今夏の参院選比例代表に、
自民党から出馬予定の山田宏・元杉並区長(58)が先月31日、
都内の会合で、「保育園落ちた日本死ね」の匿名ブログを
「落書き」とした上で、
「私にしてみれば、生んだのはあなたでしょう。
親の責任でしょ、まずは」
と指摘していたことが1日、分かった。
山田氏はこの日までに、自身のホームページ(HP)で、
発言の背景を説明した。
「ある部分だけを切り取られ、流されているニュース」とした上で、
「私は杉並区長時代に待機児童をゼロにし、
また保育サービスの充実もはかるなど子育て支援に力を入れてきた」
と強調。
子育て支援の重要性を理解していると記し、
「国、東京都において、女性が働ける環境をつくるためにも、
保育サービス充実が喫緊の課題であることは大前提で発言しました」
と主張した。
その上で、「『日本死ね』という匿名で
だれが書いたか分からないブログに対して、
子どもを育てるのは第一義的には親の責任であり、
子育ては国次第、
自分の子どもを育てることに対して社会が責任を取れというのは、
考え方が違っているのではないかということを申し上げた」
と、主張している。
山田氏はHPの「道を拓(ひら)く男。山田宏」
というコーナーの中で、
杉並区長時代の実績の1つとして、
「子育ての道を拓く」を紹介している。
山田氏は杉並区長や衆院議員(2期)、
次世代の党幹事長などを歴任した。
-日刊スポーツ 4月1日(金)22時45分配信-
≪「日本死ね!」とつぶやいた女性
「反応の大きさに驚いている」とまどいも…≫
2月中旬、ブログに公開された
「保育園落ちた日本死ね!」の書き込み。
保育所に子供を入所させる「保活」に苦しむ母親の激しい怒りに対し、
ネット上で賛否両論が広がっている。
深刻な待機児童問題を反映した内容に賛同する声が上がる一方、
文章の言葉遣いを批判する声も。
最近では、国会前で保育園増設などを求める抗議活動が行われ、
共産党議員が“当事者”として参加する事態になっている。
一連の“騒動”に、
発端となった書き込みを公開した女性は何を思っているのか。
現在の心境をメールで聞いた。
「生活がかかっていた」…。
ブログに書き込んだ東京都内の30代の女性は、
当時の心境をこう振り返っている。
発端となったブログには「日本死ね!」というフレーズを筆頭に、
強い怒りと憤りの感情が前面に押し出された言葉が並んだ。
「何が少子化だよクソ」「ふざけんな日本」
「私活躍出来ねーじゃねーか」-。
これに対し、ツイッター上では「母親のくせに言葉が悪い」
「言葉は選ぶべきだ」といった反応も多く寄せられた。
中には、「このような言動をしてるから(保育所に)落とされた」
などの批判もあった。
こうした“つぶやき”に対して、女性は今、
「あの書き方では、そう言いたくなるのは仕方がない」
と受け止めている。
保育所の不承諾通知を受け取ったあと、
感情の赴くままにわずか数分で書き上げた文章で
「大勢の人に見られるということを意識していなかった」
背景があるからだ。
ブログが国会の場でも取り上げられる事態になり、
「たまに知り合いにこの話をされると、
どきっとしてしまう。正直、反応の大きさに驚いている」。
今も、
周囲には自分が書いた文章だということは打ち明けていないという。
この文章をきっかけに、保育所不足や待機児童問題の改善を訴え、
実際に行動を起こす人たちが増えている。
3月5日には、保育所に子供が入所できなかった母親らが国会前に集まり、
「保育園落ちたの私だ」というプラカードを掲げて抗議活動を行った。
また、ネット上では、安倍晋三首相らに向けて、
