乱鳥の書きなぐり

遅寝短眠、起床遊喰、趣味没頭、興味津々、一進二退、千鳥前進、見聞散歩、読書妄想、美術芝居、満員御礼、感謝合掌、誤字御免、

麗江の屋台を前に設けた飲食店通り

2007-02-28 | 中国 2006~2019(7回)台湾、ベトナム、

 

  麗江の屋台を前に設けた飲食店通り

 

 

 麗江古城外門から数分ばかり歩くと、屋台村のような通りに出くわす。

 私たちはこの通りの面白さに驚き、はしゃぎ、二度も往復する始末。

 

 

 一見屋台村のように見えるこの途おりは、しっかりとした店構え。店の前や中には立派な舞台が設置。

 

 舞台ではプロのダンサーである男前数人と、絶世に美女が民族音楽などに合わせて踊る店がある。

 私はあまりの楽しさに長い間見とれ、写真を撮らせていただく。

 薄化粧の美女はこちらをみて、ニッコリと微笑む。

 隣に立っている夫の表情は言わずと知れたこと・・・

 こういった無邪気鎖を感じさせる夫が好きである。

 この女性は、みごとなまでに美しかった。女の私が見ても今回の旅で一、二を競う美しさだったような気がする。

 

 

 店の前には数メートル幅の道を隔てて、大きなテントが張られ、多くの席が設けられている。

 客は鍋や串焼きなどを食べている。

 ほとんど中国人の客の中、アメリカ人らしきグループを一組だけ見かけた。

 諸外国の観光客もいるが、古城内に比べていたって少ない。

 

 

 この通りには上手そうなものが多い。色とりどりの野菜や肉。煮込み料理や鍋料理。元の形を保つ豚や羊、家鴨のローストも上手そうな色に仕上がっている。

 呼子たちがにこやかに私たちを迎え入れようとする。

 

 

 しばらく歩くとショッキングピンクの女性のドレスを着た男性らしき美人と、民族衣装の女性が踊る店がある。

 ショッキングピンクの女性(?=以後ドレスの女性と呼ばせていただきます)はこちらをみてニッコリと笑い、カメラに向かってポーズを撮ってくださる。

 中国って素敵・・・

 ドレスの女性はのりのりでダンスをする。

 上沼恵美子さんのお化粧をかなり濃くしたような美人。きれいだ。

 美しいドレスの女性は、日本と比べショーダンサーんとしての見られることに対する潔さに共感をおぼえ、心に響く。

 

 もう一軒気になった店がある。

『鳳凰舞』という大胆な名前の店。

 かわいい顔をした少しばかり日本語の話せる店員もいる。

 

 ここは店の中央に舞台を構え、店の三方向からショーを楽しむことができる。

 舞台の背後は道。

 ベンチに座ってちゃっかりと無料でショーを楽しむ中国人も多い。

 

 この店は中国人客がかなり多い。

 子ども連れ家族、男同士、女同士、カップルなど・・・

 私たちは何気なくこの店に入る。

 かなり席の多い、広い店内。

 

 店頭の串焼きやビールなどを頼む。

 周りを見るとビールを友に、鍋をつつく中国人が多い。

 小学生位の男児が合いの手を入れてをみんなを沸かす。

 男連中の数人グループは大声で舞台に向かって話すかけている。

 歌手及び進行役の写真の男性はにこやかに客に答える。

 にぎやかな店だ。

 

 美しい民族舞踊・・・『これが鳳凰舞か・・・』と、勝手に決め込む。

 他にもヒップ・ポップに合わせて踊る若い踊り子もいた・・・

 進行役の男性は歌が上手く、民族音楽?や中国のポップスやブルースを歌ってくれる。

 ブルースはなんだか懐かしく、しっとりとする。

 ポップスなどの苦手な夫は、黙々と売り子が置いていった真っ赤なイチゴをリズムに合わせてほおばる。

 私はといえば、リズムに合わせて ぎこちないスイング・・・

 

 私たちの隣の席には男二人女一人。

 女性は妊婦さんで、三人は絶えずにこやかに話している。

 串焼きと野菜炒めなどを注文。

 ビールは飲まず、茶で楽しんでいた。

 

 茶の湯のみはご飯茶碗くらいの大きさ、かなりでかい。

 三人がげらげら笑い出した。

 茶をほかしたかったらしく、私のからの茶碗に茶を捨てようかどうしようかと迷っている様子。

 女性が、

「止めなさい。」

といった仕草。

 私は自分用の使用してない茶碗を差し出す。

 隣の男性はさわやかな声で、

「シェシェ、シェシェ。」

と喜んでいた。

 つられて私たち夫婦も笑う・・・

 

