HP10は、その後大きなトラブルもなく、消耗品を換えるだけで特に問題なく走り続けておりました。
そして登録から13年目になり、来年から自動車税が割増になるという年になったので、
車の買い替えを考えるようになり、車検満了にはまだ少し期間がありましたが、
車検の時期を年度末から変えたかったので、秋に車を買い換えることにしました。
買い換えた車は、プロフィールの写真のあの車です。
(これについては、また別に機会に。)
その頃からセルの回り方が弱くなってきて、エンジンのかかりが悪くなっていました。
バッテリーもしばらく交換していなかったので、バッテリーが弱くなってきたのかなーと思っていたある日、
仕事中に妻からのメール。
コンビニに立ち寄って帰ろうとしたら、エンジンが始動しないとこと。
こりゃまいったなー。
仕方がないので、仕事を抜け出して住んでいるアパートから比較的近いコンビニに向かいました。
到着してエンジンをかけてみると、セルモーターが全く動かない状態でした。
自力では手に負えないので、妻は歩いて帰ることにして、
あのU-Phileマンセル事件の際、入会してから初めてJAFに応援を頼みました。
しばらくすると中年のJAF隊員が到着。
以前自分もプリメーラに乗っていたということで、かなり安心。
バッテリーのチェックをしていたものの、バッテリーの電圧は問題ないとこと。
すると、その隊員は道具箱の中からハンマーを取り出しました。
何をするのかと見ていると、エンジンルームの隙間に手を入れて
ハンマーでどこかを叩き始めたじゃありませんか。
「昔のテレビじゃあるまいし・・・」と冷ややかな目で見ていると、
叩き終えた隊員が運転席に座って、キーをひねると・・・
「かかっちゃったよ!」
昔のテレビ並みに「叩けば直る」作戦大成功!
これには正直驚きました。
その隊員が言うには、セルモーター内部の磁石の劣化が原因で、
電磁石の力でギアがエンジンのクランクケースに押し出される力が弱くなりセルが回らなくなる、とのこと。
古い車によるあることで、ハンマーで叩いて衝撃を与えると直ることがあるらしい。
今回のは応急処置なので、いつ再発するか分からないので、
すぐに修理した方が良いと言われました。
その日は木曜日。その翌々日の土曜日には新車が納車の予定。
このHP10は何とか5万円で下取りしてもらえることになっていたので、今動かなくなるのは困る!
ということで、エンジンがかかったHP10をアパートの駐車場に停めると、
妻に明日は車を使わないように言って、運命の土曜日。
あと1回だけエンジンかかってくれればOK。引き渡した後ことは知らん!
祈るような気持ちでキーをひねると、若干怪しい音がしたものの何とか始動!
さっさとディーラーに行って、置いてきましたよ。もちろん何も言わずに・・・
いろいろな人から聞いてはいたんですよ。
愛着のある車を買い換えると決めた途端に、今までノートラブルだった車にトラブルが出だすと。
まあ、一種の都市伝説だと考えていましたが、ほんとうに自分の車で起こるとは。
しかも、新車の納車の2日前。
HP10には愛情を注いでいたもんなー。なかなか別れ難かったし。
その前の週の日曜日、HP10と最後のドライブに出かけました。
行き先は、近所の峠の頂上付近の駐車場まで。
13年経っても衰えを知らないその足回りのよさを堪能しつつ、駐車場で写真を撮りました。
高い山にはすでに雪がうっすら積もり、冬の到来が近いのを教えてくれていました。
HP10、俺の相棒。
忘れられない記憶の一枚です。
(おわり。)
そして登録から13年目になり、来年から自動車税が割増になるという年になったので、
車の買い替えを考えるようになり、車検満了にはまだ少し期間がありましたが、
車検の時期を年度末から変えたかったので、秋に車を買い換えることにしました。
買い換えた車は、プロフィールの写真のあの車です。
(これについては、また別に機会に。)
その頃からセルの回り方が弱くなってきて、エンジンのかかりが悪くなっていました。
バッテリーもしばらく交換していなかったので、バッテリーが弱くなってきたのかなーと思っていたある日、
仕事中に妻からのメール。
コンビニに立ち寄って帰ろうとしたら、エンジンが始動しないとこと。
こりゃまいったなー。
仕方がないので、仕事を抜け出して住んでいるアパートから比較的近いコンビニに向かいました。
到着してエンジンをかけてみると、セルモーターが全く動かない状態でした。
自力では手に負えないので、妻は歩いて帰ることにして、
あのU-Phileマンセル事件の際、入会してから初めてJAFに応援を頼みました。
しばらくすると中年のJAF隊員が到着。
以前自分もプリメーラに乗っていたということで、かなり安心。
バッテリーのチェックをしていたものの、バッテリーの電圧は問題ないとこと。
すると、その隊員は道具箱の中からハンマーを取り出しました。
何をするのかと見ていると、エンジンルームの隙間に手を入れて
ハンマーでどこかを叩き始めたじゃありませんか。
「昔のテレビじゃあるまいし・・・」と冷ややかな目で見ていると、
叩き終えた隊員が運転席に座って、キーをひねると・・・
「かかっちゃったよ!」
昔のテレビ並みに「叩けば直る」作戦大成功!
これには正直驚きました。
その隊員が言うには、セルモーター内部の磁石の劣化が原因で、
電磁石の力でギアがエンジンのクランクケースに押し出される力が弱くなりセルが回らなくなる、とのこと。
古い車によるあることで、ハンマーで叩いて衝撃を与えると直ることがあるらしい。
今回のは応急処置なので、いつ再発するか分からないので、
すぐに修理した方が良いと言われました。
その日は木曜日。その翌々日の土曜日には新車が納車の予定。
このHP10は何とか5万円で下取りしてもらえることになっていたので、今動かなくなるのは困る!
ということで、エンジンがかかったHP10をアパートの駐車場に停めると、
妻に明日は車を使わないように言って、運命の土曜日。
あと1回だけエンジンかかってくれればOK。引き渡した後ことは知らん!
祈るような気持ちでキーをひねると、若干怪しい音がしたものの何とか始動!
さっさとディーラーに行って、置いてきましたよ。もちろん何も言わずに・・・
いろいろな人から聞いてはいたんですよ。
愛着のある車を買い換えると決めた途端に、今までノートラブルだった車にトラブルが出だすと。
まあ、一種の都市伝説だと考えていましたが、ほんとうに自分の車で起こるとは。
しかも、新車の納車の2日前。
HP10には愛情を注いでいたもんなー。なかなか別れ難かったし。
その前の週の日曜日、HP10と最後のドライブに出かけました。
行き先は、近所の峠の頂上付近の駐車場まで。
13年経っても衰えを知らないその足回りのよさを堪能しつつ、駐車場で写真を撮りました。
高い山にはすでに雪がうっすら積もり、冬の到来が近いのを教えてくれていました。
HP10、俺の相棒。
忘れられない記憶の一枚です。
(おわり。)