宇ゐの里山徒然記

町屋暮らしの後、2013年10月北山杉の里、右京区京北町に移り住みました。
周辺の紹介と暮らしの事など綴ります。

初天神

2006年01月25日 | 京都風景
今日は25日で北野天満宮の初天神。
改めてどんなお店があるのか見たくなり
散歩がてら友人のE子とで。

待ち合わせの時間がマズかった。。。12時半・・・
天神さんのお参りをすべく参道を歩いていくと
さっそく・・・



決して疲れているわけではない(・_・; が
お茶のサービスもあり まずはここでほっこり
〔写真は五平餅〕

店を出るとどうも自分の中に“次何食べよ・・・”
というスイッチがONされていることに気がつく。
そしてさらにおでん屋さんへ。。。

(-_-)ウーム 天神さんはお腹を満たすところであったか・・・(違
お酒好きのE子は“お茶でおでん”に納得いかない様子であったが
日がまだ高いことと風邪を引いていることもありお茶でガマン。

ようやく社殿でお参りを済ませいろいろなお店を覗く。
長くいたのがウールを中心に扱っている着物やさん。
古着店は多いが、このお店は新しいウールの着物を扱っている。
新しい物なので丈も裄(ゆき)もしっかりあって実用的。
私は気に入った柄のものがなくE子のみ買物。
仕事で地方に出掛ける時に着るんだといってご満悦



かな~りお安い買物だった。もちろん仕立上がり。
私は写真手前にちらっと写っている“野袴”が気になっていた。

着物を着たときに困るのがに乗れないこと。
一日着物でいようと思っていても買物のときに徒歩のみというのは
困るときがある。

女物の野袴があればその問題は解決できる
野袴は後日注文することに。
その他にも女物のマントや男女兼用の陣羽織など。
アイテムを見ていてもすごく楽しい

結局 その店のすぐ隣で売っていた別珍のカラシ色の足袋をGET。
これで2月の金沢出張は足元ぬっくぬくなのだヾ(〃^∇^)ノイエーイ♪

そして。。。さらにホックホクの豚マンを食し、
とどめは 疲れた~~と喫茶店で。。。。(ナイショ)
恐るべし我が胃袋(>_<)


よい子はマネしないでね 


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新作ゆかた♪

2006年01月20日 | きもの・着付け
最近着物を着て出掛けるとラッキー なことが多い。
先日のこと。いつもは仕事先でちょこっと車を止める場所があるのだが
着物を着ていた為に100円パーキングへまじめに入れておいた。
その為かいつもより長居をしてしまっていると
いつもの場所に止めている他の車の所に“お印”が・・・・

その日は警察内のキャンペーンデーだったのだろう。
難を逃れることが出来た。

そして今日。
最近の関心事である写真の撮影現場に運良く行き当たったのだ。
京都市内の和装小物メーカーさんなのだが
ゆかたにはかなり力を入れている。
メーカーさんの2006年夏向け浴衣の発表は既に終わっているのだが
今、まさにパンフレット&ネットショップ用の撮影が佳境に入っている。



そのメーカーさんは『ゆかたりずむ』というサイトもあり毎年多くの新作を発表しているのだが
写真はその人気ブランド『コトコ』の今夏新作

浴衣もホントおしゃれになってきた。
今や一番身近な着物姿が浴衣である。
暑い時期だからでもあるが身体につける“物”の数が少なくて済むというのは
普及する大きなポイントなのだろう。



こんな感じでコーディネートされながら撮影は進んでいく。

写真の話を少しして次の先(問屋さん)へ出掛けると
久々に訪ねたことを喜んでくださった社長が
お寿司をご馳走してくださる

これも着物の効果かな 





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習うより慣れること・・・

2006年01月19日 | きもの・着付け
今日はとある着付け講習の初日。
生徒さんの数は20数名。。。(-_-;ウーン多いな・・・

私一人でできるだろうか・・・とやや不安になる。

前回説明の際に“用意しなくてはならない物リスト”を渡していたのだが
今日出席の2割ほどの人がなんらかの物が欠けている。
この時点で既に全員の足並みを揃えることが困難になっているようだ

しかし 足並みってなんだ?? 
要するにみんなが着れるようになっているときに
“まだ着れないという人をなくす”ことなんだろうが
それは こちらの手前勝手な都合のことなのではないだろうか。

着物を着るということはみんなで手をつないでやることとは違う。
群舞の衣装じゃあるまいし
それぞれの性格や器用さそして熱意 みな違って当たり前。
そこにはもちろん優劣などあるはずはない。
ライバル心を持って遅れないように努力することはいいのだが
『道』としての講習会ではないので
あくまでも自分の着物姿にこだわって欲しいと思う。

