ウイ 「ふつうはもうちょっと融合してるものだと思うんだけど」
ヒロ 「どっちも完璧にやろうとしすぎてそうなっちゃうのか…」
ミカの故郷編だけで一年経っちゃったよ!!!っていう恐ろしさから細々したネタはもうこの際飛ばすか、ってことで
いろいろすっ飛ばしてますが
ウイたちの装飾品を選んでるのはミカです
妹の社交界デビュー時に贈るために用意していた宝石なんかを急遽取り寄せて使ってます
(ミカは鉱山、職人工房、宝石商、を持ってますのでな)
着付けとヘアスタイルのセットはメイドさんたちにおまかせです
その中でウイの巻き髪は、ウイ自身ものすごくお気に入りで、様子を見に来たミカに
両方の巻き髪を手でもってびょいーんと伸ばして、びよよよ~ん、ってなるのを自慢げに見せつける
「ねー?」「…はあ?!」
っていうネタがあったからあの髪型なんですが…正直描くのものすんげえめんどくせええええ!!!
あとヒロはぼさぼさ頭を綺麗に撫でつける髪型にしてもらってますが、これも描くのがすんげえええめんどくせええええ!!!
特にヒロのいつもの髪型は手癖だけで描いてるのでどこが跳ねてるかとかその日の気分!アホ毛も気分!ていうかバランス!
ウイとヒロはアホ毛でバランスとらないとうまく描けないので後悔しまくりのヘアスタイルでございますよとほほん
つーかもうヒロは別キャラのように見える(ビバアホ毛)
ミオ 「せっ、世界が…違いマス…」
ヒロ 「まったくだ、4.5頭身デフォルメ顔の俺たちには入り込めない世界だ…」
ミカはやるとなったら、徹!底!的!に!やる子です
ウイたちは今夜から夜会に参戦なので初めて見るミカの一面に引いてますが
当のミカはいたって平常運転、前日から一足先に参戦して、片っ端から諸侯の方々に突撃しまくってました
貴族界の勢力図を基に、どの侯爵から篭絡させればいいか、どの話術を使うか、どこまで駆け引きをするか、っていう
前日まで万全に企てていた知力戦をフルパワーでもってして戦いにいってます
ちなみにアレ、演技じゃないですからね
マジもんのやつです(そもそもミカは演技とかできないわけで)
かの伯父さんは「今回は不参加」との情報を事前にお爺さんに聞いていたので、不意打ちで駆けつけた伯父さんに会えて
よっしゃー!余すことなく獲物ゲットだぜ!!ってところ
「今宵は月もグラスに~」の件も、別にミカがいきなり気障なポエマーになったわけではなくて
グラスの酒に月を映しながらお話ししましょう、って事です
つまり月を映し続けるには酒を飲みほしちゃダメなわけで、そこそこ酔わないうちに重要な話をしたいです、っていう
暗喩です、暗喩
貴族の社交界では、言葉も着飾って美しく整えるのが当然です(なのでミカの本質とは相性が悪いことこの上ない)
後継ぎとして英才教育を叩き込まれたおかげで、ミカは随分小さい頃から年齢以上に紳士の振る舞いは完璧だったわけですが
外側が出来ていても中身がない、っていう、ただの優秀なロボット状態でした
それが、ウイたちとの旅を経て経験を積んで、年齢も振る舞いに追いついてきて、さて今!