 

 イチゴに続いてミカンを持ったおばあさんが来る。

 葉が新鮮な見たことの無いこのミカン。一個一元。私は三個ばかり買い求める。

 ちなみにこのミカン、中はコーラルレッド。

 なめらかな舌触りで、甘いが下を包み込むようで品のある味。

『しまった、もっと買っておけばよかった』

と後悔、時すでに遅し・・・

 

 子ども連れ家族が帰り しばらくすると乗りのりの男性グループや他の多くのグループも帰り出す。

 みんなは腕を大きく振って、進行役の男性に別れを告げる。

 

 

 私たちは一時間ばかりこの店を楽しんだ後、店をでる。

 進行役の男性はにこやかに手を振った。

「ばいば~~い」

 私も大きく腕を振って、我らに別れを告げた。

「ばいば~~い」

 麗江の夜は長い。

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

麗江文化 夜の古城内「ヤーソ!ヤーソ!ヤ!ヤ!ソ!ニャァーン」

2007-02-27 | 中国 2006~2019(7回)台湾、ベトナム、

 

  麗江文化 夜の古城内「ヤーソ!ヤーソ!ヤ!ヤ!ソ!」

 

 夜の麗江古城を歩くと、どこかしこで写真のような光景に出くわす。

 中国赤提灯が水路に映し出され、幻想的な光景が続く中、民族衣装に身を包まれた老若男女が大声で歌い狂う・・・ 

『LE PETIT PARIS』といったハイカラな名の店。

 幅3メートルと両脇各5メートル幅(合計役13メートル~18メートル)をはさみ、店同士で客も店員も大声で踊り、歌う。

 店は二階建て。二回には客。店の前には店員。

 

「♪ミソドレミフェアソ~」か「♪ミファソラドレミ~」かは音痴の私にはわからないが、そのような音から始まる歌は、相手を指差しながら

「ヤーソ!ヤーソ!ヤ!ヤ!ソ!(ニャァーン=女性だけ)」

の力強い怒声で相手に歌をゆだねる。

 互いが同時に歌うのではなく、向かい合った店員、客は互いに順番に歌い散らかす。

 何度も何度も

「ヤーソ!ヤーソ!ヤ!ヤ!ソ!(ニャァーン=女性だけ)」

のやり取りは続く中、夫と私は小一時間店の前のベンチで彼ら、彼女らを見ていた。

 いやぁ~、実に、エネルギッシュ。

 まるで歌における、店同士の客同士の対抗試合のようだ。

 夜中の十二時も近いというのににぎやかなことだこと・・・

 

 店に入らずにギャラリーで楽しんでいる中国人も多かったが、さすがに観光客で一時間もそこにいる阿呆はおらぬ。

 このような光景に出会わしたことの無かった私は、無料で麗江の民衆或いは民族文化に出会わせたような満足感があった。

 ちらりと夫の横顔を見ると、まんざらいやそうでもなかった。

 

 参加することに意義がある・・・

 私はいつしか彼らのリズムにあわせて、

「ヤーソ!ヤーソ!ヤ!ヤ!ソ!(ニャァーン=女性だけ)」

と、間延びした楽しい大向こうのように声を上げ、指差していた。

 

 かなりの時間楽しみ堪能した私たちは独自の観光化された古城の中を散歩。

 先ほどの「ヤーソ!ヤーソ!ヤ!ヤ!ソ!(ニャァーン=女性だけ)」で意見が分かれる。

 夫は『通い婚などの風習から考え、本当は木があるが「おーまえなんか、キーライよ」「あーなたなんか、キーライよ」といってじゃれているのだという。』

 私は蛍ではないが『「こっちの店(みーせ)が楽しいよ」「こっちのほーがたのしいよ」と言い合っているように感じる』

 

 翌朝現地ガイドに問うてみたところ、

「次はそっちがもう一度歌って・・・」

といっているのだという。

 いずれにしても相手にちょっかいを出した茶目っ気を考えると、夫の意見の方が近いことに気づく。

 

 このガイドもとてもマジメで親切な方だった。 

 この歌の掛け合いは 中国の他の地では見られない、麗江特有の文化であり、ここでしか見られないものだと教えてくれた。

 『言葉の変わりに歌で表現した』

と教えてくれた。

 

 ははぁ~~ん!よめた。

 

 そういうと最近読んだ書物の中に

『その昔、各少数民族は他民族を受け入れず、特有の文化の中で生きていた』

と記されていた。そのようは閉鎖的な暮らしの中でたまにた民族とであった場合、言葉が通じない。彼らは山間で歌を媒体に、気持ちのやり取りをしていたのであろうか・・・

 異民族の「ヤーソ!ヤーソ!ヤ!ヤ!ソ!(ニャァーン=女性だけ)」

の言葉が雲南の山間にこだまするのかと思うと、神々にも負けない彼ら少数民族の力強さを感じるのである。

 

