大和浪漫

私、瓜亀仙人が奈良・大和路の社寺や自然、生活の様子などをお伝えしたいと思います。

蟻通神社

2012年04月16日 | 和歌山県
あの日、和歌山県高野山麓“天野の里”から降りてきたら“蟻通神社”の前に出た。
その神社の“蟻通”という名前に惹かれて、立ち寄ることにした。

@蟻通神社
開化天皇の時代に勧請され、崇神天皇の時代に意富多々泥古神を神主として拝祭したと伝わる。 かつての祭神は意富多々泥古神であった。
天武天皇の時代、唐の高宗から7曲りの玉を献じられ、これに糸を通して返せ と難題をかけられたとき、1人の老人が現れ蟻に糸を結び付け玉の穴の一端に蜂蜜を塗り一端から蟻を通した。 蟻は蜜の香りにひかれて穴を通り抜け糸を通した。人々は感嘆してその名を問えば「吾は紀の国蟻通の神」と言って姿を消した。 高宗は使者を遣わして紀の国を探れば、当村に蟻通の神が祀られており、これより朝野の信仰が篤くなったと伝えられている。

このことから、知恵の神様、学問の神様として霊験あらたかと言われている。

神社正面の両脇に阿吽の「狛犬」が並んでいる。有名なのは、玉垣のなかの社殿の左にある、大きな自然石の狛犬である。子供を、前足と後足の間をくぐらせると、病気にかからないとの言い伝えがある。
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6 コメント

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天武天皇の時代 (山口ももり)
2012-04-17 11:21:06
天武天皇の時代・・・・天武天皇・・・やっぱり彼は当時としては一番すぐれた為政者であったと思います。どこかで聞いたようなお話ではありますが・・・
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Unknown (kazuyoo60)
2012-04-17 12:19:31
アリドオシ、良い響きですね。万両、千両、百両、十両、1両=アリドオシです。
知恵の神様、学問の神様ですか。貫録十分の狛犬さんです。
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Unknown (瓜亀仙人)
2012-04-18 18:12:45
ももりさんへ
いろんな神社にいろんな言い伝えがあるんですよねぇ~
本当に楽しいことです!
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Unknown (瓜亀仙人)
2012-04-18 18:16:05
kazuyoo60さんへ
>貫録十分の狛犬さんです。
狛犬は一対だと思っていたのですが、大きな狛犬は1つしかありませんでした。
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Unknown (山口ももり)
2012-04-19 09:31:44
昨日の聖林寺でのおはなし・・・他に誰もいなかったものですから受付の美しいお嬢さんとちょっとおしゃべり。「この当たりに、知った方がいはるんですけどねえ。○○さんっておっしゃる・・・」「このあたり、○○さんって多いんですよ。私の中学校の理科の先生も、○○さん。教頭先生でした」「おやおや・・・ひょっとして・・・でも、70過ぎたおばあちゃんが、会いたくってもねえ・・・お気の毒と思いましたから・・・・蜆とりしてらしたんですねえ。
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Unknown (瓜亀仙人)
2012-04-19 18:28:29
ももりさんへ
聖林寺十一面観音はどうでしたか?
私の大好きな仏様です。
あの仏が廃仏毀釈で三輪(大神神社)で捨てられ、大八車に載せられて聖林寺まで来たとは・・・
不思議な運命ですよねぇ~
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