三菱自動車が軽自動車の燃費を偽装していた問題で、
同社が実際に車を走らせて空気抵抗などのデータを測定せず、
机上の計算だけで数値を算出していた事例があったことが、
23日わかった。
国土交通省はこうした事実を問題視しており、
詳しい事実関係を調べている。
自動車メーカーは新型車の発売後、
車体のデザインや内装を小幅に変更する
「マイナーチェンジ」を行うことが多い。
本来はこうした場合でも、
車両の重さが変わるようなケースでは、
実際に車を走らせる走行試験を行って
空気抵抗やタイヤにかかる負荷など
「走行抵抗」のデータを測定し、
検査機関に提出する必要がある。
走行抵抗は燃費を算出するのに必要なデータで、
抵抗が小さいほど、燃費は良くなる。
-読売新聞 4月23日(土)17時4分配信-
≪独運輸相、日産とスズキも問題視…排ガス装置≫
【ベルリン=井口馨】ドイツのドブリント運輸相が22日、
フォルクスワーゲン(VW)やメルセデス・ベンツなど
独5社の計63万台について欧州でリコール
(回収・無償修理)が必要となるとの見解を示した際、
排ガスの排出装置に問題があった自動車メーカーとして、
日産自動車とスズキの社名を挙げていたことが
独メディアの報道でわかった。
独公共放送ZDF(電子版)などによると、
ドブリント氏は、
韓国の現代自動車や英国のジャガーなどの名も挙げたという。
-読売新聞 - 2016年4月23日-
日本の自動車メーカーへの信頼が
大きく傷つく報道が相次いでいる。
今回の三菱自動車の燃費偽装は
2000年、2004年に
悪質なリコール隠しを引き起こし
信頼を大きく失墜させ
顧客離れを引き起こし、
経営危機に陥ったことにさかのぼる。
2004年の再犯の際、
提携先の独ダイムラークライスラーが手を引き
再度経営危機に陥ったが、
JPモルガンが2000億円の資本を投入、
再生支援を行なった。
その後三菱グループからの支援もあり
地道に業績を回復してきたが
今回企業再生を断念せざるを得ないほどの
信頼失墜事件をやらかしてしまった。
2004年の際、事業再生委員会を立ち上げ
徹底的にコンプライアンスの徹底を進めたが、
不正を産む企業体質を変えるまでには至らなかったようだ。
ここで私が気に入らないのは、
三菱自動車の実質的なトップである
益子会長兼CEOが出てこないで
代わりに相川哲郎社長兼COOが矢面に立っていること。
益子会長兼CEOは05年の社長就任から10年以上、
同社のトップを務めてきた人物(三菱商事出身)である。
今回の隠ぺいの対象車は、益子社長時代からも含まれており、
責任からの逃避と、会社の隠蔽・保守性が
色濃く残っていることを示している
あんたもトップなら、責任の取り方ぐらい
しっかり示せよ!と云いたい。
今回の一連の報道が残した影響は
三菱自動車一企業のみに非ず、
日本の自動車業界、いや製造業全体の信頼を
大きく傷つける結果となる。
なぜなら、三菱自動車はこれで前科3犯になり
度重なる懲りないそのいい加減体質が
国際社会を呆れさせ、
「何~んだ、日本も実は大したこと無いな」
という感想を蔓延させ、
日本の企業に対する評価を下げる結果となるからだ。
ドイツにおける日産・ススキの排気ガス規制問題も
当然それに追い打ちをかけるハズだ。
私の予想が当たるとはもちろん断言できないが、
三菱自動車の将来は、
もうそのブランド名を残すことはできないだろうと思う。
でも、その技術力とノウハウを消滅させるのは
あまりに勿体ないので、
世界のどこかの企業(もしかして中国?)が買収し、
徹底的に企業改革を行ったうえ存続させるかも?