 

 

 

 間違いやお気づきの点がございますれば、お教えいただけましたらありがたいです。

 どうぞ宜しくお願いいたします。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

中国人の思考様式  小説の世界から

2007-02-27 | 読書全般(古典など以外の一般書)

(写真は雲南省大理の崇聖寺三塔。)

 

 

 記録だけ 2007年 28冊目

 

   中国人の思考様式  小説の世界から

 

 著者 中野美代子

  1933年生

   北海道大文学部中国文学科卒 

  北海道大助手、オーストラリア国立大助手を経て昭和49年時点では北海道大助教授

 

 講談社現代新書 356

 昭和49年6月20日

 198ページ 370円

 

 えらく古い本で、埃まみれ。花粉症の鼻水は滝のごとく流れる始末。

『金瓶梅』考の記述は井波律子さんよりもたくましい内容。

 

 中野美代子   1933年生 : 井波律子 1944年生

  ↓                 

 上滑りするならば、エロ本 : エロ本そのもの

 

『金瓶梅』を読まない限り、どちらにも加担することができない。

 このお二人、十一年の違い・・・水面下、○洋学会や論文などで 学問上の論議を戦わせておられたのだろうかと思うと、興味がわく。

 お二人とも良い意味で、個性的。面白い楽しい方たちです。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

タキシード  ジャキー・チェン

2007-02-26 | 映画

写真は大理の絞りの藍染(絞りの工程)。この方たちはペー族で、蝶の文様が有名です。私も大き目のテーブルクロスを一枚購入。蒸(湯のし)について問うと、濃い食塩水につけて乾かしてくださいとのこと。日本の絞り(着物)とはちょっと違った様子・・・おばあちゃんの笑顔に魅かれました。

 

 

    タキシード

 

 満足度 ★★★☆☆

 面白さ ★★★★☆

 ジャッキー度 ★★★☆☆

 

 2002年 アメリカ

 

 監督 ケビン・ドノヴァン

 脚本 マイケル・J・ウィルソン

     マイケル・リーソン

 

 キャスト ジャキー・チェン

       ジェニファー・ラヴ  

       ジェームズ・ブラウン 他   

 

 いやぁ、面白かった。あ~、愉快、愉快・・・何度も笑い転げて、家族に叱られちゃいました。

 家族は仕事の締め切りで、書斎でいらいらしていた模様・・・

 大声で馬鹿笑いしちゃってごめんなさ~~い、っても書いても家族には秘密のブログだから、見てないか・・・。

 

 ・・・ってな訳で今日はあらすじも感想も省かせていただきます。

 

 

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

味と香り  岩波新書

2007-02-25 | 読書全般(古典など以外の一般書)

 

 記録だけ 2007年 27冊目

 

 

(写真は雲南省大理の中国人相手の海鮮料理店。

店の前には鮫や鯰などの魚の生簀、生きた貝や上海蟹やキノコが並べられ、自分で選んで料理してもらう。

私たちは この上なく美味い魚、上海蟹、貝、豚肉の唐揚げ、スープ、キノコ野菜炒め、飯と酒(老酒)を注文。

二人で食べるには少し多い目の分量・・・

雲南省で魚や蟹は驚くほど高いが、この店は中国人客に人気があるのが納得できる味。

現地ガイドに聞いたミスドのような飲茶店はパスして、午後九時頃、唯一開いていた美味そうな店。

雲南省で海鮮も面白くっていいか・・・と言い聞かせる。

 

貝はさっと熱湯をかけ、生に近い。中国のオレンジ色の辛いたれをつけて食べると美味かった。

「ハオチー」

というと通じない。

「ハォズゥ(?)」

と教えてくれた。これ、大理の方言らしい・・・)

 

 

 

   味と香り

 

 岩波新書 新赤本 563

 著者 栗原賢三

 1998年6月22日

 248ページ 660円+税

 

 科学的に分析されたデーターをもとに、分かりやすく説明。興味を持って読める。

 蟹や貝のうま味成分などの説明に入って、この本を読みながら大理の海鮮料理店を思い浮かべていた。

『美味しいもの食べたーい』

と、本文からしばし離れて、心の中で叫んでいた。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

中国・蜀と雲南のみち 司馬遼太郎 街道をゆく 20

2007-02-24 | 読書全般(古典など以外の一般書)