ミカ本人としては、やってることは昔と何も変わっていないのですが、周囲の見る目が格段に変わりますよ
伯父さんも昔からの鉄面皮ミカを良く知ってるだけに、なんかわけもわからずメロメロですよ
あ、伯父さんって言ってますが
彼は、ミカのお爺さんの弟の息子なので、正しくいうと従伯父、なんでしょうけども、まあ簡単に伯父さんって呼んでます
(いい呼び方が思いつかなくて…あと名前考えるの面倒で…)
でミカはこの後、伯父さんとお庭でグラスを傾けながらお話しです
屋敷を空けていた間の旅の話を軽く説明して、公爵の下で公使を務めている事と、ウイたちとの関係の話です
この伯父さんとはちょっと緊張状態にあるので…
(なにせこの伯父さん、「自分の父が長兄ならば、次期後継者は俺だったのに」、っていう)
(まあそんな個人的な感情からミカにも厳しい)
下出に出て、これからも教えを乞いたいって事や、自分を支援するとお得になるよ、って事を匂わせて
篭絡させます
そんな風に、他の侯爵たちにもありとあらゆる戦略を練って攻めに攻めたミカの二日間でした
手段のためには伯父さんだって華麗にエスコート
メイド室 「も、ももも、ももっ、申し訳ございませんでしたー!!!」
婆やさん 「おや、もう終わりですか。ではお説教と参りましょうか」
さすがに、ドレスでの歩き方は俺には解らないしな、ってことで
ミカが不用意にメイドさんに声をかけて大騒ぎ
若様のお客人、ってことで男性陣は一応一目置いている感じではありますが
女性陣の方は、若様には、眉目秀麗、品行方正、聖人君子のご友人でなければ!!というのが総意です
なのでウイたちのことは内心では認めていないんですが、
ウイたちがいることで今まで見ることのなかったミカの喜怒哀楽を垣間見れる事態に、一喜一憂
婆やサンも勿論ウイたちといることでミカの素行が下品になり下がるのが嘆かわしい、とお怒りです
そんな女性陣たちの間でミカたちのあれやこれやを事細かくネタにしてはあーだこーだ盛り上がっています
ハッキリ言ってご法度な行為ですが
婆やサンは「若者たちの感覚も取り入れていかないとこの先の時代に侯爵家が取り残されていくのではないか」
という先々代からのお言葉を守っているので、とりあえず若い子たちのきゃっきゃうふふにも参加してみる心意気
参加してみて、うん、これはけしからんな、というわけでお説教タイム
叱るっていうよりは、道徳や使用人としての理念などを話して聞かせる、お説タイプです
(罰したりするのは主人の役目なので)
ミカが不用意に声をかけて、と書きましたが、このように使用人たちの間に不公平感を生んでしまうので
普段から主人が直接に下の使用人たちに直接声をかけることはならぬ、って事ですね
ミカは解放感のある外から戻ってきてちょっと感覚がまだ戻ってないので、ついうっかりやっちゃった、って感じですが
侯爵家が変革していくのはミカの時代からだと考えてまして
これは、天使が人々の中から消えて、天使像が「邪魔だねえ」とか言われてしまう世界に変革した世界観に倣っての事です
ミカがお爺ちゃんくらいの歳になったころには、ウイたちも今よりは気楽に出入りするようになってるかもしれません
(それはそれで、侯爵家はお堅いのが良い所、と思ってる私には残念な気がしないでもないですけども)
さて、そろそろ夜会が近づいてきて、マジ私に描けるんだろうか?!?!って戦々恐々です
ミカ 「いや、結べる!結べるんだが!解ってる!解ってるから!」
ヒロ 「もーミカが自分の結べよ、俺それ見て勝手に覚えるから」
自分のタイは結べても他人のタイを結んであげることができない謎
ミカが言ってるパフタイ、っていうのは、アスコットタイのことですね
結び方も幾通りもあるんですが、ビジネスマンのネクタイと違って華やかに結ぶので、手順はちょっと複雑です
これ元々は、エルシオン学院のところで作ったネタだったんですが
ミカが思いのほか風邪でダウンしたのが早かったので、お蔵入りになったやつをココで放出
じゃあエルシオン学院の制服のタイはどうしてたんだ、って事になりますが
あれは、あれですよ
綺麗にネクタイ結びになった完成形のタイをボタンで留める系のタイ(名称が解らん)だった、ってことで一つ( `・∀・´)ノヨロシク
ウイたちの世界のエルシオン学院は小さい子もいるので、簡単に着脱できるネクタイでっす
で
自分のはできても他人のはできない、っていうのは、いつもの「基本ができても応用が利かない」というミカの特性ですが
これと同じネタでお蔵入りになってるのが、ダンスですね、ダンス
当初の舞踏会を夜会に変更したことで、ダンスネタが全部お蔵入りになってるんですが
ウイとミオはまあ社交界デビューがまだである、という言い訳が通用するけれども
ヒロは年齢的に社交界デビューしてないとおかしい、というミカの主張の元、ヒロにダンスを教えるネタがあるんですが
これもネクタイと同じで、自分のパートは踊れても女子のパートは踊れないのでヒロが女子パートで覚えちゃう
っていうネタです
(そしてやっぱり、ミカが勝手に踊ってくれたら俺それ見て覚えるし、っていうヒロのオチがある)
(そしてやっぱり2、ミカは相手がいないと踊れなくて結局ウイを相手役にしてやっとなんとか面目躍如)
さらに、応用効かない系の設定では、ミカは音楽やってるくせに歌えない、っていうのもあります
なんやかんやあって、ヒロにじゃあミカも歌ってみろ、と振られて「歌えるわけないだろ」と堂々と返すミカです
なぜなら、習ってないから!