でもその時のブランド名は・・・・。
熊本の大地震と時を同じくして明るみに出たこのニュース。
熊本が製造していた自動車部品が、
今回の燃費偽装とは全く無関係だが
熊本大地震による生産ラインへの甚大な被害により、
世界の自動車生産に大きな影響を及ぼす事態となった事実が
悲しく重なってくる。
去年、東京に移り住み、
道路を行き交う車の流れを見ていて
三菱製の自動車のあまりの少なさに
門外漢ながら、心配までしてしまっていたオヤジが一句。
ターボ車が 元気な頃が 懐かしい
(80年代の三菱のターボラインナップはカッコ良かった)
お粗末。
同社が実際に車を走らせて空気抵抗などのデータを測定せず、
机上の計算だけで数値を算出していた事例があったことが、
23日わかった。
国土交通省はこうした事実を問題視しており、
詳しい事実関係を調べている。
自動車メーカーは新型車の発売後、
車体のデザインや内装を小幅に変更する
「マイナーチェンジ」を行うことが多い。
本来はこうした場合でも、
車両の重さが変わるようなケースでは、
実際に車を走らせる走行試験を行って
空気抵抗やタイヤにかかる負荷など
「走行抵抗」のデータを測定し、
検査機関に提出する必要がある。
走行抵抗は燃費を算出するのに必要なデータで、
抵抗が小さいほど、燃費は良くなる。
-読売新聞 4月23日(土)17時4分配信-
≪独運輸相、日産とスズキも問題視…排ガス装置≫
【ベルリン=井口馨】ドイツのドブリント運輸相が22日、
フォルクスワーゲン(VW)やメルセデス・ベンツなど
独5社の計63万台について欧州でリコール
(回収・無償修理)が必要となるとの見解を示した際、
排ガスの排出装置に問題があった自動車メーカーとして、
日産自動車とスズキの社名を挙げていたことが
独メディアの報道でわかった。
独公共放送ZDF(電子版)などによると、
ドブリント氏は、
韓国の現代自動車や英国のジャガーなどの名も挙げたという。
-読売新聞 - 2016年4月23日-
日本の自動車メーカーへの信頼が
大きく傷つく報道が相次いでいる。
今回の三菱自動車の燃費偽装は
2000年、2004年に
悪質なリコール隠しを引き起こし
信頼を大きく失墜させ
顧客離れを引き起こし、
経営危機に陥ったことにさかのぼる。
2004年の再犯の際、
提携先の独ダイムラークライスラーが手を引き
再度経営危機に陥ったが、
JPモルガンが2000億円の資本を投入、
再生支援を行なった。
その後三菱グループからの支援もあり
地道に業績を回復してきたが
今回企業再生を断念せざるを得ないほどの
信頼失墜事件をやらかしてしまった。
2004年の際、事業再生委員会を立ち上げ
徹底的にコンプライアンスの徹底を進めたが、
不正を産む企業体質を変えるまでには至らなかったようだ。
ここで私が気に入らないのは、
三菱自動車の実質的なトップである
益子会長兼CEOが出てこないで
代わりに相川哲郎社長兼COOが矢面に立っていること。
益子会長兼CEOは05年の社長就任から10年以上、
同社のトップを務めてきた人物(三菱商事出身)である。
今回の隠ぺいの対象車は、益子社長時代からも含まれており、
責任からの逃避と、会社の隠蔽・保守性が
色濃く残っていることを示している
あんたもトップなら、責任の取り方ぐらい
しっかり示せよ!と云いたい。
今回の一連の報道が残した影響は
三菱自動車一企業のみに非ず、
日本の自動車業界、いや製造業全体の信頼を
大きく傷つける結果となる。
なぜなら、三菱自動車はこれで前科3犯になり
度重なる懲りないそのいい加減体質が
国際社会を呆れさせ、
「何~んだ、日本も実は大したこと無いな」
という感想を蔓延させ、
日本の企業に対する評価を下げる結果となるからだ。
ドイツにおける日産・ススキの排気ガス規制問題も
当然それに追い打ちをかけるハズだ。
私の予想が当たるとはもちろん断言できないが、
三菱自動車の将来は、
もうそのブランド名を残すことはできないだろうと思う。
でも、その技術力とノウハウを消滅させるのは
あまりに勿体ないので、
世界のどこかの企業(もしかして中国?)が買収し、
徹底的に企業改革を行ったうえ存続させるかも?
でもその時のブランド名は・・・・。
熊本の大地震と時を同じくして明るみに出たこのニュース。
熊本が製造していた自動車部品が、
今回の燃費偽装とは全く無関係だが
熊本大地震による生産ラインへの甚大な被害により、
世界の自動車生産に大きな影響を及ぼす事態となった事実が
悲しく重なってくる。
去年、東京に移り住み、
道路を行き交う車の流れを見ていて
三菱製の自動車のあまりの少なさに
門外漢ながら、心配までしてしまっていたオヤジが一句。
ターボ車が 元気な頃が 懐かしい
(80年代の三菱のターボラインナップはカッコ良かった)
お粗末。