 (写真は移動中、バスの中から撮影。雲南省・大理の棚田。2月初旬、菜の花が咲いている

賀州よりも尚鉄分を含む赤土と、菜の花の黄と、茎や葉の緑・・・

ここを訪れると、押入れに眠っている油絵道具一式を出して、筆を走らせてみたくなる。)

 

 

 記録だけ 2007年 26冊目

 

   中国・蜀と雲南のみち

         司馬遼太郎 街道をゆく 20

             

 

 司馬遼太郎

 発行所 朝日新聞社

 1987年4月20日 第1版発行

 1998年6月1日  第12版発行

 265ページ  400円+税

 

 

 本日読書二冊目は、『中国・蜀と雲南のみち 司馬遼太郎 街道をゆく 20』

 日本人のルーツや少数民族の文字、イ○ンとのかかわり、食べ物など面白い話がいっぱいで興味深く読む。

 街道をゆくシリーズは興味深いので、いずれ他のものも読んでみたい。現在、図書館は整理期間中。本は14冊、めいっぱい借りている。街道シリーズはもう少し先になりそうだ。

 

 雲南省へは須田画伯と旅・・・か。興味深い。

 

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2007年、大増税時代に勝つ!荻原博子の家計力

2007-02-24 | 読書全般(古典など以外の一般書)

(写真は移動中、バスの中から撮影。雲南省・大理。2月初旬だが、菜の花が咲く。

まるで唐三彩のような色彩だ・・・と、司馬遼太郎氏の言葉を借りる

唐三彩のような色彩

 

 

 記録だけ 2007年 25冊目

 

 2007年、大増税時代に勝つ!

           荻原博子の家計力

             

 

 荻原博子(1954生)

 (株)角川SSコミュニケーションズ 

 2006年12月10日 第1版発行

 205ページ  1400円+税

 

 

 

  記録はしてないが、荻原博子さんの家計力関係の本(主婦の友社・2006年12月)は先月にも一冊流し読んでいた。

 海外旅行保険の裏技は使えそうなので、早速検討。

 現在加入の保険の説明細部も熟知する必要がありそうだ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

シュウシュウの季節/天浴/XIU XIU/The Sent-Down Girl

2007-02-24 | 映画

(写真は中国・大理で出会ったかわいい子ども)

       

     シュウシュウの季節

 

 満足度  ★★★★★+おまけ★★

 感動度  ★★★★★+おまけ★★

 お勧め度 ★★★★★+おまけ★

 色彩美  ★★★★☆

 遊牧民生活の描き方★★★★★

 話の展開 ★★★★★

 

 

 1998 アメリカ

 監督 ジョアン・チェン 

 キャスト ルールーシュウシュウ)      

       ロプサン

       ガオ・ジエ

       シャン・チェン

       リー・チチェン

       ガオ・シャン  他

 

 感想を記録するよりもう一度みたいと思わせる素晴らしい映画。

 原題は『天浴』。『XIU XIU 』や『The Sent-Down Girl』、『シュウシュウの季節』などのタイトルを付けられているが、シュウシュウとかかわりあう中年のチベット人牧夫ラオジンの存在感を考えると、『天浴』が一番ふさわしいと感じる。

 

 

 1975年 プロレタリア文化大革命末期の中国・四川省、成都に住む仕立て屋の娘シュウシュウ。

 下放政策により辺境の地で中年のチベット人牧夫ラオジンと半年間 放牧生活を強いられる。高原の不住な生活。

 ラオジンは若かりしこと、ある事件で男性のそのものを切り落とされていることが、後々になってこの話を自然に流れることも付け加えておきたい。

 

 

 シュウシュウは帰ることを待ち望みながらも暖かに見守ってくれるラオジンと懸命に奥地の生活を送る。

 半年後、軍から迎えは無い。

 文化大革命は終止符を打ち、下放学生達は既に故郷に帰りはじめていた。そしてシュウシュウの存在は忘れられていた。

 あせるシュウシュウ。

 突然現れた、行商人の若い男に恋心を抱く。一方男はシュウシュウの体目当ての男に紹介、次々と違った男が高原のテントに通う。故郷を思い役人に縋るように男に身を委ねてしまい、堕落の一途をたどる。

 愛する男に送り込まれた中年男は顔に赤いスカーフををかぶせ、女を道具のように扱った。

 やがて妊娠。

 シュウシュウは病院で騙されていたことと事故と偽って足を銃で打てば早く故郷に帰れることを知る。

 

 

