宇ゐの里山徒然記

町屋暮らしの後、2013年10月北山杉の里、右京区京北町に移り住みました。
周辺の紹介と暮らしの事など綴ります。

チャコの失踪

2014年05月26日 | 京北町のこと

ここ2週間、意気消沈&眠りが浅い状態が続いていた。

二週間前の火曜日、夜になってもチャコが帰宅しない。
こっちへ引っ越してから“山歩き”を許可して里山生活をチャコも楽しんでいたのだが
食事・トイレ・睡眠は必ず帰って来ていた。

前の家で保護してから生活のほどんどはほぼ家の中と坪庭。
⇒今はご近所の畑周辺と家の周辺をトコトコと自由に巡回。

それがその日を境にぷっつりと帰って来ず、
近所の人に聞いても見かけていないという話ばかり。
夜寝る際には必ず私の布団のところへ来ていてその重みを感じて眠りに着く生活がもう5年。
軽い布団になってしまって眠りの浅い日々が続いていた。


そして二週間。
山で何か事故にあったか、獣に襲われてけがをして帰れなくなったか、
遠くまで出かけてしまって帰る方向がわからなくなってしまったか、、、
いずれにしてもほぼあきらめムード。

近所の人も“生きていたらもう帰ってるでしょ・・・”と(p_q)


それが今日、同じように名前を呼んで家までの坂を上っている時に
かすかな鳴き声が、、、。
“えっ??”と思って名前を呼ぶとやはり間違いない。
しゃがれたような小さな声が隣の無人の家から聞こえる。

それもそのはず、外からの獣対策のせいか
かなりしっかりとした建物の中なので声がほんとにかすかなのだ。
物置状態で扉に鍵は掛かっていなかったので開けると
ゴロゴロと喉を鳴らしてすり寄ってきた。


チャコは生きていた。


尻尾に怪我の跡があり、これは近所のコとの喧嘩キズ。
失踪前は小さなキズだったのだが、栄養がなかった為かあまり治っておらず。
身体全体と顔がかなりスリムになっていた。


とにかく餌をあげると、まぁほんとにガツガツガツガツ。
大きな器で水をあげるとほぼ半分近くを一気飲み。

さらに黒いブツをトイレで。
間で一度も排泄していないようで匂いのない硬いブツだった。







ほっとした後にチャコが居た場所へ戻ってみると、
水らしきもののある場所ではなく、二週間の間、ほんとに飲まず食わずだった様子。
(虫とかは食べていたかもしれないが)
もう少し遅かったら間違いなく衰弱死していただろう。

お隣さんへ聞くとその家の親戚さんが二週間前に畑作業で来ていたとのこと。
猫の習性で開いている扉の隙間から入ってしまって
その人が帰る際にチャコに気がつかずに締めてしまったよう。


それからご近所の心配してくれた人たちにも無事生還の報告♪


今は私の傍でまどろんでいる。









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ブログタイトル変えました。

2014年05月12日 | 京北町のこと
このブログタイトルは

『宇ゐの町屋で徒然記』だったのを

昨年の引越しを境に『宇ゐの山里徒然記』に変更。

ところがそれがあまり当たっていないことにようやく気がつき、、、


『宇ゐの里山徒然記』と変更。

“山里”と“里山”、、、似ているようで違うようだ。

山里はいわゆる山間にある集落のこと。まぁ物理的に言えばそうなのだが、

今住んでいるところは“里山”の方が当たっている。

お隣さんは小さい時からこの地に住んでいるとのことだが、かつてはここまで杉林がなく

秋には山全部が紅葉したそうだ。

“里山”は人の生活と自然が共存する場所とのこと。

そこに人の手が加わった山のことを指すようだ。


原生林の中に住んでいるわけではないので“里山”(^v^)


ということで、、、庭先に丹精されている花々の紹介。

藤に続き、ご近所の美しい花。

今満開のモッコウバラ。(鹿に食べられずによく育っていたw)





そしてこれは“テマリカンボク”。

アジサイではない。

    

よく似ているがテマリカンボクはスイカズラ科ガマズミ属。

スノーボールと付けて呼ぶようだ。わかりやすい。



      


同じお宅の躑躅とモッコウバラのコラボ。そしてラベンダー。


山だけでなく、畑や田んぼ、そして庭先にも

住んでいる人たちの手が加わり、美しい風景を織りなしている。

今は自宅前の田植えが終わったところ。ここがやがて緑一色になり秋には黄金色になる。




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山の藤とあやめ

2014年05月07日 | 京北町のこと
GWも過ぎ、静かな里山が戻ってきた。

朝晩はけっこう気温が下るが今日は清々しい乾燥した晴天。

今は山の藤が満開となっていて、道を走っていると山藤に絡まられた木々を視ることができる。







       



かなりのボリュームでからまっているので木にとっては迷惑な蔓なのかもしれない。

道路から見ると色がいわゆる“藤色”よりもやや浅いが木全体が薄紫のカタマリ状態のものも。







そしてご近所の花。




これはアヤメ。

花びらに見えるガクの奥の方が絞り染の布状態になっている。

アヤメの語源は諸説あり、菖蒲を指すとも、花基部が網目状(絞り布=綾目模様)になっているからとも。

私はこの時期のその種の花はその絞り布説を採用して区別している。

    



もっとわかりやすくヒオウギアヤメ(網目状がくっきり from Wikipedia)

    



これからもいろんな花が控えている。

我が家の庭にもつぼみ状の植物が数種類。

咲いたらUP予定。
コメント (2)
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