宇ゐの里山徒然記

町屋暮らしの後、2013年10月北山杉の里、右京区京北町に移り住みました。
周辺の紹介と暮らしの事など綴ります。

木賊

2006年07月31日 | 京都風景
歩いているとすごいお寺があった。
お寺がすごいというより、そこに植わっている『木賊(とくさ)』(別名『歯磨草』)である。




  

西大路一条を東へ行ったところにある『成願寺』というお寺に
ぐわーーっと生えていた。
お寺内の角を曲がっても



  

・・・と圧巻である。。。

和のしつらいを考える庭の植物としては定番だが
ここまですごいのは見たことがなかった。
びっしり生えてまるで壁の素材のようになっている。


木賊色という色名もあるのだが実際の色とはだいぶ違うかな・・・
祇園の鉾に『木賊山』というのもある。


我が家の庭にも木賊は以前から植えたいと思っていた。
先日仕事先でふと立ち寄った植木やさんで
これだけあれば! と意気揚々と買って植えたのだが
この圧倒される量を見るとうちのはだいぶ寂しい。。。。

まるで・・・

   VS 
   「鍾馗(しょうき)様と無精ヒゲ(byラッセル・クロウ)」 

どうやったらこんなに茂るのだろう。
もっとも庭中が木賊だらけもイヤだがもう少し瑞々しい生え方にはなってほしいものだ。





  


 やっぱり貧相だ・・・( ┰_┰) シクシク


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雨の侵入者・・・

2006年07月19日 | 町屋
朝、まだ雨が降り続いていた。。。

廊下から濡れた庭を見ていると

ササササ・・・      ・・・動く物がいる。

(◎_◎) ン? とよく目をこらしてみた。
最初は大きな蟲かとこわごわ動く物の方をみると
それはなんと。。。













な。。。ナント  蟹クン


なんでこんな街中に蟹がおるんやろ。。。
まぁ近くに“沢”に近い細い川があるのだが 
そこからも我が家の庭にたどりつくまでは二軒の庭を通過しないとである。


豊富な雨量の中を水の流れる道を川と間違えて移動してきたのだろうか。

これは格好のblogネタ とばかりにカメラを向けると

恥ずかしそうに岩陰に引っ込んでしまった





仕事に出かけている間も帰るまで居てくれるかなぁと
気になるw

これが同じ大きさの毛虫なら『はよ、どっかに行ってくれぇ・・・
と願うところなのだが、“蟹”となるとクンだかサンだかをつけたくなるくらい
愛らしい対象となるものだw
不公平な話である・・・。

幸い夕方仕事から戻った時にはまだいてくれた。
午後から雨が上がり、庭が乾き始めていたので
岩の辺りを中心に水をホースでかけてあげる。
随分待遇をよくしてあげているつもり

ここが気に入ったのなら名前でもつけてしまおうかと思ったが
陽が落ちたらいなくなってしまった

つかのまの闖入者だったが
おかげでここが“街中”だという意識が薄れてしまったw

また来てくれないかなぁ・・・
この次また立ち寄ってくれたら名前をつけてあげよう

てんぷらにして食べようなどとは決して思っていない



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マイナスイオンたっぷり♪

2006年07月16日 | 京都風景
祇園祭りの真っ最中である。どこへ行っても人や車の大渋滞・・・
そこで街中から脱出~~

久々の大原である。
出発に際し、お小遣いは3000円で・・・というメールももらった(o_□_)o
(京都~♪大原三千円~~♪)
・・・・・・・・  


我が家の近所も緑が多いがここ大原の“緑”は見事だ。
まずは『宝泉院』額縁の庭園。
     
 

  



9時過ぎには大原に着くよう、早めにでかけた甲斐あって  
道もお寺もすいていた。
この後『三千院』へ行ったのだが
会うお坊さん達がみな“おはようございます”(*- -)(*_ _) と挨拶してくれる
他の観光客にはしていないので 私達だけに・・・なのだ。

しばらく三千院の中を歩いて行くと“満中陰法要”のフダ・・・
なるほど・・・そういうことなのねw

友人と私が着物を着ているからのようである。。。。
しかも友人はグレーのしじら。私は黒の夏御召(絣が入ってるんだけどなぁ・・・)w
モノトーン着物の二人はどうみても法事のお客様というところだったようである
法事の時にしか着物を着ないものなのかなぁと思いつつも
挨拶されて悪い気はしないw




まぁ引き続きマイナスイオン画像をw



蹲(つくばい)好きの為、こんなに蹲画像をゲット

 
  

そして

  

ゴルフ場ではないw 三千院の苔庭である
こういう深い緑は見ているだけで元気になるものだ。

このブログも段々観光ブログとなってきた・・・
止むを得ないとは言え、おわびの画像をw


 

  
  



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宵×4山

2006年07月14日 | 京都風景
仕事へ行くための道を頭の中でぐるぐる模索する日々が始まった。
祇園祭りである。



帰り時間がいつもより早かったので
街中にを置いたついでに“山鉾”が立っている辺りをうろつく。

まだ鉾が立っていないやぐらのみのもあったが
大きなものはもうお囃子が響き、建物から組まれている橋で
直接鉾の上へ乗ることができる。





鉾も壮観だが楽しみは街中の大きな商家や町屋で展開される屏風祭りなのだが
今日は宵×4山(宵々々々山w)とまだ早いので屏風の展示“準備”中w
観ることができなかった。



あったのはうちわの柄の展示。もっと四条の南の方まで足を伸ばせば
観れるところはあったのかもしれないが
なにせ仕事帰りでそう長距離を歩く気力がない

しかしもうムードは盛り上がりつつあり、



このお店の奥では芸妓さんを呼んでのお食事会。
格子越しにカメラを向けて失礼きわまりないのだが
なんともいいムードなのでつい。。。



古い町屋の二階も全開状態で開放感たっぷりである。

大きな鉾が立っている近辺はさすがに人が多かったが
それ以外の場所はまだすいすいと歩ける状態。
これが宵山が近づくにつれ、人出が加速し牛歩状態になるのである。
そうなったらゆっくりカメラを構えることもできないかもしれない

そして明日・明後日は渋滞が緩く“走れる”道を予測しながら
どうしても街中へ切り込まなければならない時は
京都府警の祇園祭り規制地図を見ての走行と相成る。
過去に適当に走っていたら道々に立っている警察の人の誘導によって
30分かけてもとの場所に戻った。。。

走れる道でも詰まってしまって先に進めなくなる場所もあるので
『この道を行くことが吉と出るか凶とでるか。。。』と
ギャンブルをしない私がこの時期だけは“賭け”をする・・・

コメント (4)
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三種の神器

2006年07月08日 | 町屋
ようやく雨が降らない日に時間が出来た。
庭のどくだみや雑草が気になっていてトイレやお風呂へ行く廊下を通る度に
にょきにょきとエネルギッシュに生えてきた雑草を恨めしく思っていたのだ。

何故だか今日は草取りをしようと思う日に限って雨が降るw。
やっと今日は出来るという時になってハタと思うところがあった。
虫や蚊への対策・・・
近所には緑も多く裏は竹が生い茂る静かだが虫も元気なエリアなので
蚊ももちろんパワフルである。

そこで登場するのが三種の神器なのだw それがこれw

    

中央のは“蚊遣り器”で蚊取り器とは言わないらしいw
どう違うのかわからないが風情があって←これより場所をとらないので
気に入っている。

作業にかかる30分ほど前にこの蚊遣り器で庭を燻しはじめ、
長袖を着て腰からはこの“お外で・・・・”の携帯用蚊取り器のファンを回し、
さらに虫除けのパウダースプレーを手足や首にシュっとしてからの開始

結果、実に快適に且つ集中して草むしりが出来た。
すっきりした庭はやはり気持ちがいいものである

    


しかしこの状態もあと数日後にはまたもや毒ダミの芽がチョロチョロ出始め
1週間もしたらまたもや立派に成長した草どもが葉を広げるようになるのだ。

この雑草とのバトルは晩秋まで続きそうである。。。


そして今日、ショックなことをやらかした・・・

   

   あちゃ~~・・・

形ある物いつかは壊れる・・・とはいえ気に入っていた蚊遣り器なのに・・・

ま、慌てず騒がずアロンアルファで直しました
今は再びほのかな蚊取り線香の香りを漂わせています。メデタシメデタシ


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小さな町の美食

2006年07月03日 | 美味しいもん
法事があって田舎へ行ってきた。
島根県は益田市という小さな街である。
海と川の近くなのでとにかく魚料理が美味しい。
まずは天然の鮎
初物だwらっき~~ 



当然のたで酢に脇にあるのは梅干ではないw
“やまもも”である。今が旬の果実でほのかな酸味と甘さがあって懐かしい味。

そして超ローカルな名前のついている小さな貝のご飯。



あわびの赤ちゃんのような貝だそうで名前は“ぼべさら”。
何度聞いても忘れてしまいそうな連想しにくい名前だw
薄い醤油味のご飯に潮の香りがして美味しかった。
こういうご飯をいただくと高級食材による美食が逆に色あせて感じる。
大雨による山口線の不通で新幹線を広島まで戻ってからバスでの迂回で
やっとたどりついた日本海側の町。
決してお手軽にはたどりつけない場所だがこれらの“地”のごちそうは
極上の贅沢品と言えるのだろう。

そして前後するが他には“のどぐろ”の煮付け。(写真はなしw気がついたら骨しかなかった )
これは絶品である。(ほかに表現する言葉がないw)
何気なく出されたが一般的には随分高級魚とされているらしい。
もっとも高級魚となっているのは遠い大都市なのかなw
前夜の魚料理店では“のどぐろ煮付け定食”なる札が普通にかかっていたし。

今度はもう少し長逗留をして日替わりで魚料理を堪能する旅も計画してみよう。

しかし今回は(もw)。。。食べすぎました。。


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