八島ビジターセンター

長野県のほぼ中央、霧ヶ峰高原の八島湿原を中心とした地域の最新情報をビジターセンターからお届けします

塵も積もれば・・・

2007年05月14日 | Weblog
今日ビジターセンターでは、新たな展示として39種類のミズゴケの標本を展示しました。日本のミズゴケは全部で約42種。そのうちの大半のミズゴケを見ることが出来ることは大変貴重です。八島ヶ原湿原には18種類のミズゴケが生育していて、これは約490倍の広さを持つ北海道・釧路湿原に匹敵します。八島ヶ原湿原はそれだけ各種に適した環境があるといえます。

塵も積もれば何とやら・・・、外見は地味ですがこの小さな植物が何千年もかけて大きな高層湿原を育てているのには驚きです。そして、その湿原が特殊な湿原生態系を育むわけですから・・・、こいつらもなかなかやるなぁ。

標本は八島ヶ原湿原の固有種であるイトミズゴケを始め主に長野県内の各地で採取したミズゴケを展示しております。また、全39種類のミズゴケ標本に触れることもできますので、是非スタッフに声をかけてみてください。

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