大和浪漫

私、瓜亀仙人が奈良・大和路の社寺や自然、生活の様子などをお伝えしたいと思います。

春日若宮おん祭り

2008年12月16日 | 奈良市
あの奈良町を彷徨った日、私は近鉄奈良駅の東口改札を出て東向商店街を南へと歩いた。
東向商店街が終わり三条通りと出会う角にあるのは南都銀行本店。
その銀行のガラス張りのウインドウに飾られていたのが“春日若宮おん祭り”の衣装と屏風だった。
それを見て私は、もう“春日若宮おん祭り”が 近いんやなぁ~って気付いた。
猿沢池の西岸近くでは「大宿所祭 お湯立の式」 という看板を見かけ暫くその看板の文字を読んだ。
春日さんの参道では牛車を見かけ、「この牛車も“おん祭り”に使わはんのやろか?」と思いながら紅葉の中を歩いた。
さらに飛火野を歩き、奈良国立博物館の前で見た看板も“春日若宮おん祭り”やった。
私は、まだ“春日若宮おん祭り”を見たことがない
今日からしばらく、奈良の町は賑やかなことやねんやろうなぁ~
@春日若宮おん祭り
春日大社の摂社・若宮神社の例祭で、毎年12月15日から18日まで行われる。
人々を飢饉などから救うため、関白・藤原忠通が保延2(1136)年に始めたとされる。
祭礼の行列や芸能などは藤原氏の氏寺である興福寺の衆徒大衆と呼ばれる僧兵たちが司り、大和一国あげての祭礼として盛大に行われてきた。
昭和54(1979)年に神事芸能が国の重要無形民俗文化財に指定。その後、保存会が発足し、同60(1985)年には古儀の復興が行われた。
12月15日にかつて祭りに参加した大和士が泊り込んだ大宿所で「大宿祭」があり、行列に使われる装束や武具が並べられ、懸物と呼ばれる魚や鳥の供え物が飾られる。
17日は午前零時から若宮神を若宮神社からお旅所の仮御殿に遷す遷幸の儀が行われ、暁祭などを経て、午後に時代行列が練るお渡り式がある。その後、お旅所仮御殿前の芝舞台でお旅所祭があり、田楽や猿楽、細男、舞楽などの芸能が奉納される。その後、若宮神が神社に戻る還幸の儀が行われ、祭礼は幕を閉じる。
翌18日には奉納相撲と後宴能が行われている。
おん祭が行われる若宮神社は春日本社から南へ約100メートルの御蓋山ろくにあり、長承4(1135)年と伝えられる。御子神天押雲根命を祭り、古くから農業、芸能の神として庶民らの信仰が厚い。
「写真;南都銀行本店のウインドウで見た衣装」


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