晴耕雨読を綴る。

3.11から考え方を変えた。液状化と直下型地震に脅える日々。自然の驚異を感じながらも、共生と調和を求めていく!

自死について。

2008-05-27 17:56:28 | 生活

 日本国内における自殺者は、交通事故による死亡者をはるかに上回る規模にまで膨れ上がっている。何処でどうしてこのような事態を招いてしまったのか?

 そもそも自死行為は、犯罪であるとの認識があまりにも薄れてしまったことが大きな原因の一つではないだろうか。生を受けるということ、生まれ育つ過程で幾多の難関が待ち受けているということ、今でこそ医学の進歩によって、本来適者生存できなかった小さな命が、はぐくみ育てられるようになってきた。結構なこと、これに勝るものは無い。

 ところが、これから真に世のため、人のために役立ってもらいたい人たちが、自ら命を絶ってゆく傾向がある。嘆かわしいこと、この上ない。許せないのは、自殺行為指南書或いは指南サイトまであるというのだ。ふざけるな、あなたたちは死後地獄に落ちて生きている以上の苦しみを受けることになるであろう。

 ところで、日頃理解できないことの一つに、社員の身分を捨ててフリー宣言する或いはさせられている人たちが、おられることについてその真相はどうなっているのかという疑問である。

 確かに、フリーのほうが見た目の収入は増えること間違いない。しかし、フリー宣言したと同時に一人の経営者になるという意識があるのだろうか。独立後は、誰も守ってくれないし、自ら道を切り開いていく覚悟が必要なのではないか。

 私が理解できないのは、この辺の経過その他がどうなっているのかということである。自らの判断以外に会社側からのお勧めがあるのではないかっと危惧するものである。えてして、人気企業は多くの社員を採用し、篩にかけて有望社員を選別していくような傾向がありはしないだろうか。

 もし、それに類することがあるのであれば、改めたほうがいい。あなたたち経営者のご子息が同じ運命に会うこともあることを肝に銘じてほしいものである。


四川大地震に思う。

2008-05-19 10:15:11 | 政治、経済

 中国政府の初期対応は、これでよかったのだろうか。温家宝首相は、報道関係者に感激的場面を撮るように指示していた。何たることか。この大惨事のさなかでさえ、共産党支配の正当性宣伝を重視しているとは情けない次第である。

 道路は寸断され、救援物資は届かず、救助作業は遅々として進まず、次は衛生問題から伝染病その他庶民の健康を襲い続けることになるだろう。

 地震でできた自然のダムが決壊の恐れありという。大雨でも降れば、更なる被害が起きる可能性だってあるのだ。なんとか復旧工事を急がねばならない。国連援助隊でも救援を申し出でている国の支援も受け入れるべきか?

 中国の電力を支えているのは、水力発電である。そのダムさえも危険な状態と聞く。天災の後から人災が続く。

 聞けば、四川省は日本と同じくらいの面積と人口であるそうだ。如何に大規模な地震だったか想像できる。被害にあわれたすべての方々へお見舞いとお悔やみを申し上げたい。

 すでに中国は、世界第二位の経済大国である。沿海部の発展は目を見張るものがある。軍事力も然り。軍事費は世界一かもしれない。原子力空母を造り、原子力潜水艦を増強し次は何を考えているのだろうか?

 それよりも何よりも、農村部の収益力向上と格差の是正に力点を置き、社会資本の充実を図るべきではないだろうか。北京オリンピックを契機に180度の転換を望みたいものである。

 


四川大地震、被災者にお見舞い。

2008-05-14 11:21:24 | 注目の話題

 地震は日本の専売特許と思いきや、中国大陸でも大きな地震に見舞われることがあるのを知った。死者ならびに負傷者は何万人にも達すると思われる今回の大災害。心からお見舞いを申し上げたい。