習い事というより
『着物を自分で着れるようになりたい』という目的に向かって
より効率的に近づくための手伝いをするのが
この講習のあり方なのではないか。
時間がかかって習得する人にはじっくり教えてあげたいし
飲み込みの早い人にはそれなりの次へのステップも用意したい。

気がついてみると個人指導に近いことをしながら
全体に向かって叫んでいるのである。

しかし・・・やはり慣れていないというのはタイヘンなんだろう。
折角キレイに着れた長襦袢が
着物の裾をあわせているうちによれよれとしている。。。。
どうしても意識の矛先にしか注意がいかないのだ 
何かをしながら前にしたことを保つ・・・というような複数の意識はまだ無理かな。。。
講習が終わるまでには “着物を着るために身体を動かす”という
行為自体に慣れて欲しいものである。
それに慣れてさえしまえばゴールは近い

着物のたたみ方を教えていた。声がかかって違う人を教えてたら
さっき教えていた方からまた声がする。
え。。。。。 確か1分前に教えたハズ・・・・
(-_-)ウーム・・・と思いつつもう一度。

・・・・・・・・・ 

なんと双子さんでした 




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成人式の装い

2006年01月09日 | きもの・着付け
京都の成人式は平安神宮近くの『みやこメッセ』というところで行われる。

かつて近所に住んでいたこともあり、今日は快晴だったのでカメラを持って平安神宮へ。
付近の道には成人式のお決まりファッションである振袖に
白いふわふわのショール姿の女の子達が大勢歩いている。
慣れていないせいかトコトコと身体を揺らせながらの歩き姿。

個性的な着物を着ている人いないかなぁと探したがなかなかいない。
振袖そのものは同じ物はないのだが、あの白いショールのせいか
不思議とみんな同じ格好をしているように見えてしまう。
しかもヘアースタイルがどれもみな同じ・・・・(に見える)

ようやくふわふわショールでない女性を見つけて写真を撮らせていただいた。


彼女はヘアースタイルもおとなしく、黒っぽい髪を高い位置でまとめたシンプルさがかえって清楚なイメージ。
ショールも薄手の少し透けるグレーの大判ストール。
このストールが風にふわりと柔らかく纏う。 


そして平安神宮前にある公園でおにぎりをぱくついている二人組みを見かける。
振袖とおにぎりかぁ・・・ (是非は明言しない・・・)


写真を撮らせてもらったお礼をいいつつ『しんどくない?』と尋ねたら
『けっこうしんどいですねぇ』と。
そりゃおにぎり食べすぎとちゃうんか・・・と思いながら
『どのへんが苦しいの?』と聞くとみぞおちの辺を指す。
ことわってから着付けを触らせてもらうと確かにみぞおちの辺りで
きつくヒモが結んであり 私の指も挟めないくらいである。

実際に着付けをする人は後で着崩れをされるのをきらい
かなりの力でヒモを締めると言う。
しかし、女性がきちんと着物を着る初めての機会が振袖だったりする事は多い。
その初めての体験が苦痛を伴うとなると
やはり後々の“着物を着る”という行為にブレーキがかかるのは必至だ。
とはいえ着崩れさせずに楽に着せるということは普段着ている人にしか出来ないかもしれない。

このお二人にはちょっとだけ手を加えて楽にさせてあげた。
そしてまたしんどくなった時のアドバイスを少し。

お昼近く、成人式の午後の部の人が大勢みやこメッセに集まっていたので
さらに着物姿の“おっ!”と思う人をさがす。

すると・・・・・



アンティーク風の小紋なのだがかなり目立つ。



聞くと着物はアンティークではなく、『ツモリチサト』ブランドの着物だそうだ。
帯と半襟は古い物らしい。
ショールは黒の洋服用のものかな。。
自分のイメージをしっかり持っている女性のようなので
こういう着方は私は好きだ。

それからいろいろ見ていて気がついたこと・・・
ながーい爪にクリスタルきらきらさせながら超古典の着物を着ている。。。
爪が悪いのではないが、ちゃんと着物のイメージに合わせて欲しいものである。
その他いろいろ“うーーーん・・・”という場面も多くあった。
本人が精一杯の装いと思えば致し方ないのかもしれない。
しかし、大人の女性としてこれから羽ばたいていくのに
やはり適切なバランス感覚は身に着けて欲しいものだと思う。
また、それらを(せめて着物姿に関して)伝えていくのが私たちの役目ではないかと思う。

何を着るかだけではなく、いかに着るかということが大事なのではと
改めて考えさせられた日だった。。。 

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仁和寺の枝見(?)

