サリス 「俺たちのこと、なんだと思ってるんです?!」
ミカ 「じゃなんであいつ、あんなにオドオドしてるんだ」
サリス 「オドオドするんです!普通、あなたくらいの格上の相手にはオドオドするもんなんですよ!」
ミカ 「お前はしないじゃないか」
サリス 「あなたがそうしろ、って言うからでしょー?!俺は優秀なのであなたの期待には全力で答えますよ!」
ミカ 「ふーん」
サリス 「ふーん、って!!!!!!」
4コマに入らなかった、帰りのシーン
(結局、送られている)
サリスはおぼっちゃまなので、本気でこう思ってます
仲間内の揉め事にも気を配ることができて、対処もスマートにできるんですが
表面化していない揉め事には気を回すことができません
それなりに上の立ち位置にいて、仲間を下にみているからです
自分にとって良い人間は、誰にとっても良い人間だと思ってしまうおぼっちゃま気質
その人物が裏で悪どい顔を持っていてもおそらく気が付かない、というか
考えたこともないはず
その点、ヒロは下から上の人間をみる立ち位置にいるので
裏にも表にも気を回すことができて、人間の良い面も悪い面もうまく飲み込んで
ミカに話して聞かせることができます
ミカはここの違いで、サリスを右腕にしたとしてもヒロのことも欲しいわけです
しかし学園祭を経験して、ヒロは友情の延長線上でお願いは聞いてくれても
本分は別にあるんだな、と気づいてしまいました
俺にもっとカリスマ性があれば!男をあげなければ!って思ってますが
どうすればヒロを動かせるほどのカリスマ性を身につけられるのかは分からなくて
お手上げ状態
今はそんなところです
(ヒロは無欲なのではなくて、今までぼっちだったので、ミカのお貴族様属性より友達属性の方に大きな価値を見ている、って言うだけです)
(お貴族様は世の中にいっぱいいるけど、俺と友達になってくれるのはミカしかおらんだろう、って思ってる)
あと
リオルドは、ミカをエスコートするためにサリスがいつもより良い服を着ているのも
気に入りません
一つの縄張りに、王は二人存在してはならない
の見本のような状況だったのですが、これにもサリスは気がついていない、という
困った人です
今までチヤホヤされる側でしかなかったのに急に頭を下げられるわけもないリオルドと
本気でミカと皆は良い関係になれるはずだ考えている頭がお花畑のサリスと
自分の代で抗争を起こしてはまずい、という事に重点を置きすぎて頓珍漢な行動をするミカと
三者三様のせいで、お貴族様界隈はまだまだ揉めます