八島ビジターセンター

長野県のほぼ中央、霧ヶ峰高原の八島湿原を中心とした地域の最新情報をビジターセンターからお届けします

春は足元から。

2018年05月11日 | Weblog
今朝の八島湿原はギュッと縮こまりたくなるくらいずいぶん冷え込みました。

景色を見回すと、八ヶ岳、浅間山、北アルプスなど遠くの山々の溶けかけた雪が再び真っ白に雪化粧をしているではありませんか!

寒いはずです。

しかし、日中は気温も上がり一日の中での気温差に「ここは山なのだ。」と実感させられます。

日中の穏やかな陽差しと心地の良い高原の風に誘われた本日お越しのお客様たちは、それはそれは気持ちよさそうに湿原の周りを散策されていました。



広場から一望できる八島湿原は一見茶色に覆われ、「んっ?まだ冬?」とよく思われがちです。

しかし、足元をよく見てみてください。

そこには小さな春があちらこちらに散らばっています。


キンミズヒキの若葉。


マツムシソウの若葉かな?なんだろう?

あっ、写真をよく見ると毛虫もいる!


ニッコウキスゲの若葉。


昨年咲いたニコウキスゲの今の姿。

昨年咲いた植物の隣には新しい命があったりします。

おもしろいですね^^



また、春は足元だけではありません。

耳を澄ますと方々からカエルの声や鳥のさえずりが聞こえてきます。

少し目を上に向けると木々の芽吹きもあります。

このように八島湿原の春を感じ楽しんでみてくださいね^^

運が良ければ動物たちにも遭遇できるかも!