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9月に行われた“万葉まつり”の記事に、“磐余(いわれ)道”という古代の道の名前を紹介した。
N盆地の南東部、大和三山のひとつである天の香具山の東にあたる地域を“磐余”と呼ぶのだそうだ。
神武天皇の別名、神日本磐余彦天皇(か むやまといわれびこのすめらみこと)の“磐余”は、この土地とかかわりがあるとのこと。
さらに神功皇后をはじめ、履仲・清寧・継体・敏達・用明などの各天皇、皇后が“磐余”の地に所在した事と考えると、“磐余”は飛鳥以前の大和の中心的地点だったはず。
つのさはふ 磐余もすぎず
泊瀬山 いつかも越えむ 夜は更けにつつ (巻3・二八二)
まだ磐余さえも過ぎてはいないのに、いったい初瀬山を越えるのはいつのことになるのやら、夜も次第に更けてい くというのに。
つのさはふ 磐余の山に 白たへに
かかれる雲は 皇子(すめらみこ)かも (巻13・三三二五)
磐余の山に白くかかっている雲は、お亡くなりになった皇子であろうか。
ももづたふ 磐余の池に 鳴く鴨を
今日のみ見てや 雲隠りなむ (巻3・四一六) 大津皇子
磐余の池に鳴いている鴨を見るのも今日限り、いよいよ天雲に隠れて死んでいくのであろう。
先日、山田寺への道端で“磐余道”と彫られた道標を見かけた。
その道標の裏を見て驚いた!
裏には“井上靖”と彫られていたからだ。
めっちゃ有名人やんか!
「写真;“磐余道”・“井上靖”の道標」
N盆地の南東部、大和三山のひとつである天の香具山の東にあたる地域を“磐余”と呼ぶのだそうだ。
神武天皇の別名、神日本磐余彦天皇(か むやまといわれびこのすめらみこと)の“磐余”は、この土地とかかわりがあるとのこと。
さらに神功皇后をはじめ、履仲・清寧・継体・敏達・用明などの各天皇、皇后が“磐余”の地に所在した事と考えると、“磐余”は飛鳥以前の大和の中心的地点だったはず。
つのさはふ 磐余もすぎず
泊瀬山 いつかも越えむ 夜は更けにつつ (巻3・二八二)
まだ磐余さえも過ぎてはいないのに、いったい初瀬山を越えるのはいつのことになるのやら、夜も次第に更けてい くというのに。
つのさはふ 磐余の山に 白たへに
かかれる雲は 皇子(すめらみこ)かも (巻13・三三二五)
磐余の山に白くかかっている雲は、お亡くなりになった皇子であろうか。
ももづたふ 磐余の池に 鳴く鴨を
今日のみ見てや 雲隠りなむ (巻3・四一六) 大津皇子
磐余の池に鳴いている鴨を見るのも今日限り、いよいよ天雲に隠れて死んでいくのであろう。
先日、山田寺への道端で“磐余道”と彫られた道標を見かけた。
その道標の裏を見て驚いた!
裏には“井上靖”と彫られていたからだ。
めっちゃ有名人やんか!
「写真;“磐余道”・“井上靖”の道標」
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