万葉植物園 舞楽
『パイドン』 27 プラトン著(ケベス「最大にして究極の悪とは、何でしょうか」S「魂は、肉体と同じ性質を帯び、同じ養分によって育てられることにならざるをえない。」)
プラトン著『パイドン』 P.85-6
(四)魂とイデアの親近性による証明 (要約)
B 我々はできるだけ自分自身の魂を肉体との交わりから浄め、魂自身となるように努めなければならない。
ソクラテス
欲望における悪について長々と話す。
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ケベス
その、最大にして究極の悪とは、なんでしょうか?ソクラテス。
ソクラテス
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(その最大にして究極の悪とは)
全ての人の魂は、何かに激しい快感や苦痛を感ずると、それと同時に、最もそういう感覚を与えるものこそ最も明白で最も真実である。ーーーーー本当はそうではないのにーーーーーと思い込ませられることだ。
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思い込ませられるものは、とりわけ、目に見えるものではないか?
ケベス
どうしてですか?
ソクラテス
こういうわけだ。
どんな快楽や苦痛でも、中にピンの様なものを持っていて、魂を肉体に釘付けにして、ピンで止めてしまい、同じことに喜びを覚えることによって、僕が思うには、魂は、肉体と同じ性質を帯び、同じ養分によって育てられることにならざるをえない。
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ケベス
あなたの言われることは全く事実です、ソクラテス
『パイドン』魂の不死について
プラトン著
岩田靖夫訳
岩波文庫 青602-2
他 Wikipediaなど