大和浪漫

私、瓜亀仙人が奈良・大和路の社寺や自然、生活の様子などをお伝えしたいと思います。

幻のニホンカワウソ?

2008年09月28日 | 奈良・大和路
栗拾いからの帰り野道を歩いていると、色づきかけた田んぼから、細長い胴長の動物が飛び出してきて道を横切ろうとした。
しかし、その動物は私が近づくのに気付き、立ち止まって私の方を見たのだ。
その口には、何か小動物、蛙か鼠?を咥えていた。
そして身を翻し、元の田んぼに走り込んで姿を隠した。
今日見かけた細長い胴長の動物は、多分99パーセント“イタチ”やろう?
幻の“ニホンカワウソ”なんてこと、まずない やろうなぁ・・・
この月の初めのインターネットのニュースによると、
宮城県女川町沖の無人島で、8月見つかったラッコを調査しているマリンピア松島水族館は9日までに、ラッコ1頭が無人島付近にすみついていることを確認した。」とあった。
そのニュースを見た時、“ラッコ”のことを思いながらも、頭の中に浮かんできたのは、天然記念物に指定されている“幻のニホンカワウソ”のことやった。
そして、三重県との県境にある高見山の登山口で見かけた一枚のポスターのことを思い出したのだ。
そのポスターを見た時、「奈良県でも、まだ“ニホンカワウソ”を探してたんや!」って感動したんやった。
もうずいぶん前になるけど、TVで“ニホンカワウソ”の特集番組を興味深く見たことがあった。
たしか、“イタチ”も“ラッコ”も“ニホンカワウソ”も、みんな同じ“イタチ科”の動物やったはず・・・
もう日本に“ニホンカワウソ”は、いてへんねやろなぁ~?
いてて欲しいよなぁ~
※ニホンカワウソについて
ニホンカワウソは、哺乳類のイタチ科に属し、水棲生活に適応した唯一の大型半夜行性動物。河川や海岸付近に生息し、水辺生態系の最上位にいる。
ニホンカワウソは、頭頂が平らで目と耳が小さい。手足は短く指の間に水かきがある。頭胴長58cm、尾は付け根が太く先が細くて45cm、体重8kg。 体の色は背中が黒褐色、腹面が灰褐色。歩行するとき尺取虫のように背中を丸め、それから体を伸ばす。
魚・エビ・カニ・カエルなどを捕食し、アユ・ウナギが好物とか。単独で行動し、多くの餌を必要とするため行動範囲がかなり広い。夜行性とされるが日中も活動する。寿命は10~20年。
生きた姿が最後に確認されたのは、1979年に須崎市の新荘川である。
以後、それらしき目撃情報があったり足跡や糞の痕跡が発見されたりしていることもあって、わずかながら生き残っている可能性があるというものの、すでに絶滅してしまった可能性が高い。
「写真;高見山登山口で見かけたポスター」
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