夜の翼

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ぷららv6エクスプレスでぷらら光電話とぷららフォンfor フレッツを同時利用する(その6)

2021-12-03 04:44:44 | 通信
結局申し込み当日はぷららからメールは来ず、メールは翌日になった。
メールはぷららフォンの設定に必要な情報がメール本文にベタ打ちされたシンプルなものだったが、
設定時にIDとかがコピーできるようになっていればいい。
接続に必要な情報がそろったので、PCを有線LANで050IP電話対応ルーターWeb Caster V110に接続する。
V110の設定画面にログインし、必要な情報を入力する。
電話設定については基本的にデフォルトままにしたが、電話番号表示については「有効」にしておいた。
入力した情報をV110に反映させるとV110が再起動し、V110のVoIPランプが点灯した。
IP電話の設定がうまくいったようだ。

次に発着信の確認を行う。
まずは、発信から。
ぷらら光電話とぷららフォンを1台の電話機で共用している状態だが、通常どおり発信すると、受信側にぷららフォンの050電話番号が表示される。
これはマニュアルに書いてあるとおりの動作で正常。
ぷららひかり電話で発信したいときは、電話番号の前に0000というプレフィックスをつける。
すると、ぷらら光電話での発信となり、相手側には市外局番からはじまるぷらら光電話の電話番号が表示される。
050のぷららフォンの場合、同じグループの050番号にかけた場合は通話料が無料となるが、それ以外はほぼぷらら光電話の通話料と同じで、
3桁の特番に電話ができなかったりして発信できる電話番号に制約が多いので、発信は基本的にぷらら光電話の方で行いたい。
電話機にプレフィックスを付けて発信できる機能があればそうしたところだが、今使っている電話機にはその機能がない。
050のぷららフォンでは3桁特番の電話番号とか0120のフリーダイヤルにはそもそもつながらないので、
ぷららフォンでつながらない電話番号へ発信した場合、自動的にぷらら光電話の発信に切り替えて電話をかけてくれる親切な機能が付いている。
これならプレフィックス付加機能がなくとも特に問題ないだろう。

つづいて着信の確認。
まずは、ぷらら光電話の番号に電話をかけると、固定電話機だけが鳴る。もちろん発信者の電話番号が表示される。
スマホにインストールしてあるAGEphoneは鳴らない。

新しく開通したぷららフォンの050番号へ電話をかけると、これもちゃんと発信者番号が表示されて固定電話機が鳴った。
(この時点では、AGEphoneにぷららフォンの設定はしていない。)
固定電話機のでの発着信は問題なくできるようだ。

スマホにインストールしたIP電話アプリAGEPhoneはひかり電話(ぷららフォンfor フレッツなどのコラボひかり電話を含む。)の専用アプリというわけではなく、
ほかの050IP電話でも使うことができるので、AGEphoneにぷららフォンの設定をしてみる。
基本的には簡易設定の画面を埋めればいいが、AGEphoneの初期設定として必要な他の項目も設定をする必要がある。
内容はぷらら光電話と同じ。STUNサーバーはGoogleにしておいた。
ぷららフォンのプロファイルがぷらら光電話とは別に作成され、10秒ほどで登録済みと表示された。

これで使えるようになったはずなので、確認してみる。
発信の方は問題なくOK。
問題の着信だが、スマホの方だけに着信し、固定電話機は鳴らなかった。
AGEphoneにぷらら光電話とぷららフォンの両方の設定をすると、ぷらら光電話の着信は固定電話機のみ、050のぷららフォンの着信はスマホのみという状態になり、
期せずして電話機の鳴り分けができている状態となった。

その理由を考えてみたが、ぷらら光電話の方はひかり電話対応のHGWで着信を処理して、LINE経由で固定電話機につなげているので、
050IP電話ルーターのV110に電話の設定をしなくともぷらら光電話が使えるようになっている。
HGWに音声端末としてスマホが登録済みになっているものの、固定電話機への着信を優先しているような動作になっている。
WG1200HS4をHGWにブリッジモードで接続しているときは、固定電話機とスマホが同時に鳴動していたので、
そういう接続にすれば同時着信も可能かもしれないが、「ホームゲートウェイ(HGW)によるIPoE接続」がOFFになってしまったので、
ルーターモードでの接続が必要となったWG1200HS4では難しい。
一方、050のぷららフォンは、スマホがHGWに音声端末として登録されている状態なので、
IP電話ルーターとしてHGWに接続されているV110よりHGWに登録されている電話機の方が優先され、スマホに着信があるように思われる。

HGWに電話機は7台まで登録できるが、HGWのLINEポートにつなげられるアナログ電話機2台は登録番号1と2としてデフォルトで登録されるようになっているから、
HGWに登録してある電話機へ優先して着信させる動作のようだ。
それとも、HGWのPPPoE接続は無効にしてあるので、V110側には050電話のデータは流れないのか。

ともかく、ぷららv6エクスプレスでインターネットを使いながら、ぷらら光電話とぷららフォンfor フレッツの併用ができた。
このことについて対応が難しくなったのは「ホームゲートウェイ(HGW)によるIPoE接続」ができるようになったからだが、
少なくともIP電話の利用に関してはHGWによるIPoE接続ができるようになってからの情報が少なすぎる。
しかし、ぷららフォンの申込時に「ホームゲートウェイ(HGW)によるIPoE接続」をオフにすると言われたので、その点はぷらら側でしっかり把握しているようなだから、
把握しているのであれば、もう少し分かりやすくウェブサイトに書いておいてもらえれば、こんなに悩まずにすんだのにと思う。
あとは、AGEPhoneの運用をもう少し考えてみたい。
(おわり)