 シュウシュウはテントに戻り自分の足先をう撃とうとする。

 できない・・・

 シュウシュウは甘え続けていたラオジンに

「私にはできない。あなたしか頼めないのよ・・・」

と銃を渡す。

 ラオジンは足を見据えて銃を向ける。

「待って・・・」

 シュウシュウはお下げの三つ網をくくりなおし、赤いスカーフを取り出し、首に巻く。

 先の見えないシュウシュウの未来に自分の置かれた身体的精神的不住を重ね合わせ、同時に押さえ込んでいたシュウシュウへの愛情は一気に爆発する。それはシュウシュウに対する思いやる心そのものでもあり、そういった表現しかすることのできない男の切なさは、シュウシュウを巡って二度ばかり靴を隠した感情の上昇とも共通点がある。

 ラオジンはシュウシュウの胸をめがけて銃を撃つ。

 

 

 以前にシュウシュウにわがままを言われた風呂(天浴)にシュウシュウを横たわらせ、銃の音が鳴り響く。

 やがて冬。

 雪が降り始め二人の姿は消えているが、風呂の際から赤いスカーフの端が見えていた。

 

 悲しい・・・あまりにも悲しすぎる。

 後半になってこの重い内容が作品を重厚且つ上質にする。

 私の静かに流れ出る涙は止まらない。

 

 

 シュウシュウの話は消して個人的なものではなく、多くの人々が悲しい運命をたどっていた。

 日本人はプロレタリア文化大革命末期の裏の実態も知らずして、上野のパンダに喜んでいたことを思い出す。

 シュウシュウやラオジンを追い詰め、悲劇の運命をたどる以外に道の無意一部とが甘いにも多い文化大革命って一体なんだったのだろうか・・・

 釈然途しない歴史の流れをアメリカが上手くとらえた秀作。素晴らしい映画だった。

『この映画は中国で放映されたのだろうか』という興味と疑問点の残る作品でもあった。

 

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

隠し剣 鬼の爪

2007-02-24 | 映画

(あらすじ無しの気ままな感想だけです。

写真は中国の広州。手の平で水墨画などを描いておられるところです。)

 

 

     隠し剣 鬼の爪

 

 

 満足度 ★★★★☆

 感動度 ★★★☆☆

 構図のとり方 ★★★★★+おまけ★★ 

 

  2004 日本

 

 監督  山田洋次

 原作 藤沢周平 『隠し剣鬼ノ爪』『雪明かり』

 脚本  山田洋次

     朝間義隆

 撮影 長沼六男

 

 キャスト 

   緒形拳  

   笹野高史 

   永瀬正敏

   松たか子 

   小林稔侍

   倍賞千恵子

   高島礼子

   田中邦衛

   吉岡秀隆

   田畑智子  他

 

 

『たそがれ清兵衛』『武士の一分』は劇場で観ていたが、『隠し剣 鬼の爪 』を見逃がしていた為、金曜ロードショーで見ることができ、ラッキーだった。これで何とか三部作を見たことになる。

 他の二作品もそうだが、適度の感動、娯楽性にもたけ、結構楽しむことができる。

 

 

 山田洋次監督はいつもどこかに温かみをもたらせているので、安心して映画に向かうことができる。

 但しどの作品も観終わった後の誠大きな満足感にはかける。一般大衆を意識した映画本来の役割ともいえる大衆映画を見事に描きあげているところが強み。そのくせ山田洋次のコマ送り毎の構図や表情、仕草やメークへのこだわりは、映画を上質な大衆映画に仕立て上げているところが心憎い。また原作も吟味し、その役に合わせた役者を的確に起用しているところがすごい。

 

 

 キャストの順番は主役以外は、準主役にかかわらず気の向くまま覚えているだけをかきあげたに過ぎない。

 したがって少しだけでてきて光っていた緒形拳さんや笹野高史さんは結果的に上に名をかきあげてしまった。

 

 

 笹野高史さんの階段を駆け上がる姿は、ユニーク且つ見事な演技力。さすがの笹野高史さん。短い出番でも他の俳優にじゃまにならない事をふまえながら、確実に自分の見せ場を作る。

 

 私の場合、緒形拳さんや倍賞千恵子さんなどもでておられると、日本映画を観てるといった満足感が得られる。

 初めの方に倍賞千恵子さんが控えめに少し出ておられたが、映画に厚みが生まれるから不思議。

 

 他にも牢獄にかゆを差し入れ売れをへし折られて逃げ帰る腕の仕草や表情は素晴らしいものだったが、生憎私は役者の名前を知らない。

 

 田中邦江さんは今回の役柄はぴったりとはまっていて違和感を感じなかった。いつもは役柄や容姿(失礼)の割には言葉の発音が美しすぎて崩しきれない彼の台詞に、少し引っかかっていたが、今回はよかった。油絵でもデッサン力は必要だが、中途半端に絵をたしなんでいると、完成に近いデッサン力をつぶすことができない場合がある。したがって、きれいな万人受けのする絵は描くことができて一般受けはするが、芸術としては成り立たないこともしばしば起こるのが現状。ただ、最近になって私は売り絵の重要性にも気付いてきた。需要と供給にマッチした売り絵はやはりある意味実力があり、それは絵画以外の各方面にも当てはまる。それを考えるとやはり、故安部公房氏の彼を起用する眼力は鋭かったといえる。

