大学を卒業し、仕事に就いて自分で収入を得るようになったらしたいこと、
それは「新車の購入」でした。
「新車」。いい響きです。
学生のときから欲しいと思っていた車が2台ありました。
一台はHP10、そう初代プリメーラです。
(ちなみに私にとって2LのHP10のみがプリメーラであり、
1.8LのP10はプリメーラではありません。)
もう1台はアルシオーネSVXです。
あのジウジアーロのデザイン。とくかくかっこよかった。
それに理論上の完全バランスエンジンである水平対抗6気筒エンジンと不等&可変トルク配分のVTD-4WDを搭載していました。
プリメーラについては、大学時代住んでいたアパートからコンビニに向かう途中の家の駐車場にとめてあって、そこを通るたびに「あぁ、いぃなぁ。」と見つめておりました。
そして就職。新車購入計画発動!
購入資金全額を貯金するまではとても待っていられないので、
月いくらまでなら払えるかシミュレーションするところからはじめました。
大学ノートに線を引いただけの家計簿を1年間つけてはじき出した金額は月3万円。
インテグラの車検も近づき、頭金もだいぶたまったので、ついに新車購入ということになりました。
1年間考えに考え抜いた車種選定。
1本命:日産 プリメーラ
2対抗:スバル インプレッサWRX
3押え:ホンダ インテグラハードトップSi
4大穴:マツダ ランティスクーペタイプR
1は、言わずもがな。
2は、初代の初期型です。240馬力仕様。燃費とパワーがありすぎることに難あり。
3は、大変不人気だった四つ目ライト。ちょっとVTECエンジンの車に乗ってみたかったのと価格の安さが魅力。
4は、独特のスタイリングに興味あり。
基本的には、
○馬鹿でかい車は問題外。
○ドアが4枚あること。
○NAであること。
○燃費があまりに悪いのは困る。
といった基準で選びましたが、すべて当てはまるのはプリメーラしかなかったんですよね。
スタイリングも候補の中で一番気に入っていたし。
ただ問題は、プリメーラの価格。候補の中で一番高い。
しかし、長く乗るつもりだったので初志貫徹、プリメーラ1本に絞って交渉開始。
グレードは当時Te、Ts、Tmとあったのですが、欲しい装備を考えると
最上級グレードのTeを買った方がむしろお得なのでTeに決めてました。
当時プリメーラはプリンス店とサニー店の併売でしたが、サニー店はまるでやる気がなかったために早々に脱落。
結局プリンス店のみと交渉することに。
試乗もさせてもらいましたが、店の周りを1周のみとハッキリ言ってよくわからず。
しかし、値引きの方はかなりがんばってくれたので、すんなりと契約になりました。
値段が安いのでミッションは当然MT。
色は、あまりいい色がなくシルバーが黒ぐらいしか選択肢がなかったのですが、
インテグラがシルバーだったので、黒に決定。
オプションは、雪道を走るので寒冷地セット(大容量バッテリー+ヒーティッドドアミラー)とビスカスLSDを付けました。
この頃に日産車には、3万円ほどでビスカスLSDを付けられたので、
雪道を走るFFマニュアル乗りにはありがたい存在でした。
代金は振込みでもいいといわれたのですが、一度やってみたかった現金一括払い!
(実は、ほとんど借金)
これは、かなり気持ちのいいもんです。
そして、納車の日。
店の前にとまっている黒のプリメーラ。
ピカピカの黒は最高でした。
何が違うって、ドアの閉まる音。
インテグラの「ベニャ」という音ばかり聞いていたので、「ボム!」という、
いかにも剛性と気密性が高い音にまず感動。
ひととおり操作のレクチャーを受けて、発進!
あら、クラッチがけっこう硬いのね。エンストしそうになりました。
ど新車なので、エンジンの回転数を上げないように、またアタリのついていないミッションをいたわりながら慎重にシフトアップ。
郊外のあまり車通りのない道で、一つ目のコーナーを曲がった瞬間に分かりました。
あのインテグラとは比較してはいけない車だと。
あれだけ苦労していたコーナリングがステアリングをちょいと切ってあげれば、そのまま曲がる。
何事もなかったかのように曲がる。
「こりゃスゲー」
それからしばらくは慣らし運転の日々。
エンジンとトランスミッション、それにショックアブソーバーのアタリがつくまでは我慢です。
エンジン回転数は、それほど神経質にならずにレッドゾーンが7500回転からだったので、
その半分の4000回転ぐらいまでを上限としてました。
オイル交換は、500km、1500km、3000kmで実施。
ミッションオイルも3000kmで換えました。
早く慣らし運転を終えたいので、週末には高速道路を走って距離を稼ぎました。
高速を走って驚いたのは、その直進安定性。
まさに「矢のように」まっすぐ走る。
法定速度プラスアルファぐらいのスピードレンジでは、
片手運転でも余裕なぐらい(あくまでも比喩です。)
スピードは出ているはずなので、なんだこの安心感は!