歌は習ってないので、どの程度声を出していいか解らないし、どうやって音程を保っていいのかも解らないので
初めて歌ってみた結果、ウイとヒロに「聞き苦しい!!!」と一刀両断にされる、っていうネタになるところでした
今回、勝手に品評会用のネタに、ネクタイと歌と、どっちのネタを採用しようか迷ったんですが
この歌のネタの、なんやかんやあって、というなんやかんやが全然思いつかなかったので
ネクタイの方を採用しました
(描くなら、おじいちゃんのピアノを弾いてわいわいやってるあの辺りでぶち込むべきでした)
普段くっそ偉そうなくせにできないミカ、っていうのを描くのは全然いいんですが(私の頭の中ではミカはできない子なので)
実際4コマにしてみるともんのすんごい難関です
多分、絵心がないから(-_-;)
前回のヒロの正装に大ウケな3コマ目のミカもどんだけ手こずったことか!!(なので、(≧▽≦)の顔で逃げた)
ミカの笑ってる顔は、どう描いても目がイっちゃってる薄ら寒い人になってしまうのが困りものです
おそらく、ミカが4コマでほほ笑むことは一生ない(微笑っつーか、狂気になるから)
ミカ 「いやコレは違うんだ、お前は何も悪くないんだ…っ…ぷふ…ッ」
ヒロ 「ミカ様ご乱心?」
ミカにしかわからない笑いのツボ
ミカはお貴族様の服は見慣れているので、一目見ただけでどの年代に相応しい色デザイン生地の服なのかが解ります
ウイミオと違ってヒロの服はミカのお義父さんがくれた服なので、ヒロには一回り以上大人の装いなんですね
それをなんとか、貴族でない若者が貴族の呼び出しを受けてそれなりの格好で駆けつけた体、のバランスに仕上げました
ってことなので
ヒロにはミカが何でそんなにツボってるのかさっぱり解んないんですよ
勿論ミカのツボなんでミカにしかわからなくていいんですが、言ってみればおっちゃんが園児の服着てるみたいな違和感?
…ちょっと違うか
ミカの疲労と緊張の蓄積もここにきてピーク!最大のツボにはまった模様
衛兵A 「皆!!彼らはホンモノだ!!近づくな殺られるぞ!!」
衛兵B 「あのほにゃらかした見てくれは世を忍ぶ仮の姿だったんだ!!」
衛兵室 「まじかーーー!!!」
衛兵A&B 「マジだーーー!!!」
そんな衛兵たちの戦慄の午後
ハイ、では答え合わせに参りましょうかネ…
(敗北感)
まず、控室でウイたちは武人か否かで盛り上がって遊んでいた衛兵たち(1話)
そんなバカ話の輪から外れて持ち場に戻る二人の衛兵(2話)
偶然、庭で談笑しているらしいミカ&ご友人を目にします
ここでバカ話を思い出した二人は、ちょっとしたノリで、物陰から「御命頂戴!」とかいう
おふざけを、二人にしかわからないおふざけをやって、俺たちもバカだねー、って笑ってたんですが
ミカ&ご友人たちに察知され、ブーメランの威嚇攻撃をくらって凍り付いてます
嘘だろバレてたのか?!っていうのと、顔を知られたら懲罰必至、なので逃げようとしてるんですが(3話)
ブーメランを回収にきたヒロに、とんでもない脅しをかけられて竦み上がってます
仲間たちにこれを報告し、おふざけでちょっかい出すんじゃねえ!とくぎをさしたところです(枠外)
で
この話をミカたちの視点で見ると
庭で談笑していたミカが、背後の木から、つつーっと降りてきた蜘蛛の気配を察知し(2話)
「殺気!!」を感じているのと同時に、いちいち蜘蛛に警戒するミカには慣れてるヒロが、
ブーメランで蜘蛛を追い払ってます
これが描けねえ!!(…いや、他も描けてるとは言いませんが)
蜘蛛の糸めがけてブーメランを投げ、糸をひっかけたまま茂みにブーメランが突き刺さったとでも解釈してくださいませ(-_-;)
ヒロがそのブーメランを回収(3話)
当然、衛兵二人のおふざけもしらなければそこの茂みに二人が潜んでいることも知らないヒロですが(ここも描けてねえ!)
蜘蛛を逃がしてやる時に「ミカは蜘蛛嫌いだから遠くで幸せに暮らせ」的なことを、蜘蛛に!語り掛けて!解放してやってます
っていうお話
この2パターンが偶然にかみ合って、衛兵たちはヒロが遠くの殺気も察知する凄腕の武人だと信じ切ってる感じです
勿論、仲間にも言っておけ、と言われているので何が何でもほかの衛兵仲間のおふざけを阻止です
衛兵たちもそんな鋭い気を読む達人にうかつに手を出して懲罰やら解雇やら受けてはたまらん!ので、おとなしく静観の構えですよ
そんなわけで、ほにゃらかした見てくれでも衛兵たちには一目置かれているヒロたちです
見てくれに以上に中身もほにゃらかさんなんだが、それはミカのみぞ知る悲劇
ネタは0.3秒で思いつくものの、画力がなくて闇に葬り去られるシリーズ~(パチパチパチ…)
…いつの間にシリーズ化したというのかね?というのはさておき(山のように葬りさられているもので…-_-;)
3話構成ですが、もーほんとに画力が追い付かなくてほぼ理解されないだろうなと思いつつ
今世間的には夏休みなので!出来の悪い自由研究的な生暖かさで!