 

 高島礼子さんの黒のかぶりの衣装は美しかった。この映画の中で一番感心を持った装いは彼女の決意の黒だった。

 

 

 さてさて今回一番印象に残ったのはコウライ屋の娘でもある松たか子さん。場面に合わせたメークや表情、台詞や声色の変化が美しい。素朴な可愛らしさを控え目に表現した彼女の表情の豊かさは、この映画のよさを十二分に引き出す役目を果たしていた。過去も含めて今回の『隠し剣 鬼の爪』の彼女が一番好きだったかもしれない。さすがコウシロウサンの娘、決めるべきところは決めるといった感じがした。

 

 

 果し合いの直後相手の右腕を鉄砲で打ち落とし、もう一発で射止める。

「鉄砲で殺されるなんて、悔しいだろうな・・・」

の武士としての言葉が印象的。

 直後はね飛ばされた右腕を棒?で死体近くに掃き転がす場面が、カブキに『イモアライカンジンチョウ』の一場面 (お掃除お掃除・・・といって頭を掃き集めて掃除する) を連想させ、笑うところでもないのに、妙に小さな笑いの波を感じてしまった私って馬鹿だなぁと思う。

 

 

 最後にこの作品の構図は基本をふまえながらも斬新で、とても好きな構図の連続で落ち着いた。ぴたりと決まりの画面屋柱や気を画面の片方においての人物方向変形構図、斜め構図、遠近を意識した構図、被写体を上下切手の絵手紙のような不安定な構図を見事に使い分けが素晴らしい。かなり興味深く楽しませていただきました。

 

 

 

 好き勝手に感想を書いております。

 間違いやお気づき、お叱りの点がございましたら、お知らせいただけましたら幸いです。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

墨攻  アンディ・ラウ

2007-02-22 | 映画

(写真は映画『墨攻』とは無関係。雲南省麗江古城のカブキ役者のように隈取した素敵な男性。)       

 

       墨攻  

 

 

 満足度 ★★★☆☆  

 感動度 ★★★☆☆  

 迫力  ★★★★☆  

 革離の心の揺れ動き ★★★★☆  

 アンディ・ラウが出ていたよ~ ★★★★★   

 

 

 子どもと映画『墨攻』をみた。  

 この映画は2週間以上がたっていたせいか、開場は30人ばかりで空席が目立ゆ。  

 最近CDを聞く事の多いアンディ・ラウはとても素敵。  

 

 革離(アンディ・ラウ=墨氏)の自分の信条を成し遂げるがためには自分の思いと逆方向に流れる現実に悩む、複雑な心理状態を緻密に描いた秀作。  

 革離は頭脳で計算し、大人数の敵から梁という小さな国を守ろうと試みる。

 彼の戦略は完璧で、ことごとく相手を確実につぶしてゆく。  

 敵の死と梁の民の死・・・  

 やがて敵から梁の国を守った革離は民衆から英雄としてたたえられる。  その表現の一つとして子どもたちが革離をたたえる数え歌を歌いながら遊ぶ無邪気な姿が画面左に映し出される。  

 革離が深刻に話す遠くからもその子どもたちの歌声はかすかに聞こえる。  

 そして愛する息子も失い、革離の人気に対する梁王の妬み、嫉み・・・芝居でも映画でも折り返し地点(何かのきっかけ)というものがあるが、この映画の場合は民衆の革離の信頼の芽生えから、思わぬ方向に話は展開する。  

 

 

 地位や名誉には囚われず民衆全てを愛し守るがために、罪無き民衆を自分の勝手から死に追いやる現実を目の当たりにし、悩む革離。  

 兼愛(自分を愛するように他人を愛せ)を謳う彼は、愛するたった一人の女さえ助けることができなかったという愛反する事実・・・戦いという嵐の波が過ぎ去った後、親を失った多くの子どもたちをつれて、静かに道を一歩また一歩と歩み進むのであった・・・    

 

 

 映画館を出ると、女子高校生3人が 「原作、あんなんやった?」

 「ぜんぜんちごたやん・・・」

と口を尖らせていた。私は子どもに

「あの高校生たち、原作読んでからきたんだって。まじめやね。」

すると

「墨攻は漫画やったと思うよ。僕は読んでないけど・・・」

と教えてくれた。  

 そうか、漫画だったのか・・・どうりでこの内容から考えると、焦点が少しオブラートに包んだ感が拭えないわけだ。革離の心の揺れ動く部分は見ごたえがあったが、墨氏といった大きなテーマを持ってきただけに、期待が大きすぎた私が悪い。  