保育制度の充実を訴える署名活動も始まっている。
賛同者は、3月8日までに2万5000人を超えた。
一方、共産党の吉良佳子参院議員がツイッターで
「私も参加しました。がんばりましょう!」
とプラカードを掲げた写真を投稿するなど
一部政党・団体の政治利用には批判の声が上がっている。
どんどん拡大していく世間の反応に、
女性は「私は文章を書いただけ。
でも、自然にこのような広がりが出るのは、
実際に困っている家庭がたくさんあるということだと思う」。
保活問題について、
子育てが終わった世代の人は
感心が薄くなってしまうという危機感を感じながら
「待機児童が問題という中身を見てくださる方々も多いので、
微力ながら何かできればという思いでいる」という。
ただ、今も保活を継続中で、
入園や復職の見通しははっきり立っていない。
-産経デジタル-
山田宏・元杉並区長の発言は
過去の実績がどうであれ、
非難の的となるのは免れず、
人として、議員としての資質が問われることになるだろう。
待機児童の問題に限らず、
人間社会において権利と義務、
役割と社会契約の観点からの問題提起を
そのような批判で切って捨てるのは
現代の【良民】
(善良な人民。まじめな国民。律令制の時代、
租庸調を負担した。公民。良人。)
の意見を集約し反映させる場の代表としては
明らかに重大な欠陥を内包した人物といえる。
彼のいう論理の中心は『自己責任』に置かれているが、
その上に『行政サービスをしてやっている』
的立場の発想からものを云っている。
つまり支配者階級などの優位な立場からの視点であり、
被支配者階級が政治に不満を叫ぶのを突き放す、
若しくは圧殺しようとする発言だ。
しかし区長という役職は、支配者階級などではない。
その職場における役割のひとつに過ぎず、
良民である区民に対し
『行政サービス』をしなければならない責務を負う
役職のひとつに過ぎないのだ。
また次期参議院選挙に出馬するそうだが
議員としての資質も欠落している。
為政者気取りも大概にしてほしい。
こんな勘違い男を『良識の府』に送り込むのは
民主主義を腐らす元である。
二つ目の記事は、
問題のブログをアップした張本人の今の心境を
参考までに追加したものであるが、
ブログに書き込んだのは、
東京都内の30代の女性であるという。
たまたま彼女は東京在住ではあるが
全国的に広まった。
その反響の大きさに戸惑いがあるそうだが、
ここで問題なのが、
彼女を批判している議員たちは、
皆東京に住んでいるか、東京都民の代表であると云うことだ。
つまり、自分のしている仕事を直接批判されているわけで、
自己弁護をしているとしか見えないのだ。
ブログの彼女の主張は、要望などではなく、
行政の不備に対する不満と怒りだと云うのは
誰の目にもあきらかである。
その本質から目を背けている『為政者』たちは、
自分の怠慢と無能さを自己批判すべきであって、
逆切れして不満の声を圧殺する行為は許されるべきではない。
特に山田宏・元杉並区長は
「私は杉並区長時代に待機児童をゼロにし、
また保育サービスの充実もはかるなど子育て支援に力を入れてきた」
と強調、子育て支援の重要性を理解していると
主張しているが、
本当に問題の抜本的な解決を図れたと云えるのか?
未だ減らず、蔓延している不満の声を
どう捉えているのか?
本当に杉並区のケースが成功事例と云えるなら、
もっと他の行政地区から注目され、真似られ、
とっくに問題の解決が図られているはずだ。
不完全だから、不十分だから
不満が蔓延しているのに
何を自慢しているのか?