2006年01月08日 | 京都風景
歩いて5分ほど。
旧御室御所で世界遺産 の『仁和寺』へ。

まだうっすらと雪の残る庭園に氷がはっている池。
午前中の仁和寺は人もまばらである。
拝観料を払って入った大玄関から中は静寂な空間。

茅葺の霊明殿の屋根が日差しを受け 
萱の中に籠っていた空気が蒸気となって立ち昇っている。

襖絵は昭和初期に描かれたものがほとんどだったが、
中でも迫力があったのは黒書院の中に描かれていた『堂本印象』の襖絵。







そして参道から中門を抜けると
名勝『御室桜』の見事な・・・枝群w



いわゆる“御室の桜”である。
『有明』という桜の種類だそうだが満開の時期が桜のなかでもかなり遅い。
昨年は4月中旬過ぎだったようである。
樹高が低く、目に飛び込んで来た時には梅??と思った高さしかない。
樹の数が多いので春にはさぞや見事な景観になることだろう。
楽しみ、楽しみ・・・

午後からは洗面所の一枚板を色塗り。
まだ未完成だが色の統一感はやはり心地よい。
出来上がりは後日『ビフォーアフターVol.Ⅱ』で。

仁和寺の庭園や宸殿をゆっくり見て歩いているときに
自分の五感にエネルギーが沁みてくるような錯覚を覚えた。
自然の力と人が心の世界で造る創造物の迫力は、やはり圧倒的である。
単なるお寺巡りではなく
エネルギーをチャージするつもりでこれからも廻って行こう。

ゆっくり廻りすぎて 今日は万歩計の“しっかり歩数”はゼロ。。。
万歩計をよく見ると『OMURON』の文字が・・・・
そういえばオムロンの発祥の地が“御室”でした
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謹賀新年 

2006年01月02日 | 将棋
2006年が明けた。

実家での無線LAN接続を今日成功し・・・(^。^;)
最初にしたことは将棋・・・・・・・・

なんと2ヶ月ぶりの将棋で無事(ラッキーとも言う・・・(-。-))勝利!!!
最高R(持ち点)を更新した。
ほんとに久しぶりだったせいか何故かめちゃくちゃ緊張してしまったww
『将棋倶楽部24』という将棋対戦サイトで指しているのだが
ここは強い人が多く、私が勝っていくのは結構キビシイ。。。

まぁネットで将棋しようとする人たちの集まりなので、いわゆる“将棋好き”が多いだろう。
私は数年前に始めて、その時はほんとに駒の動かし方もおぼつかない状態だった。
男性諸氏は小さい頃に将棋盤で遊んだ記憶のある人が多いだろうが
女性は駒に触ったこともないというのも珍しくはないと思う。

私が将棋を始めたきっかけは“脳の退化を実感したから”である・・・

年賀状の宛名はいつも手書きをしているのだが
郵便番号がわからなくて番号帳で調べていたら
なんと番号帳で見た番号をいざ葉書に書こうとすると
その7桁をもう一度見ないと全部書けないのである。。。。。ぅぅぅ

多分、情報を脳の中に置いて引き出す という力が衰えてきて
少し長い数字の羅列になると引き出せなくなってしまっているらしい。

将棋は目に見えてない駒の動きを脳の中に置きながらプランを立てていかなくてはならないゲームなので
多少は脳の鍛錬になるかと思うのだが・・・・

しかし いざ始めてみるとその奥の深さと言ったら半端ではない。
脳の鍛錬どころではなく、気がついてみたらかなりハマってしまっていた。

囲碁より将棋の方が親しみやすいと私が思うのは
駒に人格(?)のようなものを感じるからである。
社長(王将)がいて部下(飛車・角・金・銀・・・)がいてヒラ(歩)がいて・・・という、社会の縮図のようなものも醸す高度な人生ゲームのように思えてならない。

攻めなのか、守りなのか・・・攻めながら守るのか、守りながら攻めるのか・・・
“棋風”という言葉があるが指し手の人格や考え方によって駒の動かし方が変わり、そこに“定跡”という理想形の知識を基にした序盤からのプラン立てによって中盤以降の流れを作るという壮大なストーリー性を持つゲームなのだ。

しかも、『判断』(&裏づけ)『決断』 の繰り返しは仕事や生活にも充分応用が効く。

勝つか負けるかという二つに一つ世界とそこに至るまでのプロセス。
実生活や仕事での結論はそう単純ではないけど
新しい年の始まりとしては“いい結果”は目的ではなく努力を伴うプロセスの賜物であると改めて言い聞かせている。

コメント (8)
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