 そもそも中国の一般民家は、天日乾燥レンガ造りが多いはず、今回のようにな大規模な地震に襲われたとき、ひとたまりも無いはずである。しかし、今回の悲惨さは、学校が軒並み倒され、生き埋めの状態で被害にあった小、中学生が多かったことである。哀れというか国の政策の欠如、人命の尊さを軽視した結果であることを物語るものである。

 今や世界の大国へのし上がってきた中国、まもなく開かれる北京オリンピック、その輝かしい裏では、貧困層の拡大と災害に対する弱体を見せ付けれてしまった。華やかに見える超高層ビル群、これらの耐震強度は何処まで考慮されているのかはなはだ疑問である。

 つい先ほどまで、外部足場に竹を組み上げる光景が見られた。今ではさすがに無いと思われるが、建設工事の安全性にお金かけるよりも人命が軽く扱われていた事実もあったと聞く。

 日本政府も早々に多額の支援金を決めたが、生存者の救出をいそがなければと思う。

 オリンピックを契機として、公害対策と社会資本の充実に向けた大きな投資が必要であろう。軍備力増強に血眼になっているどころの話ではないはずだ。

 


体からの信号。

2008-05-11 10:12:32 | 日記
 戦後まもなくの頃は、人生50年といわれていたが、今では70~80才が当たり前の世の趨勢である。医療の進歩と同時に食糧事情の改善、乳幼児の医療の進歩のお陰である。  それにもまして、憲法9条のお陰で悲惨な戦争から開放されて、戦争による死者がまったくなくなったことも影響しているはずである。  

 かたや、動物性たんぱく質の取りすぎによるメタボ、糖尿病その他ガンによる病からの攻撃を受けるようになってきてしまった。  今年春頃から、体調がもう一つ優れないというか、のどに変調をきたしていた。何処と無くのどに違和感があり、時には激しく痛むこともあった。内科医を受診し、風邪の治療をしてみた。薬を飲んでいる間は、痛みも緩和され直ったような感じになる。都合4日×2回の経過を見たが薬が切れるとまた痛みが激しくなってしまう。  内科医によると歯は如何なのかといわれ、歯槽膿漏による犬歯の抜歯もした。

 それでもあいも変わらず、のどに痛みが残った。やむなく大学病院の耳鼻咽喉科を受診してきた。内視鏡による診断の結果は、何処にも異常は無いとのこと、医者の良心として薬などの処方は必要なしとの診断であった。  それでも、のどの痛みは続いた。もしかして悪性腫瘍があり医者はそれを見落としているとも考えてしまった。そんなことはありえないと思いながらも医者の技量を疑っていた。  昨晩も痛みがひどかった。

 そこで静かに自己反省をすることしばし。その結論は、ここしばらくはお酒を止めなさいとの体からのメッセージではないかと思えるようになってきた。確かに嘗てのヘビスモーカーはのどの痛みを訴えることが多いとか先生がいっておられた。しばらくは、のどに悪いと思われる刺激性のものは避けてくださいとも言われていた。  

 確かに、のどへの刺激を和らげるためにここ数日ビールに切り替え、焼酎はロックに切り替えていたが、昨日は急激な寒さのためにお湯割にして飲んでいた。これがいけなかった。

 しばらくはアルコールを封印してみよう。体の奥底から私へのメーセージのような気がしている。ありがとう。自然治癒力と体の悲鳴を!

 今日は母の日、すでに黄泉路へおくってしまっているが、天国の母からのメッセージでもあるかもしれない。自重せよと!

来週からいよいよ政局本番!

2008-05-10 19:20:27 | 政治、経済

 胡主席と歴代総理大臣経験者とのご対面があった。いやいや日本の総理経験者は右から左までたくさんいらっしゃる。一番高齢の中曽根元総理を始め十人近くの方々が次々と質問、要望、ねぎらいの言葉をかけておられたとか?ただお一人小泉前総理は都合がつかなかったようで欠席した。中々の懸命な判断だったのかもしれない。

