国内ではETC騒動、海外では新型インフルエンザ問題でどこもかしこも大変な込み方だった。米国或いはヨーロッパからの帰国者にとって10時間近くも搭乗してきて、さらに成田或いはその他の国際空港に到着後、数時間も足止めされたのではたまったものではない。お疲れ様といおうか、お気の毒様というのか言葉がない。
今朝のニュースによると新型インフルエンザは60歳以上の人には感染しにくいとか。何らかの免疫が効果を見せているのだという。そういわれてみると若い人たちが多く感染しているようだった。年をとるということは、たまにはいいこともあるのかと思ったり悲しんだり。
やれETCだ。やれ新型インフルエンザだ。と関心はそちらに向かっているが、日本経済は果たしてどこへ向かっているのだろうか。どちらのデーターを見てもプラス成長など見当たらない。マイナスも3~5%の間にあるという。間違いなくデフレスパイラルの真っ只中にあるような気配を感ずる。
公務員のボーナスも10%カットとか。当然のことながら給与も賞与も減額続きではかなわない。もっとお気の毒なのは、派遣労働者の方たちだろう。働きたくとも働く或いは雇ってくれるところがない。
いったい、いつから、どうしてこんな労働形態になってしまったのだろうか。日本古来の終身雇用、年功序列制はどこへ行ってしまったのだろうか。
よく日本人には愛国心がないといわれてきた。しかし、ここに来て愛国心どころか愛社精神もなくなっているはずである。日本のよき慣習をかなぐり捨てて、いったいどうするつもりなのだろうか。どのような日本を創るつもりなのだろうか。
今の政治家には、清貧の思想もなければ国を憂える心もない。高邁な精神で日本をよき方向へ導いてくれるような政治家などいるはずがない。上から下まで腐りきっている状態だろう。本当にマッカーサーに去勢された日本人に成り下がってしまっている。悔しい。むなしい。
世界はG2時代に入ったという。勿論米国、中国である。次に来るのはインドとインドネシアだという。日本は沈没に向かってまっしぐらというところか?