確かに、暑いときはネクタイなど邪魔でしょうがない。人に会わない時は胸ポケットへしまいこんでいたものだが、ノータイが冷房温度を一度でも上げる効果があったり、CO2削減にどれほど効果があるのか、あったとしても知れたものだろう。
どうやら議員諸先生方のレベル低下とやる気の無さ加減は、このクールビズスタイルになって増幅したように思えてならない。
締まらない。決まらない。何もかも先送りである。
国会において、重要法案を審議する人たちが、だらしなくボタンをかけずに胸までさらけ出している姿を見るたびに憤りさえ覚えるのである。おまけにお昼寝などしている姿は、全くいただけない。あらゆる交通機関のパスを所持し(中には彼女とのデートに新幹線をただ乗りしていた議員もいたっけ)高額な歳費をもらい、活動費も税金でまかなわれている特権を持っている人たちである。せめて、身なりくらいはしっかり緊張感の出る姿でいて欲しいものである。
もっとまじめにやって欲しい。中身が無いのであれば、せめて格好だけでもまじめなスタイルをして欲しい。昔から言われているではないか。馬子にも衣装だと。
先日は、横須賀市長に33歳の青年が見事当選した。千葉市長も30代である。
テレビによくお出になる塩爺こと塩川先生は、昨日のテレビ番組で何度も何度も東原さんといっていた。周りの人が東国原さんといっているそばから、東原さんというのには情けないやら、お気の毒やら人間思い込んだらなかなか抜けないこともあるのだなとわが身を振り返る絶好の機会になった。
人間ある程度年を重ねたら、静かに回顧録でもつづっているほうがいいのかもしれない。生き恥とは言わないまでも、これも太平楽、日本社会全体に緊張感をなくしている現象の一つかもしれない。
特にマスコミのディレクターは、みんながみんな右へならへの感がある。テレビもつまらなくなってしまった。