晴耕雨読を綴る。

3.11から考え方を変えた。液状化と直下型地震に脅える日々。自然の驚異を感じながらも、共生と調和を求めていく!

とんでもないことを言う出版社社長が現れた。

2015-11-11 07:49:08 | 注目の話題
 新潮社といえば出版社の中でも最大手ではないか。その社長が図書館に対して新刊本の一年間の貸出禁止を求めていくという。あなたはどう思いますか?

 図書館は市区町村、学校等を含め図書購入の常連客であるはずだ。それだけでも相当数の売り上げがあると思うのだが、そこに対して貸出規制をかけるというとんでもないことを言い出した。貴殿は何者だ!

 図書館の貸し出しのせいで売り上げ部数が減っているというとんでもない誤解をしている。企業努力も含め社会的変化についていっていないだけではないのか。電子図書に対してもそうだった。自らの怠慢を棚に上げてIT企業に問題を投げかける。事実、電子図書で物足りなければ本を手にするだろう。貸出しの順番が待てなければ本を買うだろう。それだけ魅力のある図書を作ることに専念すべきではないのか。

 高齢者は身の回りの整理に余念がない。まずは図書の整理から始まるはずだ。新刊本も極力買わないようにしている。いずれゴミになるからだ。私の場合、図書館に寄贈したり、福祉事務所に寄付したり相当部数を処分してきた。その経験から言えば新潮社社長の考えも至極当然と思うのだが、世の変化はあっという間にやってくる。出版会も大きな変化を求めないと先々厳しいのかもしれない。