9年前の今日、ばまちゃんは福島の三春から車に乗って、うちの子になった。
暑い中ケージに入れられて、車に何時間も乗せられて、不安でたまらなかっただろうね。
大地震、無人になった町での1年半の暮らし。
夜ノ森駅で捕獲されてシェルターに入ってからの1年9ヶ月。
震災以前の暮らしは知る由もないけど、たぶん野良猫だったのだろう。
保護当時は全然人に慣れていなくて、シャーシャー威嚇が激しかったという。
シェルターのスタッフさんの努力でようやく慣れてきて、里親募集を出すまでに1年以上かかった「オバマ君」だった。
どういう縁なのか神様の思し召しかわからないが、うちの子になって、名前も「ばまちゃん」に。
最初は「おばまん」て呼んでたな(笑)
あの日から9年。
ばまちゃんはいない。
うちで暮らした7年と9ヶ月。
短かったなあ。
う〜に〜16年。まいす14年半。
ばまちゃんも10年以上いてくれると思ってた。
何度も肛門腺炎になったり糖尿病を発症して、最初はトラブル続きだった。
飼い方や環境がよくなかったのか。
何度もそう思った。
他の里親さんに引き取られていれば、ばまちゃんはもっと幸せに、長生きできたのかも知れないと今も思う。
しかし起きてしまったことは、もう戻らない。
自分ができることをする以外なかった。
ばまちゃんがどう思っていたかは別にして、ばまちゃんと過ごした日々は、私にはとても楽しくて幸せだった。
ばまちゃんはすごく懐いてくれて、私がいるときは必ずベッタリくっついていたから、ふたりで1セットみたいになっていた笑
だから去年から、毎日寂しくてしかたないよ。
ばまちゃん、可愛いばまちゃん。
毎朝、写真に声をかけて、おでこを撫でる。
いつか会う日まで、忘れないでね。
シェルターにいた頃
うちに来た当初、クローゼット生活。
あまり目が開いてなかった。
逆さ睫毛で目ヤニも多かったね。
次は押入生活。
いつの間にか、こんな顔になった
私の足の間が大好きだったばまちゃん。