夜の翼

オーディオ、音楽、車、ケータイなど好きなことを気ままに綴るブログです。

おでかけ視聴 in 秋葉原(その1)

2010-07-05 16:11:55 | オーディオ
久しぶりに東京に行ってきました。
今回は比較的時間に余裕があったので、秋葉原に半日ほどおりました。
地元ではなかなかできないオーディオ機器の視聴をしてきました。

まずは、品揃え豊富ながら敷居が低いヨドバシカメラへ。
今回は、ヘッドホンの視聴が目的なので、ヘッドホンと視聴ブースを探すと、ありました。
メッシュチェアが5つほど並んでおり、その前にそれぞれ10個ほどのヘッドホンがずらり。
音源は、CDプレーヤー(マランツのSA-15S2)に同じクラッシクのCDが入っていました。
そこからヘッドホンごとにボリューム調整ができる機器につながっているようです。
早速ゼンハイザーのHD595を聴いてみました。

仙台のヨドバシもそうだったんですが、ヘッドホン自体がだいぶくたびれた感じです。
装着してみたときの「頭の上になんか乗っかってる」感も前回と同様でした。
音のほうは、やはり視聴環境が悪いのか、かなり音が濁った感じです。
さらに、隣にあったHD650も視聴。

装着感というか、頭頂部の違和感はこちらの方が少ない感じです。
音のほうは、この悪い視聴環境でも分かる抜けのよさ。
あまり低音が入っていないCDだったので、よく言われている低音の量感というのは
それほど感じませんでした。

それから、ヘッドホン視聴ブースの端の方にフォクテクスのPM0.4nが置いてあるのを発見。
音は出なかったのですが、実物を始めてみてその大きさを確認。
アンプ内蔵のスピーカーとしてはミニマムの大きさですが、
デスクトップ用としてはほぼ限界の大きさという感じですね。
値段の割には仕上げも良くて、色は白が良い感じでした。

そして、メーカーごとの視聴ブースを横目で見ながら、メインの視聴ルームに行ってみました。
聞こえてくる音を聞いて、高校に入学するときに
初めて地元のオーディオショップに行ったときのことを思い出しました。
そうそう、この音の感じ。なんだかワクワクします。
そうすると、聞こえてきた曲に聞き覚えが…
もしかして、と思っていたら、ボーカルが聞こえてきたところで確定。
スティーリー・ダンです。
聴きなれた「エイジャ」と「ガウチョ」に収録されている曲ではなかったのですが、
彼らの音は非常に特徴があるので、すぐに分かります。
20年ぶりに出したオリジナルアルバム「トゥ・アゲインスト・ネイチャー」も持っていますが、
あまりの音の変わらなさにちょっと笑ってしまったのを覚えています。
しかし、どうもそのCDの曲でもないようで、帰ってきてから調べてみると
その「トゥ・アゲインスト・ネイチャー」の3年後に「エヴリシング・マスト・ゴー」というCDが出ていたようで
そのCDの曲だったかもしれません。

すでに中年の男性客がスピーカーをいくつか切り替えながら熱心に試聴しているところ。
壁一面にスピーカーが並んでいるのはなかなか壮観。
小型のブックシェルフとトールボーイが中心です。
ブックシェルフの方は、2段になっている棚にずらっと並んでいて、
床置きしてあるトールボーイとあわせると60セット以上あったでしょうか。
スピーカーが置いてある壁の横の壁を見ると、壁面のラックに納められたアンプとCDプレーヤーが。
アンプはプリメインばかりでしたが、現行の主要な商品はほとんど置いてある感じでした。
CDプレーヤーも同様。数は数えませんでしたが、それぞれ50ぐらいずつあったでしょうかね。

鳴らしているスピーカーがどれかはちょっと分かりませんでしたが、
どれもスムーズで明るい鳴り方をしていて、かなり好ましい感じだったので
いったどのアンプで鳴らしているのか見ていると、店の人がボリュームをいじったのは
ATOLLのIN100seでした。

