大和浪漫

私、瓜亀仙人が奈良・大和路の社寺や自然、生活の様子などをお伝えしたいと思います。

藤岡家住宅へ

2012年08月08日 | 御所市・五條市
先日から大和五條へ。
奈良盆地の南西にある風の森峠を越えて通っている。
その峠を下り始めた所、北宇智あたりで“藤岡家住宅”という看板が目についた。
北宇智は、昔、国鉄の列車がスイッチバックをしていた所。
またまた行ってみたいという衝動が・・・
行ってみたら、それはそれは凄いお宅でした!

@藤岡家住宅
「大和の大桜」と讃えられた俳人・藤岡玉骨の生家。
藤岡家住宅は長い間空き家となっていた。
現当主の宇太郎氏が修復を思い立ち、平成18年に着工、平成20年修復を完了して「NPO法人うちのの館」が管理公開を行っている。 
藤岡家は両替商、質商、薬種商、紺屋なども営んだ江戸時代から続いた庄屋で、江戸から明治期にかけての十棟が残っている。

住宅内部は、玉骨や与謝野夫妻ゆかりの資料などの展示室・多目的スペース・茶席・喫茶室などを備えている。
店の間のある母屋は天保3年(1832)の建造、内蔵は寛政9年(1797)の建造である。

近内は、南大和から金剛山を越えて大坂に至る最短ルートの入り口にあたり、交通の要衝であった。
藤岡家当主は代々「大坂屋長兵衛」を名乗って来た。

長兵衛梅は樹齢250年と言われている。

藤岡家住宅の敷地面積は約1300㎡
十棟の建物は道路を挟んだ米蔵を除き、廊下で連結されている。

@藤岡 長和(ふじおか ながかず、1888年 - 1966年)
俳人。奈良県の人。玉骨は号。
東大法科卒。内務官僚、各県知事歴任、大日本紡績常務、戦後は南都銀行取締役。俳句は中学時代から始め青畝、虚子に師事、「ホトトギス」「カツラギ」同人。著書に『玉骨句集』他あり。昭和41年(1966)歿、78才。
コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 大和五條で森田節斎顕彰碑 | トップ | 病院の窓から »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
奈良の屋根 (山口ももり)
2012-08-10 08:45:06
やっぱりならは古い土地柄ですし、豊かですよねえ。たしか・・・屋根の葺き方も奈良独特なんでしょう???ナント云ったか、思い出せませんけど。
返信する
Unknown (瓜亀仙人)
2012-08-11 13:55:32
ももりさんへ
こんな立派なお宅が空き家だったなんて・・・
中で食事(昼食)をいただけるようです。
次回は午前中から行って、ゆっくりしたいと思います。
返信する

コメントを投稿

御所市・五條市」カテゴリの最新記事