紅葉の進み具合を見るのと雲ひとつないお天気につられて
久々に朝のお散歩である

今の京都市内は色づきがいま少しというところ。
軽く30分ほど歩くだけでいろんな花に出会う。

        

枝の先の方は赤いがまだ木全体ではない。
でもお気に入りのけやき並木はすっかり秋色だ。

  

  
 蜂も朝ごはん中。そして道端の鶏頭。

  

  
 ↑ハナミズキ。近所に多い木。  次はイチョウと奥はモミジかな。イチョウはまだ緑...


  
 ↑今年は千年の記念行事が多い。ご存じムラサキシキブ。↑こっちはランタナ。別名七変化。黒くなるまでの実の色がカワイイ。


              
             この花は雄蕊が面白い。
   ブラジリアンスパイダーフラワー【紫紺野牡丹(シコンノボタン)】と判明
   便利な花図鑑があって助かった。
        



コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

夕焼け

2008年11月11日 | 季節
ようやく夜が冷え込むようになってきた。
ただ、ここ数日どうもカラリと晴れる日があまりない。

しかし今日の夕方、打合せを終えて出たお店のガレージから
思わず息をのむ光景が広がっていた。



   



   



太陽が沈んだ直後に広がる
空が燃えるような夕焼け
その後車の荷物をちょっと整理してもう一度空を見ると
もう雲が広がる普通の空。
山の端にかすかに赤い残像が残るのみで
先ほどのすごい風景はもうない。

でも明日は晴れそうだ。

コメント (5)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

念願の・・・

2008年11月06日 | 町屋
京都で最も予約がとりにくいお店と言われる
『草喰 なかひがし』。
   
   

友人のYさんから席を確保できたとのメールで
仕事が入らないことをひたすら祈りつつ本日を迎えることができた。
カウンター席で撮影も控えたためお料理写真はナシw

出てくるお料理の数は多く、それぞれに手が込んでいて
味わい深いものばかりである。
お品書きもないので頭で覚えて。。。と思っていたのだが
一品一品ごと素材・調理法などが凝っていて
記憶が。。。。。

まぁ、『草喰 なかひがし』で検索すると
あるわあるわ・・・ブログの数がすごいw
写真を丁寧に載せているところもあるのでソチラ参照で器や献立の記憶が蘇る

総じて“大地の恵みに感謝”だろうか。(強引なくくり方ダ・・・)
手をかけるところ、自然の味でいただくところの加減が絶妙で
とにかく、とにかく、、、美味しいごはんをいただくところだ。
      (やはり漠然とした感想だがそれが正直なところw)


予約が取りにくいとあって、もっと敷居の高いところなのかと思っていたが
“中東”さんのお料理の説明も丁寧で冗談もよく出る(*^m^)
帰りしな、お店にはまだお客様がたくさんおられたのに
中東さん自ら駐車場のところまで挨拶に出てくださり恐縮してしまう

今日のきものは小千谷真綿紬に石垣のぐんぼう八寸帯。
次に予約ができるのは来年春先だそうな。

リピーターになるのにはだいぶ年数が要りそうである...

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする