皆さまこんにちは。料理研究部会です。10月に入り、だいぶ秋らしくなりましたね
秋は読書の秋、食欲の秋、運動の秋・・・などと言われますがみなさんはどれに当てはまりますか?
今回は、そんな食欲の秋にちなんだ「さつまいも」と「無花果」のレシピを3品ご紹介します。
まず初めに無花果のレシピからです。
アラビア原産のいちじくは上品な甘みと柔らかな酸味が楽しめる果物です。春から初秋にかけて実の中に白い花をつけて、そのまま肥大しますが、外側から花が見えないために「無花果」という字をあてはめられました
食物繊維のペクチンが豊富なので、整腸作用や美肌効果があります。また、「フィシン」というたんぱく質分解酵素が含まれているため食後のデザートにはぴったりです。
それではいちじくお料理の紹介です。
★ イチジクと生ハム
イチジクを使ってちょっとオシャレに前菜にしてみました
<材料>(6切れ分)
イチジク 1ヶ 生ハム 6枚 チャービル 適量
A (練りごま 小さじ1/2 マヨネーズ 大さじ1 ヨーグルト 大さじ1 コショー 少々)
<調理手順>
1)Aの調味料を混ぜて、ソースを作る。
2)イチジクを6等分に切って、生ハムで巻く。
3)皿にソースを敷き、2)を並べてのせ、細かくちぎったチャービルを飾って出来上がり。
<コツ、ポイント>
簡単ですが、イチジクと生ハムの塩味がとても合います
<レシピの生い立ち>
イチジクをデザート以外に使いたくて。
クックパッドにもこのレシピを掲載しております。
クックパッド版はこちらから!!
(レシピ作成:大坪律子)
★ ヨーグルトゼリーのイチジクコンポート風のせ
イチジクと梨でいつものゼリーにひと工夫
<材料>(2人分)
イチヂク2個 梨1/2個
A(砂糖大さじ1 白ワイン50cc カルダモンパウダー 少々)
ヨーグルト200cc 砂糖 大さじ1 ゼラチン5g
<調理手順>
1.イチヂクと梨は皮を剥いて適当な大きさに切って鍋に入れて、Aを加え弱火でトロっとするまで煮てバット等に移し冷蔵庫で冷やしておく。
2.ボールにヨーグルトと砂糖を入れて混ぜて、表示通りに溶かしたゼラチンも加え混ぜ合わせて器に盛り冷蔵庫で冷やし固める。
3.2に1をのせて出来上がり。
<コツ・ポイント>
シナモンを入れがちですが、ヨーグルトにも合うカルダモンを使いました。
<レシピの生い立ち>
イチジクと梨を同時に手にいれたので秋の味覚を併せてみました
クックパッドにもこのレシピを掲載しております。
クックパッド版はこちらから!!
(レシピ作成:鷲尾友希)
つづいて、サツマイモについてです。中央アメリカ原産でヒルガオ科のサツマイモは日本では江戸時代から栽培が始まりました。やせた土壌でも育つので、飢饉の際には多くの人を救いました。
主成分はでんぷんで加熱すると一部が糖質に変わり甘みが増しますしかしカロリーは米や小麦の三分の一程と低く、ビタミンCや食物繊維が沢山含まれている野菜です。切ると出て来る白い液はヤラピンという樹脂の一種で腸の蠕動運動を促進する働きがあり、豊富に含まれる食物繊維との相乗効果で、お腹の中をきれいにしてくれます
それではレシピの紹介です。
★鶏と根菜のココナッツ甘酢煮
~根菜にココナッツ風味の甘酢がしみて美味しいですよ~
<材料>3~4人分
鶏むね肉 1枚、さつまいも 1/2本、 人参 1/3本、 レンコン 1/2節、ごぼう 1/2本、
カボチャ 1/8個 マッシュルーム 10個、 ココナッツ油 大さじ11/2、
酒 大さじ1、水 大さじ2~3、塩・こしょう 適宜
合わせ調味料(しょう油 20cc、黒酢 20cc、はちみつ 20cc)
<調理手順>
① 鶏むね肉は一口大にそぎ切りし、軽く塩・こしょうをふります。さつまいもとカボチャは一口大に切り、ラップをして電子レンジに4~5分かけます。人参、レンコン、ごぼうも一口大に切ります。
② フライパンにココナッツ油を入れ、鶏肉を両面焼き、一度皿に取り出します。同じフライパンで人参、レンコン、ごぼうを炒め、酒、水を加えて中火で7~8分煮ます。
③ 鶏肉、マッシュルーム、さつまいも、カボチャを加えて2,3分煮て、野菜が柔らかくなったら合わせ調味料を加え、弱火で煮汁がなくなるまで煮れば出来上がり。
<コツ・ポイント>
合わせ調味料を加えたら鶏肉と野菜にスプーンで煮汁を絡めながら煮ると全体に味がしみ込みます。
<レシピの生い立ち>
いつもの甘酸煮にココナッツ油を合わせてみたら、野菜が風味豊かに美味しくなりました
クックパッドにもこのレシピを掲載しております。
クックパッド版はこちらから!!
(レシピ作成:JUNKO.SATO)
今の時期しか食べられない無花果や色々な品種のあるサツマイモで色々試してみて下さいね。
それでは来月も楽しみにしていて下さい。
来月のテーマ食材は「里芋」と「人参」です