観月の乱18からの流れで、本夜会とは関係ない庭に皆を集めての、若者たちだけでお月見です
当初の構想段階では、観月の乱18じゃなくて、あそこで完、だったんですが
(場が険悪になったところで持ち直す気配もなく、その場でなんとなく逃げるように解散~、ミオ立ち尽くす…みたいな)
数枚程度の夜会が倍以上に伸び、その後のSSを二本も付けたす程の増長っぷりに
ここまでミカとご子息様たちとの問題を明らかにしておいて、そのまま問題を将来に持ち越し、て事にすると、
ミカの里帰りの意味が全く無意味にならないか?と思い直し
(ネタを残しまくったヒロミオの家と違ってミカの家はそうホイホイ遊びにくるネタもなさそうだし)
もうここで一気に、ミカの方の問題を片づけておくか!という事になってしまったので、もう少し続きますスミマセン
(-_-;)ナゲーヨ
そもそも、ミカの里帰り編(夜会編)は、
ウイたちを満足に紹介することすらできないミカのポンコツお貴族様っぷりを、平民出のモエギが正しい紹介のお手本を示す
っていうことで
・ミカが貴族界を留守している間にモエギが一歩も二歩も先に行っている
・それを実感させられてミカが貴族界に真剣に向き合うようになる
という流れにするつもりで作っていたわけなんですが
いざ描き始めてみると、頭の中で話を作っていた頃より数年もの間が開いているせいか、うまく4コマで表現できず
じゃあSSで補完するか、って思って「月が観ていた(ミカ)」を書いたんですが
ミカは思っていたより成長していて、精神状態がちっとも思惑の軌道に乗らず、惨敗しました…
いや、まだだ!まだなんとか軌道修正は行けるはず!!と思って、月を観ていた(モエギSS)を懲りずに書いてみたんですが
こっちも、思った以上にモエギがこじらせていたために、まったく見当違いの方向に走って行ってしまったので投げました…
モエギがこじらせてるのは、「俺も兄ちゃん欲しい」じゃなくて「俺が兄ちゃんになる」だから今のところ手に負えません
貴族界でちょっと浮いてたミカの兄ちゃんポジになりたかったのに、ヒロがいることで自分のポジが見つけられません
ヒロと二人、ミカと二人、っていう状態でなら、それぞれとうまく付き合えるのに、
ヒロとミカと三人、っていう状態になると自分の立ち位置が解らなくなって思いっきりこじらせる、って感じです
ミカが、ヒロとお爺ちゃんが一緒にいるとどうしていいか混乱するのと同じです
なのでこの三人を絡めた話は妄想畑のどこを掘っても面白いものは何にも出てきません!
モエギに関しては、婚約者が救いの手を差し伸べてくれるのと、さらにもっと先の将来で「貴族界の弱者の星!」っていう
独特のポジションを見つけるまでは、ひたすらこじらせまくる事しかできないんだよなあ、っていう状況です
なのでこの先もあまり絡んでくることはないようだし
ミカはミカで勝手に覚醒したような状況になってしまったので、ここはもう仕方なく、月が観ていたの方を本格的に修正
2000文字ほど追加してます
この他愛ない2000文字を書いてる間に、若者たちの月見の内容は多分こうなってるんだろうなあ、っていうのが見えたのと
さらにもう一本、無駄にSSが出来てしまいました(;'∀')
なにこの 無限増殖、怖い!!!
って感じなんですが
若者たちの月見はただただ座って喋りまくってるだけなので4コマにするとコピペ炸裂
SSにするとカギカッコ爆裂、になるのは必至だったので、「観月の変」と題しまして一枚落書き絵で
SSはせっかくなのでそのあとかる~く書いてみます(多分、たぶん、もう増殖はしないでくれるよな的に)
で、
あとは
書き漏らしてたもろもろなネタがあるなかで、外せそうにない4コマをいくつか描いて、ミカの里帰り編終了
(当初の予定では妹がちまっと顔出すんですけど、これどうしようかなあ状態です)
(妹、設定したけど、必要あるかなあ、って今思ってる)←ヒドイ
で、一枚絵の詳細(落書きすぎて見えないです?)
若者たちの月見、とはいうものの、本開催である観月宴灯の邪魔しないように、若者だけで飲み食いしながらくっちゃべるぜ
ってことなので手の空いてる従者に小さな庭の一角に灯りと軽い軽食を用意してもらってただただ適当に集まってるだけです
お喋りしたい人は仲良し同士適当にしゃべるし、付き合いだけの人はその場にいるだけだし(参加することに意義がある)
っていう軽い社交場的な雰囲気の中で
まずモエギはミカを避けてはいられないので
「ミカヅキ殿にもそれなりに思惑があっただろうに後からしゃしゃり出てゴメンネー」
って感じのモエギの歩み寄り
しかし、この時点ではまだヒロのとりなしがないので(目の前にいるご子息たちに自分たちの関係をばらせないので)
「大変不愉快な真似をしてくれたが解っているなら伯爵ゆずりのその戦法を改めたらどうだ」
「俺とルガナ伯爵の仲が非常に悪いのも解っていて、同じ態度で歩み寄ってくるのが解せない」
「命令されての事なら、逆効果だと言っておけ」
という、社交辞令を微塵も使う気がない(もうお貴族様ポイントはマイナスよ)ミカの本領発揮に、モエギ切れます
モエギはヒロの顔をたててそれなりに耐えるつもりでしたが、伯爵様を引き合いに出されると黙っていられません
「伯爵様はこの場に関係ないだろ、程度の低い八つ当たりはやめてくれないかな」
「お前が伯爵の名代で来たって言ったんだろーが!」
「社交辞令!社交辞令も使えない君には解らないだろうけど社交辞令ってものがあるんだよ世間には!」
「社交辞令で身を滅ぼしかねないお前らに言われても何の感慨もねーな!」
「だからお前ら、っていうな、らじゃねーよ、らじゃ!」
「自分で解らんのか、お前ら何から何まで瓜二つだ!」
と再び言い争いが始まるのを、ご子息たちは口をはさめず戦々恐々
ウイがミカをなだめつつ、ヒロがモエギを抑えつつ、からの
「それを言うなら俺にはミカ殿とモエ殿の戦法も瓜二つに見えるんで、それでおあいこで良いじゃないですかね?」
っていう八方美人な仲裁の仕方に、仲良く二人がキレます
「こいつらと瓜二つとか、これ以上ない侮辱だ、改めろ」
「まったくだ、あんな軽薄な態度と同じに見えるとか、何を見てるんだ」
しかし
「軽薄とか!服着て歩く軽薄のお前らに言われたくねーよ!」
「だから、お前らって言うなって言ってるだろ!」
と再び二人の間で悪口勃発、間でヒロがサンドバック状態にもならず、ウイ登場
「仕方ないよ、ウイたちお貴族様じゃないんだもん」
「二人が一緒、っていうより、お貴族様たちの話し方とか、行儀作法とか、みんな一緒に見えるよ」
という仲裁をされて、成程そういう目線なら仕方ないか、そういう意味なら仕方ないな、と二人納得
ミカはウイのいう事をホイホイ聞いてしまう性質の為
モエギは、ちょっと周囲の目が気になる為
「感情的になってしまったけど、諫められて目が覚めた、ミカヅキ殿の同じもそういう意味でしょう」
と、モエギが改めて譲歩をみせるものの、周囲の目は全然気にならない問題児ミカ
「わかりゃーいいんだ馬鹿め、でもお前は伯爵と瓜二つだけどな」
ってやり返して、再びモエギがキレる
「馬鹿は君だ!場を治めるということも出来ないとか、だから君の仲間紹介はお粗末過ぎて見ていられないんっていうんだよ!」
「何を言うか、お前の紹介の仕方も脳みそ使ってねえじゃねーか、愛想ふりまきゃそれでいいと思うなよ」
「それは自分にいえ、じじい連中にニコニコしておこずかい貰ってるガキじゃねーんだぞ」
とやり始めて、ウイもヒロも、もうお手上げ状態
お互い喧嘩しつつも肝心なことはばらさないでおくという暗黙のルールは破ってないみたいだからほっとくか
(そんな暗黙のルールに構ってられないくらい程度の低い言い合いでしかないが)
って事でウイたちも二人の好きにさせてますが
ご子息様たちにはひたすら苦行!
特にモエギに対しては、こいつ処罰されるの怖くねーのかよ恐ろしい奴だな、というドン引き状態です
今までさんざん侮ってきた相手ですが、見方を変えないといけないようだ、てことで全員一致
火の粉が自分たちに降りかかってくる事だけは避けたいご子息様たちです
そんな月見の波乱の締め4コマを少々描いて、うっかり出来上がったSSを描いて
無駄に壮大だった夜会を閉めたいと思います
あ、ご子息トリオの名前決めないとだめかなあ…