 漫画や大衆小説を映画に作り変えた場合、出来不出来がはっきりして、難しいのかもしれないな・・・なんて書くのはよしましょうっと・・・  

 

 

 それにしても中国・日本の過去の歴史関係を考えると反戦思想の墨氏をテーマに、ショウチク(日本)も協力して映画化するところなんぞは見事だというかユニークだというか・・・

 この作品を作り上げた監督もなかなかの大物だといえよう。

 

 それを考えるとなかなか面白いんじゃない!

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

古代エジプト人の世界  壁画とヒエログリフを読む

2007-02-22 | 読書全般(古典など以外の一般書)

 (写真は中国の雲南省・トンパ文字博物館の展示物の一つ。この写真は博物館員に撮影許可を得ています。)

 記録だけ 2007年 24冊目

 

 

 古代エジプト人の世界 

       -壁画とヒエログリフを読むー

 

 村治笙子(1947生)

  専攻 エジプト学

  古代オリエント博物館非常勤研究員(2004年時点)

 岩波新書 新赤版 922 カラー版

 190ページ  1000円+税

 

 先日期待していたトンパ文字を実際に見ることができ、感無量。嬉しさのあまり本や辞書類(印刷・手書きなど)を5冊と絵葉書2組を購入した。

 雲南省のトンパ文字博物館にも立ち寄り、トンパ文字やトンパ先生(祈祷師且つトンパ文字の伝道・研究)をみてきたので、エジプトの象形文字とどのような共通点と相違点がみられるかと思い、図書館でこの本を選ぶ。

 エジプトの『水浴び』の場合、人の頭の上の壺から水が流れ落ちる部分を強調。対してトンパ文字の場合、『歌』は人の顔の口からナミナミセンが流れ出ている部分を強調。

 動物などもそのものの絵が描かれたりと、独立した別々の文明で共通点が認められて面白い。

 

 エジプトの絵の特徴などの一般に知られている情報も多いが、写真が美しく、楽しむことのできる一冊。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

海外旅行の裏ワザ本

2007-02-22 | 読書全般(古典など以外の一般書)

 記録だけ 2007年 23冊目

 

    海外旅行の裏ワザ本

 

 著者  平成くらしの研究会(編) 夢の設計者

 2005年7月25日 初版発行

 河出書房新社

 254ページ 476円+税

 

 

 子どもが持っていた本をついつい拝借。

 海外旅行に洗面器まで持参擂るなんて発想はユニークで面白かった。さとうわきこのばばばあちゃんシリーズ『たいへんなひるね』のワンシーン(なつかし!)になるのではないかというくらいに楽しませていただきました。

 パンツをはいて風呂に入るや靴下で体を洗うと洗濯しなくてよいので一石二鳥という発想も楽しくて笑い転げてしまいました。面白かった。

 笑える内容ばかりではなくて、ボールペンにパスポートナンバーなどを書いておくなどの提案など、使える情報も多かった。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

麗江古城で歌い踊るナシ族の女性 雲南省 昼の麗江古城

2007-02-18 | 中国 2006~2019(7回)台湾、ベトナム、

 

 昼の麗江古城

     麗江古城で歌い踊るナシ族の女性

 

 

 麗江古城を入ってすぐの広場でも、ナシ族の歌舞を見た。

 両手をつないで『相手のいない箪笥長持ち』のような踊りの歌舞は有名らしく、麗江の色々な場所で見ることができた。

 ここ麗江古城でも踊りの輪の中に入っておどり歌うことは可能。

 ただ中国北部からの観光客や諸外国のカメラマニアの方があまりにも多いため、歌舞に参加するとじゃまになりそうなの止める。『人間あきらめが肝心』と心に言い聞かせる。

 

 

 古城を入って土産物屋や飲食店の付近は比較的新しい。

 麗江は1996年M7.0の震災で甚大な被害を受け、再建されたようだ。

 

 

 古城の中に進み登ってゆくにつれ、昔ながらの落ち着いた町並みの表情を現す。

 上には糸杉のきれいな麗江獅子山公園がある。

 入園料一人十五元。

 中に入ってしばらく歩いたが、糸杉ばかりが続く。

 時間や距離などの先が見えない、一人として人に出会わないという二つの理由で途中で断念。

 夫は最後まで行きたかったようだが、今回はあきらめてもらう。

 しめてて三十元のパァ。

 私たちは町並みを楽しみながら、ゆっくりとしたに向かった。

 

