食欲のない猫と暮らすのは、苦労が多い。
慢性腎不全の猫さんとお暮らしの方は、どうやったら食べてくれるのかと、
日々頭を悩ませている方が多いかと思います。
まいすの食欲は、なかなか以前のようには戻りません。
バリバリ食べていたドライフード(アニモンダ・ニーレン)は、日ごとに食べる量が減っています。
大好きなシーバを時々混ぜながら、手で一粒ずつ食べさせると、けっこう食べてくれていたのですが、
今日はシーバはちゃんと食べるのに、アニモンダが口に入ると「ぺっ」と吐き出しやがりました
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あんだけ好きだったのに、どうしたんだよー
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ウェットの処方食はほぼ全滅。
これが健康な猫なら、空腹がガマン出来なくなれば食べるだろうと放っておけるのですが、
食べなくて痩せるのが一番よくないと言われる腎不全の猫に、そんなクールな対応はできません。
処方食で必要カロリーを摂ってもらうことは、諦めました。
もうこの際、なんでもいいから食べてもらおう。
1.処方食を食べる。
2.処方食以外を食べる。
3.なにも食べない。
という段階で進んでいくのだとすれば、2の段階に来たのかも知れません。
でもどんな高たんぱくの塩分強いフードでも、何も食べないよりはマシというもの。
美味しいものばかり食べると、処方食を食べなくなるのでは?と不安に思い、
今まではほんの少し、騙す程度にしか与えなかったシーバ。
食欲には波があって、これまで何度かシーバを使ったことはあるけど、食欲が戻ると、
自然に処方食だけでも食べるようになっていました。
でも、今回は違うかも知れないという気もしています。
こんなにシーバを主食みたいにしてしまうと、元の不味い(のかどうかわからんけど)
処方食は、もう食べないかも。
だけどもう、それならそれでしかたないよ。
処方食を食べて長生きしてほしいのが私の気持ちだけど、食べるもの食べさせるしかないもんね。
食べたり食べなかったりという生活は、これからずっと続くのだと思います。
飼い主がそういう状況に慣れること、気にしすぎないことが大切だと病院で言われました。
たしかに私、毎日の量を記録してるせいか、気にしすぎなんですよね~。
食べない日は、何をしてても気持ちが晴れないのです
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今日は体重減っていないどころか少し増えていて(シーバ効果か?)、ちょっとほっとしました
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それにしても、数値的にはそれほど重症ではなく、脱水もそんなにひどくない。
嘔吐もない。
その割に食べないのは、なんでなのかなぁ~
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ごはんを催促することもなく、がつがつ食べることもなし。
数時間おきに、顔の前にごはんのお皿をもっていくと。
匂いを嗅いで、プイッと横を向くこともあります。
ひと口ふた口だけ、舐めることもあります。
それをすぐに諦めないで、何度も何度もしつこくおススメすると、
「それほど言うなら食べてやるか」と、突然食べ始めることもあります。
気を長く持ち、決して諦めないことが肝心。
猫界の芥川賞作家
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ちなみにこのフード(処方食をふやかした)は不評でした
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銀のスプーン15歳以上まぐろにコバルジンを混ぜたもの。
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完食
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これでは、まだまだ私の心の平穏には遠いけどね。