ミカは常にこんな感じで「失敗は許されない!」という強迫観念でガツガツ一人勉強にのめり込んできた経緯があって周囲はそれを「優秀」と捉えてきていたのですが
ウイたちに関わって、「ま、良いや」が言えるようになりました
追い詰められない別の方向に成長してもらいたいものです
てことで
お爺ちゃんSSを4コマにしちゃったので書けなかったとこの補足
本筋には特に重要ではないのでお貴族様設定が気になる人向です
今回ミカの元に返ってきた領地は、レネーゼ侯爵家の領地の一部
前の後継者、ミカ爺の息子キサラギが管理していた土地です
キサラギが亡くなって、次の後継者ミカヅキへ引き継がれるかお爺ちゃんの元に返すか
この辺り天使ツアーズ界の法整備が追いついてないので薄ぼんやりしてるんですが
仮にミカヅキに引き継がせるとして強引に話を進めてます
キサラギからミカヅキに引き継がれるとして、当時ミカヅキは3〜4歳です
こういう場合はミカヅキが成人するまで義父が代理人になるところですが
義父はそういうことに向いていないので、ミカ母が代理人を勤めようとします
それを良しとしないロレーヌ家が代理人に名乗り出て、強引に周囲をねじ伏せてます
当時はミカ母も政治の勉強が追いついていない状態なので強く出られず、
この事からその他色々関係が良くないのもあってミカ母はロレーヌ家が嫌いです
(ミカはロレーヌ家からの無理難題を警戒してるだけで、好き嫌いの感情はないです)
このロレーヌ家が、前回の月見の夜会でミカの成長ぶりを見てそろそろ良いだろう、と判断して
土地の管理をミカにやらせようとしているのが今回のネタ
ミカとしては、夜会で愛想を振りまいて親族筋からよその家まで籠絡させようとしていたのは
ウイたちを認めさせるためだったので、計算外も計算外
もっとはっきり言えば、この時期に返しにくるとは嫌がらせか?!って感じです
対外交という部署にいて上司に「外の世界の情報をよろしくね」って言われているミカの事情も知っていての、この時期に返却、は要警戒
なので、手続き上はミカに権利が移行していますが
実質、返ってきた土地の管理はミカ母です
ミカ母も後見人にならなくてはいけない状況下で必死で勉強してきているので
今なら余裕でしょう
もちろん現場に行ったりするわけではなくて
領地内の橋が壊れた、修理の費用は村もちか侯爵家持ちかを判断するとか
野盗や魔物が出る被害に対して、どの組織をどこからどれだけ派遣するかとか
領地の収益の余剰をどこにどれだけ分配するかとか
そういうお仕事
市長さんレベルの仕事かな?
それで、おじいさんが知事レベルでオッケー?
てくらいに、ぼんやり作ってある設定です
ミカが持ってる鉱山とか店とか工房とか荘園とか、そっちの管理も昔からミカ母の仕事なので
ミカも母にやってもらうことには慣れてます
ミカ母が代理をしてくれるならその間に自分のやるべき事をやりますっていう話をしに来た感じです
あとは、おじいちゃんと一緒に、返って来た土地に出向いて顔見せしに行くくらいでしょうか
後継者としてここは重要なんですが4コマでは書かないしSSでも書く予定はないです
この辺のお貴族様生活はミカスピンオフ状態のそっちに全部詰め込んであるので
今の段階ではまだミカ主導ではなくお爺さん主導の顔見せになるので、大したドラマ性があるわけでもない(ぶっちゃけ淡々としすぎて話作れない)というのが大きな理由です
ウイたちとの冒険の隙間に、ちょっと行ってくるぜ!って感じで済ませて来たんだな、と
思っていただけるとありがたいです
さっさとウイたちに合流して相談するが良ろしい