煽ってきたマークⅡなんか、かるくブッチギリですよ!(あくまで想像です。)
そうこうしているうちに慣らし運転も終了し、
いよいよ本格的にHP10とのドライビング生活が始まりました。
それは「新車の購入」でした。
「新車」。いい響きです。
学生のときから欲しいと思っていた車が2台ありました。
一台はHP10、そう初代プリメーラです。
(ちなみに私にとって2LのHP10のみがプリメーラであり、
1.8LのP10はプリメーラではありません。)
もう1台はアルシオーネSVXです。
あのジウジアーロのデザイン。とくかくかっこよかった。
それに理論上の完全バランスエンジンである水平対抗6気筒エンジンと不等&可変トルク配分のVTD-4WDを搭載していました。
プリメーラについては、大学時代住んでいたアパートからコンビニに向かう途中の家の駐車場にとめてあって、そこを通るたびに「あぁ、いぃなぁ。」と見つめておりました。
そして就職。新車購入計画発動!
購入資金全額を貯金するまではとても待っていられないので、
月いくらまでなら払えるかシミュレーションするところからはじめました。
大学ノートに線を引いただけの家計簿を1年間つけてはじき出した金額は月3万円。
インテグラの車検も近づき、頭金もだいぶたまったので、ついに新車購入ということになりました。
1年間考えに考え抜いた車種選定。
1本命:日産 プリメーラ
2対抗:スバル インプレッサWRX
3押え:ホンダ インテグラハードトップSi
4大穴:マツダ ランティスクーペタイプR
1は、言わずもがな。
2は、初代の初期型です。240馬力仕様。燃費とパワーがありすぎることに難あり。
3は、大変不人気だった四つ目ライト。ちょっとVTECエンジンの車に乗ってみたかったのと価格の安さが魅力。
4は、独特のスタイリングに興味あり。
基本的には、
○馬鹿でかい車は問題外。
○ドアが4枚あること。
○NAであること。
○燃費があまりに悪いのは困る。
といった基準で選びましたが、すべて当てはまるのはプリメーラしかなかったんですよね。
スタイリングも候補の中で一番気に入っていたし。
ただ問題は、プリメーラの価格。候補の中で一番高い。
しかし、長く乗るつもりだったので初志貫徹、プリメーラ1本に絞って交渉開始。
グレードは当時Te、Ts、Tmとあったのですが、欲しい装備を考えると
最上級グレードのTeを買った方がむしろお得なのでTeに決めてました。
当時プリメーラはプリンス店とサニー店の併売でしたが、サニー店はまるでやる気がなかったために早々に脱落。
結局プリンス店のみと交渉することに。
試乗もさせてもらいましたが、店の周りを1周のみとハッキリ言ってよくわからず。
しかし、値引きの方はかなりがんばってくれたので、すんなりと契約になりました。
値段が安いのでミッションは当然MT。
色は、あまりいい色がなくシルバーが黒ぐらいしか選択肢がなかったのですが、
インテグラがシルバーだったので、黒に決定。
オプションは、雪道を走るので寒冷地セット(大容量バッテリー+ヒーティッドドアミラー)とビスカスLSDを付けました。
この頃に日産車には、3万円ほどでビスカスLSDを付けられたので、
雪道を走るFFマニュアル乗りにはありがたい存在でした。
代金は振込みでもいいといわれたのですが、一度やってみたかった現金一括払い!
(実は、ほとんど借金)
これは、かなり気持ちのいいもんです。
そして、納車の日。
店の前にとまっている黒のプリメーラ。
ピカピカの黒は最高でした。
何が違うって、ドアの閉まる音。
インテグラの「ベニャ」という音ばかり聞いていたので、「ボム!」という、
いかにも剛性と気密性が高い音にまず感動。
ひととおり操作のレクチャーを受けて、発進!
あら、クラッチがけっこう硬いのね。エンストしそうになりました。
ど新車なので、エンジンの回転数を上げないように、またアタリのついていないミッションをいたわりながら慎重にシフトアップ。
郊外のあまり車通りのない道で、一つ目のコーナーを曲がった瞬間に分かりました。
あのインテグラとは比較してはいけない車だと。
あれだけ苦労していたコーナリングがステアリングをちょいと切ってあげれば、そのまま曲がる。
何事もなかったかのように曲がる。
「こりゃスゲー」
それからしばらくは慣らし運転の日々。
エンジンとトランスミッション、それにショックアブソーバーのアタリがつくまでは我慢です。
エンジン回転数は、それほど神経質にならずにレッドゾーンが7500回転からだったので、
その半分の4000回転ぐらいまでを上限としてました。
オイル交換は、500km、1500km、3000kmで実施。
ミッションオイルも3000kmで換えました。
早く慣らし運転を終えたいので、週末には高速道路を走って距離を稼ぎました。
高速を走って驚いたのは、その直進安定性。
まさに「矢のように」まっすぐ走る。
法定速度プラスアルファぐらいのスピードレンジでは、
片手運転でも余裕なぐらい(あくまでも比喩です。)
スピードは出ているはずなので、なんだこの安心感は!
煽ってきたマークⅡなんか、かるくブッチギリですよ!(あくまで想像です。)
そうこうしているうちに慣らし運転も終了し、
いよいよ本格的にHP10とのドライビング生活が始まりました。