やっちまったはっはーん♪
大丈夫、ラストに親切丁寧な解説付き(いつもより事細かく)
ウイ 「これがミカちゃんの言ってた、何もしない、っていうアレね」
ヒロ 「あー、自分で自分の事やると恥ずかしいことになるっていうアレな…」
確かにミカが自分で自分の事をやるより、よっぽど早くて確実です!
っていうのを、やっと解ったウイたちでっす
じゃあなんでミカはかたくなに(愚盲に?)自分で自分の事をやらねば!って思ってるかっていうと
小さい頃に「従者は要らない」って宣言したからです
人と関わることを極端に嫌ったミカは他人を遠ざける選択をしたわけですが
「だったら自分の身の回りの事は自分でしなさい」「それが出来るなら認める」っていうのが大人の返事です
それを祖父や母は良しとしたわけじゃなかったんですが、ならばやってみるがいい、っていう、まあ見守る構えだったんですよね
今は言って聞かせても解らないみたいだし、どうせすぐに不便になるんだしそのうち気づいて改めるだろう、という感じ
しかしミカは思いのほか頑張るし、ますます頑固になるし、学校に入ってからは友達もできないしで、周囲は奇人変人扱いです
(だから今更、冒険者として外に出る変人、と思われてもミカは痛くも痒くもない)
これが今のミカの現状なのですが、祖父はまだちょっと及び腰
ウイたちが友としてミカを変えていってくれているようなのは見てわかるけど、そこに自分が口出ししていいかどうか探っている状態
母も同じ見解ですが、祖父が言えないようなので自分が言わねば、と思っています
ミカの成長と家族との関わりはここから変わっていきます
てことで
ミカがウイたちの為に人払いをしてるので4コマにほかの人たち出てこないですが
(私が描けないっていうのもありますが)
屋敷にはいろいろな人たちが大勢いて、暮らしてたり通ってきたりしてます
親戚とか役職とか、まあ色々…(そこは人数が多すぎてあんまり考えてないです)
その人たちからも、夜会用に貢物が続々到着
なんの問題もなく夜会に参加できますね!
(貢物です、もらったものは返しません!あとでミカがお礼に何か贈り物を返す感じ)
この準備に、主にドレスとかのお直しに、三日でいけるかな?っていうのが当初の不安で、そこを曖昧にしたんですが
(ウイたちはまあいけるとして、義父のタキシード系仮縫い段階から間に合うか?っていうがちょっと)
そこはそれ、侯爵家お抱えの職人たちの誇りにかけて間に合わせます!
いよいよ夜会、…の前におふざけはいります
ヒロ 「そんな急激にめんどくさくならないで(´;ω;`)ウッ…」
ミカ母の侍女、レア夫人からドレスのお届け物です
描き切れなかったので補足
一応、二人の娘の社交界デビューの為に仕立てたドレスですが、当人たちに「流行りじゃないから嫌!」と拒否された模様
レア夫人、もともとドレスとかお洒落に興味がある質ではない上に、根が庶民なものですから社交界には疎いです
普段来ているドレスも、ミカ母が仕立てさせてるくらいです
まあ、流行りじゃない=普遍的なドレス、ってことでウイたちのお披露目にはちょうどいいかと…
思ったんですが
ドレス描くのが楽しくてついつい装飾過剰に!!
しかし華美にしないドレスだと結婚式に着ていくみたいなドレスになるし!!
まあウイたちの年齢なら、ちょっとくらいいいか!て感じのラインに収めた…つもり…デス…
もうそこは雰囲気で!
雰囲気4コマなんで!
毎回これで逃げ切る私をお許しください…
こいつさえコレ着れれば解決なのによー、っていう
天使御一行様
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愁(ウレイ) |
天界から落っこちた、元ウォルロ村の守護天使。 |
魔法使い |
|
緋色(ヒイロ) |
身一つで放浪する、善人の皮を2枚かぶった金の亡者。 |
武闘家 |
三日月 |
金持ちの道楽で、優雅に各地を放浪するおぼっちゃま。 |
戦士 |
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美桜(ミオウ) |
冒険者とは最も遠い生態でありながら、無謀に放浪。 |
僧侶 |