 それにしても、短い日程の中で、盛りだくさんの内容でした。さぞかしご満悦の内にご帰国されたことと思われます。主要なところは中国本土へ同時中継されていたようであるが、中には些細な問題に中傷、批判も出てくるのかもしれない。本当に分からない国である。今でも自己批判とか、よってたかって追求する制度は厳然としてあるのだそうだ。

 重要課題についてはすべて先送りとなってしまったが、北京オリンピックが済むまでは手付かずとなるだろうし、その後の中国景気は果たしてどうなるのだろうか。

 福田総理は、またODA援助を約束したようであるが、すでに日本を越える経済力を持つ国となった今、新たに援助しなければならない義務があるのだろうか。綺麗さっぱり戦後補償的援助は、終了宣言でもしてもらいたかった。

 それより国内問題を如何するお気持ちなのだろうか。洞爺湖サミットまで持ちこたえられるのだろうか。国民の懐は空に近くなってきている。食品は上がり続け、ガソリンは新高値を記録、後期高齢者保険を始め税金の類は上がる一方である。

 サミット前に解散して直近の民意を問うてもらいたい。政治家の怠慢、官僚の暴走、暴挙、社会保険庁の杜撰な処理、国土交通省がらみのみだらな浪費体質、聞くも見るも腹立たしい限りである


パンダ外交ー一応の成果か?

2008-05-08 12:07:21 | 注目の話題
 上野動物園のリンリンの暗殺説まで出ているが(週刊誌情報)、まことにグッドタイミングのお話である。石原都知事は、費用対効果が如何のこうのと言いがかりをつけているが、日本の子供たちにとっては無くてはならない動物の一つになっていると思う。まずはめでたしめでたしである。

 昨日の段階では、ガス田開発の問題も毒入りギョウザの問題も進展なしと伝えられていたが、どうやらガス田開発における日中中間線についての話し合いにおいて中国の今の主張は国際司法裁判にかけられた場合、不利である認識を持っていると伝えられた。大いに話し合いすべきである。話せば相互理解は深まっていくことであろう。  

 そういう意味において、今回の両国首脳の相互訪問の効果は大きかったように思えるのだが?なぜか反中国というか、中国アレルギーにかかっていると思われる人たちには、その評価は低い。  胡主席の宮中での挨拶の中でも触れられていたが、両国の関係は2000年以上にわたるものであって、過去に縛られること無く、将来を見据えた相互発展の関係を求めたいといっておられたが、その通りであると思う。

 ここで二、三お願いしておきたい。中国の民主化は、如何なのか。法治ではなく人治の国といわれているが国際法を尊重遵守する意思はありやなしや、チベット問題は如何するつもりか、これらについては、まだはっきり見えないのも事実である。  

 それにしても両国の友好親善に一歩踏み出したことだけは評価したいと思う。

嘘、嘘、嘘。

2008-05-03 13:11:36 | 注目の話題

 我々日本人は、隣国韓国も中国もチベットもモンゴルもそれなりに評価し、日本文化の伝来の元を崇め奉ってきた。漢字の伝来、仏教の伝来、陶磁器、絵画、書、建築様式等隅から隅までこれらの国からいただいたものばかりである。

 
過去のある時期に起きた悪辣極まりない侵略行為は、陸軍の一部将校達の暴走といえるのだが、それらを除けばお人よしで、他人を信じやすく、おとなしすぎるくらいの人種だと思う。よその国に出かけていって自国の旗を振りかざすような行為は決してしないし、したとしたらその国の人たちに袋叩きに会っているであろうと思う。

 今朝の新聞によると、中国の「80後」世代に世界は期待をかけているような論評を読んだが、彼らが、自分の意思で、自分の費用負担で、自分たちが準備した国旗を振りかざし、聖火リレーを守っていたとは思えないのだ。国旗に至っては世界へ向けて何万本の規模で送りつけていると聞く。見方によっては、聖火リレー防衛、応援ではなくむしろ妨害行為であり、目障りな集団であった。これらの人たちがいないほうが、騒ぎも起きなければ、もっと本来の聖火リレーが実現できたようにさえ思えるのだが、某ジャーナリストは、彼らが自主的に集まり、行動したとして評価している。全く、何処に目をつけて、何を見ているのか、むかつくばかりである。

 毒入りギョウザの問題も、まだ解決していない。中国当局の公式発表では、日本において入れられたという。この人たちは科学をどのように考えているのだろうか。まるで日本の警察が事実を捏造したとでも言いたいようなそぶりである。隣人は選べないし、まして限られた地球である。言葉は違っても良いものは良いと間違いは間違いと素直に認め合えるような隣人愛を持ちたいものなのだが?

