大和浪漫

私、瓜亀仙人が奈良・大和路の社寺や自然、生活の様子などをお伝えしたいと思います。

龍王山城の魅力

2008年01月10日 | 天理市
去年のことだったと思うのだが、ぼんやりTVを見ていたら、中世の山城を探し歩くのが趣味という男性が映っていた。
彼はTVの中で“中世の山城の魅力”を以下のように楽しそうに語っていた。
中世の山城には、一般の人がイメージするような石垣はほとんど存在しない。
山頂部を削平して平坦地を造成したところ(曲輪)や土を削ったような穴(堀)、土を盛ったような箇所(土塁)などが残っているだけなのだ。
そんな“土”だけでできた城が、長い年月の雨風により形が崩れ、 その上に樹木が覆い茂ってしまっている。
そんな場所を、昔を思いながら遺構を探し歩くのが楽しいのだと・・・
私は、あのとき彼の言っていることがよく分からなかった。
でも、今回の龍王山北城で植林された桧林の中で、中世の“虎口”や“土塁”、“土橋”、“馬池”を見て、 自分が勝手にワクワクしてしまう気持ちを感じたとき、そんな自分が嬉しくってショウガナカッタ・・・
なにか癖になりそうなものさえ感じたのだ・・
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