こんにちは、料理研究部会です
9月…夏も終わり、食欲の秋がやってまいります
その前に、夏の疲れが残っている方いらっしゃいませんか?
野菜をバランスよく食べて、免疫を上げていきましょう
さて、今月のテーマ食材は「ナス」と「ししとう」です。
まずは、ナス。
<ナス>
ナスはインドが原産とされるナス科の一年草で、
日本には奈良時代に入ってきたと言われています。
当時は「なすび」と呼ばれ、その名残が今でも地域によって残っています。
国内品種だけでもかなり沢山の品種が作られていますが、
近年イタリア料理の普及に伴い、ゼブラナスなど変わった西洋品種も
沢山出回るようになってきました。
ナスは誰もが知っている夏野菜ですが、「秋茄子は・・・」という諺があるように、
晩夏から初秋に収穫されるものは身も締まり、おいしい物が多いです。
ナスの栄養素は、
◎ナスニン
…ポリフェノールの一種。アントシアン系の色素で、強い抗酸化作用があり、
ガンや生活習慣病のもとになる活性酸素を抑える力が強く、
また、コレステロールの吸収を抑える作用もあるといわれています。
◎カリウム
…ナトリウム(塩分)を排泄する役割があり、
高血圧に効果があると言われています。
◎コリン
…血管の柔軟性を保ち、血管を強くする働きがあるので、
高血圧症の方はもちろん、毛細血管からの出血防止や
動脈硬化を防ぐ効果があると言われています。
それでは、ナスメニューをご紹介します
ナスときゅうりの焼き肉のたれ炒め
~家庭菜園で採れた野菜を消費するためのレシピ♪お肉なしでも満足します♪~
<材料>4人分
ナス 2本、きゅうり 大2本、トマト 1個、
焼き肉のたれ 約大2、白ゴマ 適量、油 適量、水溶き片栗粉 適量
<作り方>
① ナス・きゅうり・トマトは適当な大きさに切る。
② フライパンに多めの油を入れ、水分をしっかりふき取ったナスを入れ炒める。
③ ナスがだいぶ炒まったら、きゅうり・トマトを加え、さらに炒める。
④ 焼き肉のたれで味付けし、水分が出てくるので、水溶き片栗粉でトロミをつける。
⑤ 最後に白ゴマを加えて出来上がり。
<コツ・ポイント>
きゅうり・トマトはサッと炒めて触感を残したいので、ナスだけ先に炒めます。
水分が出てくるので、水溶き片栗粉でトロミをつけると、味が絡んで美味しいです。
焼き肉のたれによって味が違うので、分量はお好みで加減してください。
<レシピのおいたち>
大量のキュウリを消費したいことと、キュウリは身体を冷やすので炒め物に
しようと思い、考えました。
(レシピ作成:大坪 律子)
クックパッドにもこのレシピを掲載しております。
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次に、ししとうです。
<ししとう>
ししとう(獅子唐)は甘とうがらし(唐辛子甘味種)の一種で、
「南蛮辛子」又は「南蛮」とも呼ばれ、 辛い唐辛子と同じナス科トウガラシ属になります。
普通はあまり辛くない品種ではありますが、時たま凄く辛く、
まさに唐辛子その物と言ったものもまぎれていたりしますよね。
これは育つ環境によって、乾燥など強いストレスの中で育つと辛くなるようです。
また、すごく辛い物の多くは小ぶりで中に種が少ない事が多く、
これは受粉不良によるもので、こういったものも激辛唐辛子になってしまうと
言われています。
ししとうの栄養素は、
◎ビタミンC
…免疫機能を高めて、疲労を回復させる効果があると言われています。
◎カロテン
…細胞の老化を防ぎ、美肌効果があると言われています。
◎カプサイシン
…唐辛子と同様にカプサイシンを含むので、新陳代謝を促進し、
脂肪を燃焼させるので、ダイエットにも効果的と言われています。
◎カリウム
…塩分バランスの調整・利尿作用があり、むくみや高血圧に効果がある
と言われています。
それでは、ししとうメニューをご紹介します。
ししとうのおかか味噌佃煮
~ししとうのピリ辛とおかか味噌でご飯が進む一品です♪~
<材料>2~3人分
ししとう 10本、かつお節 1パック(2g)、みりん 大2、
味噌 約小1、すりおろしニンニク 小1/2、白ゴマ 小1~2、
油 適量
<作り方>
①ししとうは、小口切りにする。
② フライパンに油・すりおろしニンニクを入れ火にかけ、
香りが出たら、ししとうを炒める。
③みりん・みそ・かつお節で味付けし、水分を飛ばすように炒め、
最後に白ゴマを振り入れて出来上がり。
<コツ・ポイント>
味噌は、種類によって味が変わるので、分量はお好みで加減してください。
<レシピの生い立ち>
ししとうを焼くだけではなく、何か常備菜に出来ないかなぁと思い、考えました。
(レシピ作成:大坪 律子)
クックパッドにもこのレシピを掲載しております。
クックパッド版はこちらから
皆さまも旬の野菜で楽しいベジフルライフをお過ごしください。
来月のテーマは「里芋」と「ブロッコリー」です。
ぜひお楽しみに!