夜の翼

オーディオ、音楽、車、ケータイなど好きなことを気ままに綴るブログです。

ぷららv6エクスプレスでぷらら光電話とぷららフォンfor フレッツを同時利用する(その4)

2021-12-01 04:44:44 | 通信
待っているのは長く感じるが、実際はメルカリでWeb Caster V110購入してから3日後にはこの古いIP電話対応ルーターが手元に届いた。

ルーターの元箱のまま送られてきたが、ルーター本体は意外ときれいで、あまり使用感はない。
青いおでこみたいな部分は、無線LANカードのスロットルカバーになっている。
未使用の電話線と使用感バリバリのLANケーブル、そして現在ではあまり見ない形状の純正ACアダプターは入っていたが、
出品者から連絡があったとおりマニュアルの類は一切入っていなかった。
なぜか古いPCの保証書が入っていたが、このルーターと一緒に買ったのかな。

さて、まずは動作チェックである。
マニュアルはNTTのウェブサイトからダウンロードしてひととおり読んでおいた。
まず、V110が初期化されているかをチェック。
電源を入れると、INITランプが赤点滅をしているので、初期設定状態だということは分かったが、
念のため本体の底にある初期化スイッチを押しながら、電源を入れて再度初期化をした。

マニュアルを確認したら、このルーターの初期状態のIPアドレスがHGWと同じ192.168.1.1なので、こちらのIPアドレスを替えておく必要がある。
PCとV110をLANケーブルで直結し、ブラウザでV110の設定画面にアクセスする。
すると旧式のルーターなので、初期パスワードというものは存在せず、まず自分でパスワードを設定するよう求められる。
パスワードが10桁までというのが何ともこのルーターの古さを物語っているが、自分でパスワードを設定した。
次に、「かんたん設定」という画面に遷移し、インターネット接続に必要な初期設定を促される。
今回は、デフォルトのPPPoEモードでよいので、プロバイダーのIDとパスワードを入力して、設定が終わったと思ったら、
強制的に最新ファームウェアの確認が始まってしまった。
まだ、配線をしていないので当然インターネットにつながらない。
しばらく待っていると、最新のファームウェアの確認ができなった旨のメッセージとともに、設定画面を開くことできたのでひと安心。
フォアーウェアを確認すると、なんと2006年のVer.2.00.0000のままだった。
(最新のファームウェアといっても、このV110の場合、2012年のVer.3.00.0001になるわけだが)
導入を目指しているぷららフォンforフレッツは、V110のファームウェアがVer.1.00.0001以上であれば使えるので、
このままでもいいのだが、一応最新にしておきたい。

そのまえに、ネットワークに接続する前にIPアドレスの変更を行っておく。
HGWが192.168.1.1、Wi-FiルーターWG1200HS4が192.168.10.1がデフォルトになっているので、V110は192.168.100.1にしておいた。
(あ、V110だけに192.168.110.1の方がよかったか。)
設定を更新し、V110が再起動。変更した設定内容が反映されているかを確認したうえでネットワークに接続する。

PCの1台はWG1200HS4にWi-Fiで接続する予定だが、設定段階ではV110に有線LANで接続している。
電話は、V110を経由してHGWにつながっている。
この状態でぷらら光電話の方は使えるはずなので、確認すると発着信とも問題ない。
インターネットの方はというと、めでたくV110のPPPランプが緑色に点灯し、つながったと思ったらすぐに、
V110のランプが全点滅し始めて、ネットに接続できなくなった。
これはまずいと思い、V110の電源を入れ直したら、またつながるようになった。
V110の管理画面を見てみると、V110のファームウェアがいつの間にか最新のVer.3.00.0001なっていた。
ネットワークの接続配線をした状態で初めてV110の電源を入れたので、
まだ行っていなかった最新ファームウェアの確認が自動的に行われ、バージョンアップまで行ってくれたようだ。
PC直結でV110の管理画面を開いたときに、ダウンロードしてあった最新ファームウェアをローカルで当てておけばよかった。
V110のログを確認してみたが、これまた旧式のルーターの悲しさ、初期状態ではNTPサーバーの設定がされておらず、1970年に逆戻りしてしまう。
マニュアルには自分でのNTPサーバーのIPアドレス(ドメインではない)を調べて、入力しろとなっている(IP電話の設定を行えば、NTPサーバーの設定は不要)。

仕方ないので、自分で入力したらようやく2021年になったが、たぶん生まれて初めてじゃないかなNTPサーバーのIPアドレスを手打ちしたのは。

確認のため、スピードテストサイトで接続速度を測ってみたが、100Mbpsの仕様のV110は実行スループットの上限の90Mbpsあたりで頭打ちになる。
次に、接続状況を確認するため、接続状況確認サイトで回線を判定してみた。
が、予想に反し、IPv4の接続だけでなく、IPv6の接続の接続も確認される。
IPoE方式によるIPv4 over IPv6接続への対応などしているはずもない古いルーター経由での接続なので、てっきりIPv4接続のみかと思っていたが、さにあらず。
HGW単体でのIPoE方式によるIPv4 over IPv6接続が可能な状態なので、IPv6接続も判定されてしまうのか。
試しに、HGWのPPPoEブリッジ機能をオフにしてみたら、やはりネットにつながらなくなった。
今IPv4がPPPoE接続なのかどうかわからないので、接続しているゲートウェイを判定するサイトで確認すると、
ゲートウェイはぷららになっていたので、間違いなくPPPoE接続になっていて一安心。
PCをいつものWG1200HS4経由での接続に切り替えて確認すると、ぷららv6エクスプレスのVNEであるOCNと表示された。
IPoE方式で接続している証拠である。

よし、これでぷららフォン for フレッツに申し込む準備は整った。
あとはぷららが素直にぷららフォン for フレッツの申込みを受けてくれればいいのだが。
(つづく)