 6日には胡錦涛国家主席がお見えになる。何か一つでも明るい見通し、期待がもてるようなことがあってほしいものである。


来週のパンダ外交は?

2008-05-02 09:25:58 | 政治、経済
 上野動物園の人気者、リンリンがこの世を去ってしまった。苦しんだ様子も無く静かに息を引き取ったという。まさに大往生である。タイミングとしては、生まれ故郷の国家主席が来訪される前を選んだかのような時期であった。

 昨日、福田総理は胡主席に新しくパンダのレンタルを依頼するとコメントしておられた。確かにパンダは愛くるしく、これを見ることを目的に来園される人たちは多いと思う。いわば動物園の目玉であろう。  しかし、最近のパンダレンタル料は上がり続け、年間数億円になるという。

 すべてをお金に換算する気は無いが、絶滅危惧種である動物をあえてほしがる必要があるのだろうか。新聞によると和歌山県アドベンチャーワールドには6頭ものパンダが飼育されているという。パンダには気の毒であるが、国内で融通しあうような方法は無いのだろうか。

 まして、日本の経済は衰退を続け、人口は減り続け、国力も再浮上する見通しは見られないときである。財政問題、食糧問題、外交問題、国民の安全、安心の方策、国土の安全確保、領土、拉致何もかも未解決問題、先送り問題ばかりである。  

 出を制して入るを図る、こんなことを一つずつ実行に移すときのような気がしてならない。

如何する日本、どうなる日本人。

2008-05-01 10:37:26 | 政治、経済

 今や戦後ではないという。昭和天皇も崩御され、終戦後60数年が経過し、貧困のどん底から這い上がり、高度成長を続けた結果、世界の経済大国まで上り詰めたところまでは良かったが、これから如何する、どのように国を人を対外関係を創り上げていくのか?正念場に至って、あたふたもがき苦しんでいる。

 暫定という言葉を使って数十年、今も暫定という言葉を使い続ける自民党政権、一体この国はどうなっているのか。

 敗戦処理の段階で占領政策を司ったGHQは、すべてを作り直す政策の元で天皇制と官僚機構だけはそのまま維持することを決めたという。ここでで天皇制を云々する気は無いが、もう一つの官僚機構については、憲法とともに日本人の総意によって作り変える必要がありはしないだろうか?

 国土交通省の或いは社会保険庁の更には防衛省の相次ぐ不祥事、不祥事などという生ぬるい言葉では言い尽くせない悪質極まりない税金の無駄遣いの連続が起きているのだ。

 国会の二院制にしても地方議会にしても公務員の人員にしても根本から見直す必要があると思う。議員報酬を上げ続け、それに連動する公務員の報酬も退職金も年金も上がり続けて、今や民間の比ではなくなっている。

 一方では、国債という借金を増やし続け、制度が破綻しそうになるともっともらしい理屈をつけて新しい制度を作ってきた。雇用保険も然り、支給金は年々下がり続け、保険制度では介護保険をつくり、今度は後期高齢者保険制度もスタートさせた。一度決めた税率は、変えるどころか増え続け、金利は減り続け、上がるのは議員および公務員の報酬と税金くらいのものである。

 永い鎖国から目覚め、ヨーロッパ文明をいち早く吸収し世界の列強に伍していける力をつけた明治維新政府、夢よもう一度維新を完遂した偉人群の到来を期待したいのだが?松下村塾ではなく現代の松下政経塾の卒業生に平成維新の気概ありやなしやである。