6月21日(日)、食素材部会の2015年第一弾イベント【素材でほろ酔い ~ベジフルカクテルの夕べ】が行なわれました。
前半は、カクテルの語源・道具・技法など今まで知らなかったカクテル雑学、野菜を使ったカクテルをいただきました。
後半は、カクテルを飲みたかったらバーに行こう♪ バーに関する雑学、そしてカクテル作りを全員が実践をしました
講師は、食素材研究部会メンバーのバーテンダー歴1年の只浦 徳子さん。「バー徳ちゃんへようこそ♪」とご挨拶をいただきました。
「カクテルは口当たりが良いため、飲みすぎると悪酔いしやすいから気をつけて(笑)。それを防止する意味でおつまみを食べるのがオススメで、特にタンパク質やビタミンを含んだものが効果的です」との事。
おつまみは、徳ちゃん特製 ルバーブとワイルドストロベリーのジャムとチーズのカナッペ
消化促進のためにキウイ+生ハム さすが野菜ソムリエ的おつまみワイルドストロベリーは、先日いずみの里ファームが収穫したもので私も収穫のお手伝いをしました。収穫したものを食べられるのはやっぱり幸せです♪
参加者は11名 大宮会長、石館副会長をはじめ、コミュニィのメンバーの皆さまが中心でした。野菜の「素材」の魅力を学びながら・・・ほろ酔いになれるなんて、なんて素敵なイベントなんでしょう!!
ウェルカムドリンクは「モヒート」。爽やかなミントの緑を目と舌で楽しむ夏の代表的なカクテル、レシピは、ラム・ライム・ミントの葉・砂糖・ソーダ。
はじけるような夏の香り、飲みながらの只浦講師のお話が始まりました。
只浦講師から、「カクテルとは難しそうですが、3つだけ押さえておけばよい」とお話がありました。それはカクテルの定義・種類・技法。
【定義】は、ベースになる酒に副材料を混ぜて作るミックスドリンクのこと。ハイボールのソーダ割りもウィスキーの水割りもカクテルの仲間。レモンサワーだって焼酎ベースのカクテルになるそうです
【種類】は、ショートドリンクとロングドリンク。ショートはアルコール度数は高めで、短時間で飲むのがよい。ロングアルコール度数は低めで、氷で保冷されているから比較的長時間おいしく味わえる。
アルコール度数の計算も計算できるそうで、例えばサイドカーというカクテルの場合。
レシピは、ブランデー30ml、ホワイトキュラソー15ml、レモンジュース15mlの量配分でいくと、
ブランデー40度×全体量の1/2=20度
ホワイトキュラソー40度×全体量の1/4=10度
レモンジュース0度×1/4=0度
20+10+0=30度 よってサイドカーは30度であることをホワイトボードに記入し、アルコール度数の計算方法を説明していただきました。納得です 次回からカクテル飲むときの参考にします
【道具と技法】は、カクテルはおいしく2つ以上を混ぜるためにいろいろな道具を使用する。只浦講師から道具を紹介しながら、技法の説明をとても分かりやすくしていただきました。
たくさんあるカクテルの中でも、レディーキラーカクテルといわれるものをご紹介いただきました。飲みやすいので、たくさん飲んでしまいやすいカクテル(汗)
①スクリュードライバー
ウォッカをオレンジジュースで割る。ウォッカは無味無臭のため、オレンジジュースの味に紛れてたくさん飲んでしまう。昔、油田ではたらくアメリカ人がねじ回しでウォッカとオレンジジュースを混ぜたことからこの名がついた。
②ロングアイランドアイスティー
ドライジン・ホワイトラム・ウォッカ・テキーラ・ホワイトキュラソーを各1/10で、レモンジュース1/5 コーラ3/10で作る。紅茶を使っていないのに見た目も味も紅茶のように口当たりがよいが、4種類もスピリッツが使われている
皆さんも飲みすぎに気をつけましょう~~(笑)
今で知らなかったカクテル名前の由来やこぼれ話をたくさん学ぶことができました
ついに、一番楽しみにしていた野菜を使ったカクテルが登場です
「大根とルッコラのカクテル」
大根20g ルッコラ3枚 グレープフルーツジュース30cc ウォッカ20cc リンゴ酢10cc グラニュー糖大さじ1 飾り用大根・ルッコラ適量
大根とルッコラがカクテルになるなんて驚きです。最初はルッコラのゴマに似た香りの後に、大根の風味がキタッーーーーーー!! 飲みやすくて、お酒なのにヘルシーですね
只浦講師特製のおつまみパート2。
今人気のジャーサラダをお皿に盛り付けていただき、おいしくいただきました。
全ての野菜が只浦講師の手作りで、より感謝の気持ちでおいしさも倍増です
参加者の皆さま・・・少し頬がうっすらピンク色になり始めた人もいる気がいます。ほろ酔いほろ酔い♪
野菜、果物も上手に使えば素晴らしいカクテルになりますと只浦講師からのお言葉。
野菜、果物そしてカクテルにも興味を持ちました。身近な食品で笑顔があふれる家飲みや飲み会ができそうです
後半はバーに関する雑学。
カクテルのスマートな飲み方やバーでの会計、退店で気をつけることやホテルのバーは初心者向けでカクテルやサービスもクオリティも高く安心であるなど教えていただきました。
最後に全員でシェーカーでカクテル作りを実践しました。2つのカクテルを5人ずつに分かれて好きな方を作りました
①コスモポリタン
レシピはウォッカ1/2 ホワイトキュラソー1/6 クランベリージュース1/6 ライムジュース1/6 ライムジュース1/6 ニューヨークを舞台にしたドラマ(セックスアンドザシティ)の劇中で主人公のキャリーが飲んでいたことで人気が高まったカクテル。
②雪国
1958年 カクテルコンクールで優勝した作品。塩でなく、砂糖のスノースタイルをほどこされたグラスには白で統一された降り積もる雪のイメージさせる。
さぁ~皆で実際にシェーカーを振ってマイカクテルを作りましょう
只浦講師からご指導いただき、まずはシェーカーは包み込むように握る。
そして、前と後ろをシェイクシェイク
手ではなく、身体全体を振る人。笑いながらいろいろな部分も振っている人もいました
自分で作ったカクテルに堪能です
私はコスモポリタンを作りましたので、雪国も少し味見しながら、カクテルの深みにはまっていきそうです。只浦講師から、野菜を使った下記のカクテルレシピをいただいたので、さっそく家で作ってみます
パプリカコスモポリタン・フレッシュミックスジュースカクテル・ザプチベール・ニンジンのはちみつモスコー・ニンジンとセロリのワインカクテル・ザクロとトマトのカクテル・スパイシーキャロット
すべてがおいしそうです。
いつもよりも、皆さんほろ酔いのせいか 声も大きく にぎやかなイベントだったのではと思います。
こんなに楽しいイベントが、またできたらという声も多数いただきました。
只浦 徳子 講師 楽しいひとときをありがとうございました。担当の皆さま準備ありがとうございました
文章 食素材研究部会 内海 京子
写真 食素材研究部会 遠藤 敬