uparupapapa 日記

今の日本の政治が嫌いです。
だからblogで訴えます。


熊本地震直前にオークションで落札、届いた荷物に見慣れぬ物が 被災地に届いた出品者の真心

2016-04-26 03:59:45 | 日記
熊本県で地震が発生する前日、

熊本市近郊に在住のウルさんは「ヤフオク!」で

バイクのキャブレターを落札した。

そして、後日届いた段ボールには落札した部品のほかに、

落札した覚えのない、普段ならどこでも手に入りそうな、

しかし地震後にはとてもありがたい

菓子パンや米菓とともに出品者の真心が入っていた。


バイク部品を13日に落札したものの、

翌日の地震で支払い期日には振り込むことができず、

かつ県内の配送も遅延していたこともあり、

21日になってからようやく落札した品物が届いた。

段ボールの発送ラベルにある

「バイク部品/お菓子」の文字に戸惑いながら開けてみると、

部品とともにドーナツやチョコスティック、

ばかうけなどが入っていた。

出品者には地震の影響で

支払いが遅れてしまったことは伝えてはいたが、

その気づかいがうれしかったとウルさん。

http://image.itmedia.co.jp/nl/articles/1604/23/l_wk_1600423okashi01.jpg



ねとらぼの取材にウルさんは、

取引ナビでお礼は伝えていたが、

やり取りの中で特に救援物資について

触れることはなかったと振り返る。

ただ、あらためてねぎらいの言葉が添えてあった。

ようやく振り込んだらすぐに荷物は届いたという。

届いた荷物には応援の手紙も封入されていたが、

出品者の気持ちも考え自分だけの宝物とした。

それに「特別美談にもしたくは無かった」と明かす。

「機械的なやりとりではなく

ちゃんと『人』とつながってたんだなと実感しました。

逆の立場に立ったら今度はお返ししたい」とウルさん。

出品者と落札者という

普段なら商品とお金のやりとりだけで終わるはずが、

こんなドラマが生まれるとは。

ウルさんが

「物が届いてこんなにうれしかったのはじめてかもしれない」

という気持ちのまま投稿したツイートは

またたく間に拡散。

4万近くリツイートされ「神出品者すぎ」

「世の中捨てたもんじゃない」「素敵なつながり」

「自分もそうゆう人間になりたい」と感動を呼んだ。


見ず知らずの人間に対してここまでできるものかと、

ウルさんはお手本にしたい大人の見本だと返答している。

幸いウルさんの住居はダメージを被ってはいるものの、

住むのに支障はないそうだ。

なお、届いた菓子パンはさっそく朝食で食べ、

ばかうけ他お菓子は非常用に取っておくことにした。


-ねとらぼ-








地震の爪痕から

徐々に復興の兆しを見せる熊本などの被災地。

終わりの見えない避難所暮らしの問題点など

まだまだ苦しさ・辛さからの脱却は遠い遠い道のりのようだ。



そんな中、私に限らず大勢の人たちが

こんな胸が温かくなるような話題に

飢えていたのかもしれない。


当然のことながら

例えネットを使った売買取引でも

人と人とのやり取りである。


お互いの情報伝達手段を直接対面で行うか、

電話などの音声を介在して行うか、

通販やネットオークションシステムなど

メールのみの、

扱う人としての相手の情報を

一切省いた状態で行うかの違いはあるが、

どんな状態であれ、人と人とが行う以上、

そこに血の通った温かさが存在していても

全然おかしくはなかった。


今回のエピソードは

そんな事に気づかせてくれたように思う。



本来ネットオークションは、

落札後、期日厳守の速やかな入金と

入金確認後、注文通りの速やかな発送が求められる。

そこにお菓子などの入り込むような余地は無かったハズ。



ネットに限らず通販産業が発達し、

そういうものから無縁な状態の商慣行に慣れ、

双方感覚が麻痺してしまっていたのかもしれない。



でもそんな相手の見えない商取引でも

人としての心をちゃんと持った人が行うと

こんなに心が洗われ感動するものなのだと

改めて感じた人が多かったようだ。


心意気を見せた人

その心に感じいった人。




被災地の空き巣問題などがクローズアップされ、

暗澹たる気持ちと、やるせない思いがする中、

「日本人もまだまだ捨てたものでないな」と

思わせてくれるエピソードだった。




それからもうひとつ気づいたことがあった。


被災地では、食料は足りてきたというが、

お菓子などの各々が食べたいものは

まだまだ制限があり、

自由にはなっていない環境にあるということだ。



大人でもあれが食べたい、これが食べたいと思うのに

小さな子供たちなら尚更だろう。


そんな切ない気持ちのまま身を置く被災地での生活は

どれだけ辛いか察して余りある。





でもそうした不自由な環境に身を置くからこそ感じる

「有難い」と思う気持ち。


そういう思いをこれからも大切にし、

被災地で暮らすあなたたちも

報道で知った私たちもお互い共有して

暮らしてゆけたらと思う。




毎日ビール無しでの生活なんて考えられないオヤジが一句。





備蓄する 筆頭もちろん ビールです






お粗末。