佳代さんが洋菓子店でパート勤務していることは有名ですね。
さて、佳代さんがこの洋菓子店へ勤め始めたのはいつからだったのでしょう。
2017年頃の報道には勤め始めた時期も載っていたような気がするのですが…。
今回探してみたのですが見つかりませんでした。
それでも、不思議ではありませんか?
まず、佳代さんは週5、6日のパート勤務で12万円を得ていたようですが、それで生活費の高い東京で生活が成り立っているのが不思議だと当時から言われていました。同居しているお祖父さんの年金、小室父の遺族年金があるから、生活には困ることはない、という説明に納得はしたものの、どこか釈然としなかったものです。
そして、佳代さんは2018年にこの店をいったん休職して、2020年4月からまた復職しています。復職後は週一勤務になりましたが、休職前と同じ12万円を得ているそうです。
佳代さんはなんだかすごく優遇されているじゃないですか。
普通のパートのオバサンなら考えられない条件です。
調べてみました。
マッターホーンの社長は、金子亮一さんとおっしゃいます。
このかた、なかなかすごいかたでした。
まず、公益社団法人東京都洋菓子協会の理事です。
マッターホーンは1952年創設していらい現在まで続く老舗ですから洋菓子協会の理事くらいになっても不思議はありませんが。
なんと2020年には『現代の名工100人』に認定されています。
公益社団法人東京都洋菓子協会のサイトより2020年度 現代の名工決まる(2020年12月24日 最終更新日時 : 2020年12月24日 )厚生労働省では、「卓越した技能者を表彰することにより、広く社会一般に技能尊重の気風を浸透させ、もって技能者の地位及び技能水準の向上を図るとともに、青少年がその適性に応じ、誇りと希望を持って技能労働者となり、その職業に精進する気運を高めること」を目的として、各業界においてきわめて優れた技術を持ち、技能を通じて労働者の福祉の増進及び産業の発展に寄与する、他者の模範となるなどの功績を挙げた職人を「卓越した技能者(現代の名工)」として認定している。2020年度は全20部門から150名が選出された。
(公社)東京都洋菓子協会の関係者としては、常務理事の内藤武志氏(プリンスホテル)、理事で連合会公認技術指導委員の日髙宣博氏(パティスリー・ラ・ノブティック)同じく理事の金子亮一氏(マッターホーン)の3名が表彰を受けた。なお、今回は新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、表彰式は各部門の代表者20名に参加を限定して開催され、参加者以外は表彰状が郵送により各自に届けらた。
受賞者3名、常務理事、理事、理事のそろい踏みです。
内藤 武志 常務理事
日髙 宣博 理事
金子 亮一 理事
こういう類いの表彰は大抵偉いさんが貰う。言い換えれば政治力があり、かつ名誉欲も人並みに持っている人が貰う。
金子氏はまた「協同組合 全日本洋菓子工業会 」の常任理事もされています。
理事長は小澤俊文氏(株式会社コロンバン)です。
協同組合 全日本洋菓子工業会は、中小企業等協同組合法により、昭和36年5月に設立された団体です。現在日本全国で150社余りの洋菓子・パンの製造を行う事業所が加入しています。
当工業会はその目的として、組合員の相互扶助の精神に基づき、組合員のために必要な事業を行い、もって組合員の自主的な経済活動を促進し、かつ、その経済的地位の向上を図ることを上げています。 また、世界の洋菓子組合から構成される世界洋菓子・パン連盟(U.I.B.C.)に日本の代表として参加し、世界的レベルで洋菓子界の現況や将来性についての問題を共有し、親交を深め、加盟各国との交流に努めています。
当工業会は、こうした視点に立った組合活動を行っていますが、多くの方々と共に活動することを望み、ぜひ貴社の参加(組合員/賛助会員)をお願い申し上げます。加入をご希望の場合は当工業会事務局まで直接お問い合せ下さい。
こうして見てくると、佳代さんがマッターホーンへ就職したのも、普通のオバサンが不足気味の生活費の足しにしようと、たまたま応募して採用された、というより、何かありそうじゃないですか。
金子社長もお菓子協会、組合にも皇室パワーのなにがしかの恵みは及んだのか、これから及ぶのか…。