その辺があなたの欠格事項なのだと自覚しなさい。
今回の一連の騒動に共産党などの議員たちも加わり
政治利用だとの批判もあるが、
確かにどこか金魚の糞みたいにも見え
不満票を取り込もうとする見苦しい意図も見え隠れするが
本来成すべきことを成しているのも確かである。
ただ主張するだけでほとんど何もできず
若しくは取り組みが遅すぎ、不満の滞留を解消できなかったから
(表現の仕方に問題はあるが)
火事場泥棒のような批判をされているだけだと思う。
どんなに遅くとも、今は動くとき。
やっている人間を非難するのはお門違いだ。
もっと謙虚で真摯に取り組む人が就くべき立場に
そうではない人ばかりが目立つ
政治の世界に嫌気がさすオヤジが一句。
老後でも 待機行列 覚悟して
お粗末。
自民党から出馬予定の山田宏・元杉並区長(58)が先月31日、
都内の会合で、「保育園落ちた日本死ね」の匿名ブログを
「落書き」とした上で、
「私にしてみれば、生んだのはあなたでしょう。
親の責任でしょ、まずは」
と指摘していたことが1日、分かった。
山田氏はこの日までに、自身のホームページ(HP)で、
発言の背景を説明した。
「ある部分だけを切り取られ、流されているニュース」とした上で、
「私は杉並区長時代に待機児童をゼロにし、
また保育サービスの充実もはかるなど子育て支援に力を入れてきた」
と強調。
子育て支援の重要性を理解していると記し、
「国、東京都において、女性が働ける環境をつくるためにも、
保育サービス充実が喫緊の課題であることは大前提で発言しました」
と主張した。
その上で、「『日本死ね』という匿名で
だれが書いたか分からないブログに対して、
子どもを育てるのは第一義的には親の責任であり、
子育ては国次第、
自分の子どもを育てることに対して社会が責任を取れというのは、
考え方が違っているのではないかということを申し上げた」
と、主張している。
山田氏はHPの「道を拓(ひら)く男。山田宏」
というコーナーの中で、
杉並区長時代の実績の1つとして、
「子育ての道を拓く」を紹介している。
山田氏は杉並区長や衆院議員(2期)、
次世代の党幹事長などを歴任した。
-日刊スポーツ 4月1日(金)22時45分配信-
≪「日本死ね!」とつぶやいた女性
「反応の大きさに驚いている」とまどいも…≫
2月中旬、ブログに公開された
「保育園落ちた日本死ね!」の書き込み。
保育所に子供を入所させる「保活」に苦しむ母親の激しい怒りに対し、
ネット上で賛否両論が広がっている。
深刻な待機児童問題を反映した内容に賛同する声が上がる一方、
文章の言葉遣いを批判する声も。
最近では、国会前で保育園増設などを求める抗議活動が行われ、
共産党議員が“当事者”として参加する事態になっている。
一連の“騒動”に、
発端となった書き込みを公開した女性は何を思っているのか。
現在の心境をメールで聞いた。
「生活がかかっていた」…。
ブログに書き込んだ東京都内の30代の女性は、
当時の心境をこう振り返っている。
発端となったブログには「日本死ね!」というフレーズを筆頭に、
強い怒りと憤りの感情が前面に押し出された言葉が並んだ。
「何が少子化だよクソ」「ふざけんな日本」
「私活躍出来ねーじゃねーか」-。
これに対し、ツイッター上では「母親のくせに言葉が悪い」
「言葉は選ぶべきだ」といった反応も多く寄せられた。
中には、「このような言動をしてるから(保育所に)落とされた」
などの批判もあった。
こうした“つぶやき”に対して、女性は今、
「あの書き方では、そう言いたくなるのは仕方がない」
と受け止めている。
保育所の不承諾通知を受け取ったあと、
感情の赴くままにわずか数分で書き上げた文章で
「大勢の人に見られるということを意識していなかった」
背景があるからだ。
ブログが国会の場でも取り上げられる事態になり、
「たまに知り合いにこの話をされると、
どきっとしてしまう。正直、反応の大きさに驚いている」。
今も、
周囲には自分が書いた文章だということは打ち明けていないという。
この文章をきっかけに、保育所不足や待機児童問題の改善を訴え、
実際に行動を起こす人たちが増えている。
3月5日には、保育所に子供が入所できなかった母親らが国会前に集まり、
「保育園落ちたの私だ」というプラカードを掲げて抗議活動を行った。
また、ネット上では、安倍晋三首相らに向けて、