自分のGX100用のアンプの候補の1つになっているもので、
聴いてみたいなと思っていたのでこれはラッキー。
明るく開放的な印象で、ポピュラー系の音楽ソースにはよく合うような感じでした。
聴いていて嫌な感じは全くなく、リスニング用としてはよいのではないかと思います。

その後、男性客の要望でスピーカーを固定してアンプをIN100seからラックスマンのL-550AⅡに変更。
L-550AⅡの電源が入っていなかったので(純A級だから当たり前か)、
電源を入れてすぐの音出しでは、さすがに音が眠い感じ。
電源を入れて1時間後ぐらいのアンプが十分温まった(熱くなった?)ときの音を聴いてみたいものです。

壁一面のスピーカーの中に当然GX100もあったのですが、
今回アンプについては完全にひやかしの上に、前の男性客の視聴がなかなか終わらないので
それは、また次の機会にお預けということにしました。

このヨドバシAkiba店の視聴ルームはかなりよかったですね。
あれだけの数のスピーカーとアンプとCDプレーヤーが自由に組み合わせを変えて視聴できるんですから。
置いてある機種もエントリークラスからミドルクラスまでは、ほとんど置いてあるので、
視聴はここ一カ所でだいたい間に合ってしまいそうです。
スピーカーが棚置きなのは、まあ仕方ないかなと。

そんなことを思いながら、視聴ルームを出るとすぐにフォステクスのスピーカーボックスBK-Enシリーズが!

これも現物を見てみたいと思っていたものでした。
現在AVアンプとユニバーサルプレーヤーで鳴らしているGX100をピュア専用にするために
アンプとCDプレーヤーを物色中というのは以前もこのブログで書いたところなんですが、
GX100をTV周りから移動させる予定なので、その代わりとなるマルチチャンネルのフロントスピーカーが必要となってきます。
CDはGX100で聴くとなると、TVの隣に置くことになるスピーカーは、
ほぼミュージックDVD専用となる可能性が大です。
映画も見ないことはないのですが、比重としては圧倒的に音楽です。
しかし、予算的にはそれほどかけられない(少なくともGX100以下)ので、
何かいいものがないかと検討していたもののひとつが、このBK-Enシリーズなのです。
もともとフルレンジユニットの音は好きなので、箱は自作ということも考えたのですが、
テレビ周りに置くので、やはりデザインも無視できないところ。
そんなことで、仕上げがよいこのBK-Enシリーズが気になっていたのです。
ユニットを装着した状態で、BK206EnとBK166Enが置いてありましたが、
リビングに置いても違和感のない仕上げになっていて、デザインの面では○です。

その横の棚を見てみると、このBK-Enシリーズの小さいほうの3機種がアンプにつながれて
試聴できるようになっているではないですか!
アンプはパイオニアのA-D3、CDプレーヤーはパイオニア製(だったと思う)でしたが
見たことのない機種だったので、現行の製品ではなかったかもしれません。
その中で一番大きいBK126Enを中心に聴いてみました。
セットされていたのは、比較的に静かなジャズのCDでしたが、中域が厚く非常に聴きやすい。
特にボーカルは良い感じです。
もちろんHi-Fi調ではないので、広域の伸びとかは期待すべきではないですが、
比較的長時間になるライブDVDを聴くには、むしろ好ましい傾向でしょう。
あまり低音が入った曲がなかったことと、棚置きで後ろの壁との距離が近かったことで
バックロードホーンの低音の出方はチェックできませんでした。
この箱は、少し背が低いので、実際置くとなると低めのスピーカースタンドが必要になるかもしれません。

まあ、使用目的からすると、パイオニアのS-31-LRあたりが価格からしても無難なのでしょうね。

この機種はデザインもいいし、トールボーイなのでスタンドも不要ですし。
現在使っているセンタースピーカーとリアスピーカーは、結婚当時に買ったヤマハの安物なので
順次このパイオニアのシリーズ3に買い換えていくというのもいいかなと思ったりします。

そんな具合で1件目に回ったヨドバシで気になっていた機種の試聴がかなりできたので、
けっこう満足度は高かったです。
(つづく。次もヘッドホンとアンプの視聴です。)