台風の影響で白くかすんだ湿原…。
開花調査のために一周歩いていると御射山近くの砂利道でアカマツの若木を発見。
なんだか様子がおかしい…
枝が折れて地面に落ちています。木全体もなんだか元気がなさそう…
折れて泥だらけになった枝。上から踏みつけたのでしょうか。ただ折って捨てたわけではなさそうです。
刃物を使ったわけでもなさそうですね。
生きたマツの枝をなかなか人間の力で折るのは難しい気がします。
誰が一体何のために?
やはりシカでしょうか。この木はシカの通り道にありました。
ちょうどこの時オスジカの鳴き声が森の奥から聞こえてきました。
秋はシカたちの結婚シーズンです。
雄たちは夏の姿からは考えられないかなり荒々しい風貌で過ごしています。
もしかしたら興奮した雄がこのアカマツの枝を折ったのかもしれません。
なんのために?
残念ながら私はシカの生態についてあまり詳しくありません。
謎…
もし詳しい方がいたら教えていただきたいです!
まだシカと確定したわけではないですけども^^;
この出来事に気づいたのは、晩秋で、霧で、植物よりも全体の景色に目がいったからでしょう。
見る物がなんにもないように思える晩秋の霧の日だからこその発見は必ずあります。
ビジターセンターで来訪者さんに「霧で何も見えませんが…」と案内していた自分を反省しました。
ま