保育制度の充実を訴える署名活動も始まっている。
賛同者は、3月8日までに2万5000人を超えた。
一方、共産党の吉良佳子参院議員がツイッターで
「私も参加しました。がんばりましょう!」
とプラカードを掲げた写真を投稿するなど
一部政党・団体の政治利用には批判の声が上がっている。
どんどん拡大していく世間の反応に、
女性は「私は文章を書いただけ。
でも、自然にこのような広がりが出るのは、
実際に困っている家庭がたくさんあるということだと思う」。
保活問題について、
子育てが終わった世代の人は
感心が薄くなってしまうという危機感を感じながら
「待機児童が問題という中身を見てくださる方々も多いので、
微力ながら何かできればという思いでいる」という。
ただ、今も保活を継続中で、
入園や復職の見通しははっきり立っていない。
-産経デジタル-
山田宏・元杉並区長の発言は
過去の実績がどうであれ、
非難の的となるのは免れず、
人として、議員としての資質が問われることになるだろう。
待機児童の問題に限らず、
人間社会において権利と義務、
役割と社会契約の観点からの問題提起を
そのような批判で切って捨てるのは
現代の【良民】
(善良な人民。まじめな国民。律令制の時代、
租庸調を負担した。公民。良人。)
の意見を集約し反映させる場の代表としては
明らかに重大な欠陥を内包した人物といえる。
彼のいう論理の中心は『自己責任』に置かれているが、
その上に『行政サービスをしてやっている』
的立場の発想からものを云っている。
つまり支配者階級などの優位な立場からの視点であり、
被支配者階級が政治に不満を叫ぶのを突き放す、
若しくは圧殺しようとする発言だ。
しかし区長という役職は、支配者階級などではない。
その職場における役割のひとつに過ぎず、
良民である区民に対し
『行政サービス』をしなければならない責務を負う
役職のひとつに過ぎないのだ。
また次期参議院選挙に出馬するそうだが
議員としての資質も欠落している。
為政者気取りも大概にしてほしい。
こんな勘違い男を『良識の府』に送り込むのは
民主主義を腐らす元である。
二つ目の記事は、
問題のブログをアップした張本人の今の心境を
参考までに追加したものであるが、
ブログに書き込んだのは、
東京都内の30代の女性であるという。
たまたま彼女は東京在住ではあるが
全国的に広まった。
その反響の大きさに戸惑いがあるそうだが、
ここで問題なのが、
彼女を批判している議員たちは、
皆東京に住んでいるか、東京都民の代表であると云うことだ。
つまり、自分のしている仕事を直接批判されているわけで、
自己弁護をしているとしか見えないのだ。
ブログの彼女の主張は、要望などではなく、
行政の不備に対する不満と怒りだと云うのは
誰の目にもあきらかである。
その本質から目を背けている『為政者』たちは、
自分の怠慢と無能さを自己批判すべきであって、
逆切れして不満の声を圧殺する行為は許されるべきではない。
特に山田宏・元杉並区長は
「私は杉並区長時代に待機児童をゼロにし、
また保育サービスの充実もはかるなど子育て支援に力を入れてきた」
と強調、子育て支援の重要性を理解していると
主張しているが、
本当に問題の抜本的な解決を図れたと云えるのか?
未だ減らず、蔓延している不満の声を
どう捉えているのか?
本当に杉並区のケースが成功事例と云えるなら、
もっと他の行政地区から注目され、真似られ、
とっくに問題の解決が図られているはずだ。
不完全だから、不十分だから
不満が蔓延しているのに
何を自慢しているのか?
その辺があなたの欠格事項なのだと自覚しなさい。
今回の一連の騒動に共産党などの議員たちも加わり
政治利用だとの批判もあるが、
確かにどこか金魚の糞みたいにも見え
不満票を取り込もうとする見苦しい意図も見え隠れするが
本来成すべきことを成しているのも確かである。
ただ主張するだけでほとんど何もできず
若しくは取り組みが遅すぎ、不満の滞留を解消できなかったから
(表現の仕方に問題はあるが)
火事場泥棒のような批判をされているだけだと思う。
どんなに遅くとも、今は動くとき。
やっている人間を非難するのはお門違いだ。
もっと謙虚で真摯に取り組む人が就くべき立場に
そうではない人ばかりが目立つ
政治の世界に嫌気がさすオヤジが一句。
老後でも 待機行列 覚悟して
お粗末。