 

 しっかりとした美しい石畳と木で作られた家並み、屋根やその組方が美しい。 

 形が面白いのでガイドに問うてみると、屋根の形は鳥を表し、屋根から正面に垂れ下がる魚の形の木は水を表していると教えてくれた。

 

 

 屋根の上には可愛らしい形の陶器の猫が的を眺めている。

 街の方々の看板には可愛らしいトンパ文字。

 ところどころにミロのようなトンパ独特の色付けのも文字とも絵とも考えられる額が飾られている。

 可愛らしい形の陶器の猫の意味合いは定かではないが、この猫とトンパ文字はよく似合う。

 

 

 麗江獅子山公園から二時間弱をかけてゆっくりと広場に着くと、写真の女性たちはまだおどり続けていた。

 ご年配の女性も多く、少ししゃがれた声で歌われる平たい旋律が妙に心に残る。

 とても美しい歌声(掛け声)だった・・・

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ナシ族民族音楽(麗江古城の入り口広場) 雲南省 昼の麗江古城

2007-02-18 | 中国 2006~2019(7回)台湾、ベトナム、

 

    ナシ族民族音楽

 

 麗江古城の入り口付近でもナシ族民族音楽を聞く。

 麗江はナシ族自治県の中心地で、多くのナシ族の方たちに出会うことができる。

 特にご年配の方々は日常生活においても民族衣装を着ておられることが多い。

 800年の歴史を持つ屋根と石畳に特徴を持つ美しい麗江古城には、音楽を愛するナシ族と、トンパ文字がよく似合う。

 麗江ではナシ族の他に 漢族、ペー族、イー族、リス族などの民族も混住。

 独特の文化を持っているこの麗江古城のなかにも民宿があり、再度ここを訪れるならば古城内で数日間を過ごしてみたい。夫婦そろって、夜遊びしたいなどとばかげた思いを膨らませてしまう、そんな楽しい文化に出会えるところだ。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

納西族(ナシ族)の歌い踊るおばあちゃんたち 雲南省/麗江/白沙村

2007-02-18 | 中国 2006~2019(7回)台湾、ベトナム、

 

  雲南省 麗江 白沙村

        納西族(ナシ族)の歌い踊るおばあちゃんたち

 

 

 麗江から北12km地点に白沙村がある。

 この白沙村は明清時代は麗江の政治・文化の中心地であったことをガイドが教えてくれる。

 

 

 私たちはまず白沙村で有名な『麗江壁画』を楽しむ。

 『麗江壁画』とは木氏が納西族(ナシ族)、漢族、ぺー族、チベット族の画家に描かせた 大乗仏教、チベット仏教、道教などの宗教画の一つで、保存状態は至って良好。

 大胆な筆使いと時空を超えたこなれた色彩が魅力的。

 建物の外は写真を撮ることはできるが、壁画は不可。

 観光客の私も、このままのきれいな保存を望む。

 

 

 白沙村は麗江の豪族・木氏土司が住んでいた。

 現代でも多くのきらびやかな建築物の一部が残されている。

 この白沙村には村や家に囲いが無いとガイドが説明。

「木さんの木に囲いをつけると、困りますからねぇ。」

とガイドは笑って付け加える。

 木さんの洒落たジョークとこだわりである。

 

 

 麗江壁画と白沙村を堪能した後、我らは納西族家庭料理を楽しむ。

 ここは白沙村から麗江に少しばかり移動したレストラン。

 食後レストランの横を2分ほど進むと広場があり、納西族(ナシ族)の歌い踊るおばあちゃんたちに出会う。

 おばあちゃんたちは納西族(ナシ族)特有の趣のある歌と踊りを披露してくれる。

 歌の内容はわからないが、日本の『♪箪笥長持ち』に似た踊りで、歌は旋律が平坦。 

 物語のように皺の感じるよい声で歌う。

『これが納西族(ナシ族)のリズムの一つなんだな・・・』

と思うと、喜びもひとしお。

 

 おばあちゃんたちの歌舞の前には台と籠が置かれている。

 私は彼女たちの歌舞の中に入り、いっしょに足を上げ歌う。

 リズムの取れない私の姿におばあちゃんたちが笑う。

 つられて私も笑う。

 休みを利用して旅に同行してくれた夫がシャッターを押してくれる。

 

 籠の中には5元、10元、20元、50元の札が認められた。

 私は心ばかりのお礼を籠の中に入れて、彼女たちの輪から外れた。

 後で写真を見ると、純粋に笑っている私の姿。

 楽しかった~~

 納西族(ナシ族)のおばあちゃんたち、思い出をありがとう・・・

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする