■NTT組織再編の影響
NTTのコラボ光回線であるぷらら光の新規受付停止になってからしばらく経つ。
既存ユーザーはサービスを継続して受けられるので、今のところ問題はない。
ドコモ光のプロバイダーにぷららの名前もあったので、ドコモ光+ぷららで使う手もあるかなと考えていた。
しかし、である。
ここに来て、ドコモ光のプロバイダーに動きがあった。
NTT系のプロバイダーの統合である。
これまでは、ドコモ直営のドコモNET、ぷらら、それにOCN(バックボーンの違いでOCN-AとOCN-Bに分かれている)と3つのNTT系プロバイダーがあった。
それがOCN-Aに統合され、ほかは新規受付停止になってしまった。
一般向けのサービスからは撤退したはずのOCNだが、そこはダイヤルアップの時代からのプロバイダーブランドであるし、
結局バックボーンはOCNだということもあるのだろう。
■ぷらら光終了のフラグ?
ぷらら光のサービスが停止されれば、プロバイダーとしてぷららを使うことができなくなりプロバイダーの乗り換えをしなくてはならないのか?
と思ったら、ドコモ光以外でぷららを使っている人(ぷらら光、フレッツ光+ぷらら)は、特例で今後もドコモ光+ぷららに乗り換えることは可能のようだ。
これでぷらら光がサイービス停止になってもプロバイダーサービスとしてのぷららは継続して利用可能となるが、
この動きはぷらら光のサービス停止のフラグだろうか?
しかし、ドコモを利用する予定のない自分にとっては、ぷららを継続して利用できるという点以外何のメリットもない。
固定通信料金はアップするが、ドコモの移動通信料金の割引サービスが受けられないので、トータルでの通信料金は上がることになる。
プロバイダーとしてのサービスが維持されるかは今のところ分からない。
メールサービス、フリーチケット制は維持されそうだが、IP電話はプロバイダーサービスの一部ではなく、別サービスなので利用はできないだろう。
他のプロバイダーを選択するにしても、ドコモ光はドコモの通信を利用することが前提になるので、メリットはない。
NTT組織再編の影響は思ったより大きいようで、比較的近い時期にぷらら光のサービスが停止されることも想定しておいた方がいいだろう。
■携帯キャリアに縛られない光回線の選択肢
せっかく携帯キャリアのMNPがかなり自由に行えるようになったのに、固定通信回線とのセット割で携帯キャリアの乗り換えを縛られたくない。
大手プロバイダーのコラボ光回線はほとんど携帯キャリアのセット割が前提となっていて(特にau光系)、
ドコモ光と同様、固定通信側の料金が高めに設定されている。
携帯キャリアとのセット割と関係ない光回線サービスとなると、意外と選択肢が少ない。
以前検討したが、ソフトバンク光はワイモバイルユーザーでもメリットが少ないので問題外。
自分が住んでいる地域で利用できるところでは、GMOあたりがいいのか。
けっこう古参のプロバイダーであり、メールアドレスが15個まで、ホームページ容量(!)が350MBまで基本料金に含まれるという、
これまたダイヤルアップやADSLが主流だった頃の懐かしいプロバイダーサービスの仕様である。
IPv6サービスも基本料金に含まれているので、その点もぷらら光と同じ。
一般向けの固定IP電話サービスは終了の方向なので、これは諦めてひかり電話を継続するか、固定電話代わりの携帯サービスで代用するしかない。
プロバイダーのメールアドレスはなるべく多く必要なので、サービス内容からするとここかなと考えているが、心配なのは実行速度である。
爆速でなくとも、ぷらら並みにそこそこ安定して速度が出てくればいいが、そこに不安が残るなら、
ぷららのプロバイダーサービスの継続利用を優先して、とりあえずドコモ光+ぷららにするという選択肢もあるだろう。
固定通信サービスの選択もどの携帯通信サービスを利用するかと切り離せなくなってきている。
何かと縛りの多い不自由な時代だ。
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