宇ゐの里山徒然記

町屋暮らしの後、2013年10月北山杉の里、右京区京北町に移り住みました。
周辺の紹介と暮らしの事など綴ります。

開田高原 Part2

2007年08月02日 | 町屋
朝起きてR361を九蔵峠の展望台へ行く=3

  

ここからの眺めは開田高原が木曾御嶽山の懐であることを実感する。
Part1のトップのパノラマ写真もここからの眺め。
あいにく雲がかかっていて御嶽山の姿は隠れていて残念。

朝ごはんは近所の手作りパン工房さんのパンと美味しい珈琲をいただく。
午前中はゆったりまったりおしゃべり。

ここできれいだった高原の花をちょっと紹介。

 

左:ササユリ  
    日差しが強くて色がでていないが淡いピンクの山百合である。 
    葉が笹の葉に似ているのでそう言うらしい。
右:オカトラノオ
    山に咲くサクラソウ科の花。星型の白い花が下のほうから咲く。
    虎の尻尾にその様子がにているところから。




お昼に再びお蕎麦(今度はざる)を食べた後、
今回事前の下調べをしていて行きたかったブルーベリー農園へ。
7月下旬からブルーベリー狩りができるとのことで
天気もいいし絶好の日和。

採るのに一生懸命でここの農場の写真は忘れてしまった
下左の写真は前日の馬頭観音からのもの。斜面を利用しているので少ないが
行った「KAIDAファーム」はもっと広い農園だった。
ブルーベリーの樹高は思ったより低い。下右がブルーベリーの木。

 

収穫は700gほど。けっこう量があります

それから昨日子供だらけでゆっくり見れなかったので再び木曽馬の牧場へ。
今度は実に十数年ぶりの乗馬
友人も初乗馬挑戦!

私は着物の仕事をしているのだが前歴を知っている人は多くない。
今の仕事の前は乗馬のインストラクターをしていた(;^_^A
馬に乗れるというのはこういうときに便利だw
初めて乗る馬でもかなり楽しめる。
木曽馬は体高が低く、急に走られても大きな馬よりも怖さが違う。
力はあるが、人にもよく慣れていて乗りやすかった。
勝手に乗るのでサービスしてもらって30分弱乗馬。

ただ、ここの馬クン達は日々“引き馬”で同じ場所や方向で歩いているせいか
違うコースを走らせようとするといつもの場所や道へ戻ろうとしてしまう。
右へ右へと寄るクセのある馬を右周りで左端の道をきちんと歩かせるのには
乗り手の右足の補助動作がかなり必要。
お陰で馬から下りた後は右足が異常に疲れていたw

                

五感で楽しんだ開田高原を後ろ髪を引かれる思いで夕方出発。
まだまだ楽しめることを残しているので近いうちにまたぜひ訪ねたい




『開田高原 その後』

当然収穫したブルーベリーの登場w
      

タンタラタラタラ タンタンタン

ブルーベリーソースの作り方

ブルーベリーを軽ーく洗って鍋に入れ、グラニュー糖や蜂蜜を入れて弱火で煮る。 オワリ。

  
  注1:ブルーベリーの実に薄く白い物がついているがこれはブルームという果実の粉で
    新鮮なほどついているとのこと。取れるほど洗ってはダメ。

  注2:弱火で煮始めたらまもなくジュースが出るので鍋から離れないようにw
     すんでのところで吹きこぼしそうになってしまった。。。
     ↓鍋にきわどい跡が・・・(^^;

   

右は消毒したビンに詰めたところ。
少しゆるめで火を止めてちょうどいい。
煮詰めすぎると冷めた時羊羹のようになってしまうらしいw




以上 開田高原満喫旅行。
    あと数日はジャムで楽しみます











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開田高原 Part 1

2007年08月01日 | Weblog
 


  =З 車で木曽福島の開田高原へ行ってきた。
御嶽山の麓に広がるこの高原に友人がご主人と夫婦で岩魚料理のお店をやっている。
お昼前に着いてとにかく昼食
木曾開田村へ来たのだからまずはお蕎麦だ

     
    
 築190余年の『ふもと屋』さんで“とうじ蕎麦”をいただく。
真夏とはいえ雨がぱらつく天気での高原はおそらく気温は20℃前後かとも思うほどの涼しさ。
ここの“とうじ蕎麦”は暖かいおだしでいただくのでほんとにほっと一息つける。
             

このふもと屋さんは東京青山や丸の内に『麓屋』SOBAキュイジーヌなるものとして展開しているようだ。
冬は東京でもこのとうじ蕎麦を食べることができるようである。
しかし豪農だった様子のこのお宅はそのまま博物館のよう。



その後木曽馬がいる「木曽馬の里」へ。
その時間帯はもっとも観光客が多いようで子供達でいっぱいだった。
かわいい仔馬もいて厩舎独特のにおいに懐かしさも感じながらも
お馬さん達は仕事が忙しそうなので乗せてもらうことは断念。

  
  お食事中w

体高が低い割にはしっかりした胴回りである。
戦国時代にはこの地域で作られたこの体躯で山岳戦の大事な戦力だったことだろう。
TVの『風林火山』ではサラブレッドが颯爽と走っているが
実際にはこのサイズだったのではないかな 

そして山の方へ回り、馬頭観音へ。
馬の供養碑であり良馬安全そして五穀豊穣を願うこの馬頭観音は
開田村一村で1200体を越える数があるらしい。
主な物はお地蔵さんの頭上に馬頭があるのだがここ丸山馬頭観音は木曽馬の等身大の像が社に奉納されており、絵馬や天女の絵も中に掛けてある。
おそろしく古そうだがまだ色が残った状態。

     

            

   馬は信仰であり家族同然なので、仔馬が生まれると階段の上の社の鐘を鳴らして村人へ知らせたとのこと。


宿泊は近くのコテージへ。
テラス付き山小屋を一棟借りる状態なので広さも充分。
何よりの贅沢は周囲の緑だ。白樺林に囲まれるように建っている。

   


そして開田高原へいざなってくれた友人とのゆっくりとした時間とお目当ての岩魚料理。
 『わらび野』さんでの至福のひと時
お料理とお店の空気、そして会話を充分楽しむ為にデジカメの出動はなし。
やはり特筆すべきは頭から尻尾まで食べられる岩魚の塩焼きだ。
岩魚ご飯でしめくくられるまで十分に堪能。



静かに流れる時と素敵な出会いを楽しみ
自然の恵みと馬のぬくもり、歴史を感じる贅沢な旅となった。


書ききれないので他の話はPart2で




       
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