こんにちは、料理研究部会です。7月に入りまだ梅雨明けはしませんが、梅雨があけると灼熱の太陽の夏がやってきますね。
今月のテーマ食材はこの暑い時期にぴったりの「ゴーヤ」と「トマト」です。
ゴーヤはウリ科の植物で、原産地は熱帯アジアです。日本では南西諸島と南九州で多く栽培されてきましたが、比較的病害虫に強く日照と気温と十分な水さえあれば、
肥料や農薬はほとんど使わなくても収穫が得られるため、今では全国的な広がりを見せ、家庭菜園でもつくられることが多い作物となっています。
最近ではグリーンカーテンとしてゴーヤを栽培される方も多いと思います。
~ゴーヤのほろ苦さが大人味です~
<材料>2人分
ゴーヤ 1/2本、 豚ひき肉 100g、玉ねぎ 1/4個
パン粉 大さじ2 卵 1/2個、 塩・こしょう 適宜
酒 大さじ1、サラダ油 適宜、小麦粉 適宜
(ソース)
ケチャップ、ソース 各大さじ2
<作り方>
① ゴーヤは2つに割り、スプーンなどでわたを取り、5cm長さに切ります。
② 玉ねぎは、みじん切りにします。ボール豚肉、卵、パン粉、玉ねぎ、塩・こしょうをいれ混ぜ合わせます。
③ ゴーヤの内側に小麦粉をふり(詰めた肉が外れないように)②の肉だねを詰めます。 フライパンにサラダ油をひき、ゴーヤの肉側から中火で3分焼き、
ひっくり返し酒を加えて蓋をし、弱火で10分蒸し焼きにします。
④ ケチャップとソースを同量はかり、混ぜ合わせてソースを作り、焼いたゴーヤにかけていただきます。
<コツ・ポイント>
ゴーヤのワタをスプーンなどでよく取ると苦みが和らぎます。ゴーヤは硬めなので、酒を加えて蒸し焼きにすると柔らかくジューシーに仕上ります。
<レシピの生い立ち>
いつもは、ピーマンやパプリカでつくる肉詰めを今回はゴーヤで作ってみました。幅広に切ったゴーヤの苦みも豚肉とソースで美味しくいただけます。
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(レシピ作成:佐藤 順子)
次はトマトのレシピです。トマトは南アメリカのアンデス山脈高原地帯原産のナス科ナス属の野菜です。
トマトは低カロリーでさまざまな栄養成分が豊富な健康野菜です。美肌効果や風邪予防に役立つビタミンC、老化を抑制するビタミンE、塩分の排出を助けるカリウム、
腸内環境を整える食物繊維などをバランス良く含んでいます。トマトの赤い色はリコピンと呼ばれるカロテノイドの一種です。
このリコピンですが、生活習慣病予防や老化抑制にも効果があるそうです。
お酒を飲む時に一緒にトマトを食べると、血液中のアルコール濃度が3割ほど低下するという実験結果が今年2012年5月25日に発表されました。
アルコールが完全に分解される時間も速くなるとの事です。この発表はカゴメとアサヒグループホールディングスの共同研究によるものです。
それではレシピの紹介です。
ミョウガタケのトマドレ
酸っぱいのが欲しくなるこの季節にササッと作れます。
<材料>
ミニトマト3個 ミョウガ2本
A(りんご酢30cc 砂糖適宜)
B(エキストラバージンオイル大1 砂糖少々 塩少々 コショウ少々)
<作り方>
1. トマトは湯剥きして食べやすい大きさに切りボウルに入れBで和えて冷蔵庫
で冷やしておく。
2. ミョウガタケは斜めにせん切りしてAの甘酢に半日位漬けておく。
3. 2のミョウガタケが程よく漬かったら器に盛り、1のドレッシングをかけて
出来上がり。
<コツ・ポイント>
トマトの種類とミョウガタケの切り方でお好みに仕上げられます。
<レシピの生い立ち>
地元名産のミョウガタケとトマトをかけあわせてみました
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(レシピ作成:鷲尾 友希)
今月のレシピも簡単に出来そうで美味しそうですね。夏野菜のゴーヤとトマトを食べて、夏の暑さを乗り切って下さい。
来月のテーマ食材は、「モロヘイヤ」と「とうもろこし」です。
来月もお楽しみに!!