パソコンの修理は早くて2~3週間、ということらしいので…
おまけです
■ある日の釣りきちツアーズ■
「ヒロって釣りが好きだよねー」
「いや、別に好きなわけじゃないんだけど」
「え?好きなわけじゃないんですか?」
「いや、嫌いなわけでもないよ?」
「なんだよ、鬱陶しいな!どっちかにハッキリしろよ、ハッキリ!」
「釣りが趣味、って言うほど、好きじゃないんだけど」
「でもただでご飯が手に入るから好きなんだよね」
「そうそうそう!良い魚は食堂に売れるしな♪」
「なっ!!お前の小遣い稼ぎに付き合わされてんのかよ、俺は!」
「ミカが、釣りしてみたい、って言ってたんじゃねーかよー、前にー」
「ミカちゃんは釣りがしたいわけじゃないよ。ヒロに勝ちたいだけだよ」
「え?そうだったんですか?」
「うるせえな!ミオ!お前はいちいち驚くなっつーんだよ!」
「あああ、ご、ごめんなさいごめんなさい」
「もーミカちゃん!そーやってミオちゃんにあたらなーい」
「ミカはミオちゃんと組んでるんだから仲良くやれよ」
「十分仲良くやってるだろ、仲良く!なあ?!」
「は、はい!」
「ミカちゃん、ミオちゃんをおどさなーい」
「ミカと俺の勝敗如何は、ミオちゃんの功績が大いにかかわってくると思うぞ」
「その前に、何で釣りもしねーで全員で土ほじくり返してんだよ」
「え?」
「いいじゃんねー、土掘るのって楽しいよねー♪」
「ええ?」
「…いや、ウイ。楽しんでないで、ちゃんと掘りながら餌探して」
「餌?餌って何?ヒロとミオちゃんは、バケツに何を集めてるの?」
「みみずです」
「幼虫とか、な、うじゃうじゃとな」
「ぎゃーーーーーーーー!!!!!!」
「これがないと魚つれないでしょ」
「なんだそれを!どうする気だそれが!!」
「ミカ、文法おかしいおかしい」
「これを針に刺して、餌にするんですよ?」
「ミカはできないと思ったから」
「できるほうがおかしいだろ!!!!!
「餌付けるところはミオちゃんにやってもらうと良いと思ってんだよ」
「な?…ちょ、ちょっと待て、ミオ、お前」
「あ、大丈夫です。ミカさんの分まで私がしっかりとやりとげます!」
「ミオちゃん、今ミカの目の前でやってみせてあげなさい」
「あ、はい」
「見せんでいい!!!!!」
「ウイの分は俺がやってあげるから…、あれ?ウイ?おーい、ウイ?」
「あ、ウイはね、ここでね、ずっと土掘ってるよ?大ジョブ大ジョブ気にしナーイ」
さあ、釣りの成果はいかに?