みやぎ野菜ソムリエの会

会員同士の相互交流と情報発信を目指し、各種勉強会、産地の視察研修等を自主的に行っていく野菜ソムリエ会員のコミュニティです

「旬の野菜&果物おすすめレシピ」9月度

2016-09-01 13:52:24 | 料理研究部会のブログ

こんにちは、料理研究部会です

9月…夏も終わり、食欲の秋がやってまいります

その前に、夏の疲れが残っている方いらっしゃいませんか?

野菜をバランスよく食べて、免疫を上げていきましょう

 

 さて、今月のテーマ食材は「ナス」と「ししとう」です。

 

まずは、ナス。

 

 

 <ナス>

ナスはインドが原産とされるナス科の一年草で、

日本には奈良時代に入ってきたと言われています。

当時は「なすび」と呼ばれ、その名残が今でも地域によって残っています。

国内品種だけでもかなり沢山の品種が作られていますが、

近年イタリア料理の普及に伴い、ゼブラナスなど変わった西洋品種も

沢山出回るようになってきました。

ナスは誰もが知っている夏野菜ですが、「秋茄子は・・・」という諺があるように、

晩夏から初秋に収穫されるものは身も締まり、おいしい物が多いです。

 

ナスの栄養素は、

◎ナスニン

…ポリフェノールの一種。アントシアン系の色素で、強い抗酸化作用があり、

ガンや生活習慣病のもとになる活性酸素を抑える力が強く、

また、コレステロールの吸収を抑える作用もあるといわれています。

 

◎カリウム

 …ナトリウム(塩分)を排泄する役割があり、

高血圧に効果があると言われています。

 

◎コリン

…血管の柔軟性を保ち、血管を強くする働きがあるので、

高血圧症の方はもちろん、毛細血管からの出血防止や

動脈硬化を防ぐ効果があると言われています。

 

 

それでは、ナスメニューをご紹介します

 

ナスときゅうりの焼き肉のたれ炒め

 

 ~家庭菜園で採れた野菜を消費するためのレシピ♪お肉なしでも満足します♪~

 

<材料>4人分

ナス 2本、きゅうり 大2本、トマト 1個、

焼き肉のたれ 約大2、白ゴマ 適量、油 適量、水溶き片栗粉 適量

 

<作り方>

①  ナス・きゅうり・トマトは適当な大きさに切る。

② フライパンに多めの油を入れ、水分をしっかりふき取ったナスを入れ炒める。

③ ナスがだいぶ炒まったら、きゅうり・トマトを加え、さらに炒める。

④ 焼き肉のたれで味付けし、水分が出てくるので、水溶き片栗粉でトロミをつける。

⑤ 最後に白ゴマを加えて出来上がり。

 <コツ・ポイント>

きゅうり・トマトはサッと炒めて触感を残したいので、ナスだけ先に炒めます。

水分が出てくるので、水溶き片栗粉でトロミをつけると、味が絡んで美味しいです。

焼き肉のたれによって味が違うので、分量はお好みで加減してください。

 

<レシピのおいたち>

大量のキュウリを消費したいことと、キュウリは身体を冷やすので炒め物に

しようと思い、考えました。

 

 (レシピ作成:大坪 律子)

 

クックパッドにもこのレシピを掲載しております。

クックパッド版はこちらから

 

 

次に、ししとうです。

 

 

<ししとう>

 ししとう(獅子唐)は甘とうがらし(唐辛子甘味種)の一種で、

「南蛮辛子」又は「南蛮」とも呼ばれ、 辛い唐辛子と同じナス科トウガラシ属になります。

普通はあまり辛くない品種ではありますが、時たま凄く辛く、

まさに唐辛子その物と言ったものもまぎれていたりしますよね。

これは育つ環境によって、乾燥など強いストレスの中で育つと辛くなるようです。

また、すごく辛い物の多くは小ぶりで中に種が少ない事が多く、

これは受粉不良によるもので、こういったものも激辛唐辛子になってしまうと

言われています。

 

 

ししとうの栄養素は、

◎ビタミンC

…免疫機能を高めて、疲労を回復させる効果があると言われています。

 

◎カロテン

…細胞の老化を防ぎ、美肌効果があると言われています。

 

◎カプサイシン

…唐辛子と同様にカプサイシンを含むので、新陳代謝を促進し、

脂肪を燃焼させるので、ダイエットにも効果的と言われています。

 

◎カリウム

…塩分バランスの調整・利尿作用があり、むくみや高血圧に効果がある

と言われています。 

 

それでは、ししとうメニューをご紹介します。

 

 ししとうのおかか味噌佃煮

  

 

~ししとうのピリ辛とおかか味噌でご飯が進む一品です♪~

<材料>2~3人分

ししとう 10本、かつお節 1パック(2g)、みりん 大2、

味噌 約小1、すりおろしニンニク 小1/2、白ゴマ 小1~2、

油 適量

 

 <作り方>

①ししとうは、小口切りにする。

 フライパンに油・すりおろしニンニクを入れ火にかけ、

香りが出たら、ししとうを炒める。

③みりん・みそ・かつお節で味付けし、水分を飛ばすように炒め、

最後に白ゴマを振り入れて出来上がり。

 

<コツ・ポイント>

味噌は、種類によって味が変わるので、分量はお好みで加減してください。

 

<レシピの生い立ち>

ししとうを焼くだけではなく、何か常備菜に出来ないかなぁと思い、考えました。

 

(レシピ作成:大坪 律子)

 

 クックパッドにもこのレシピを掲載しております。

クックパッド版はこちらから

 

皆さまも旬の野菜で楽しいベジフルライフをお過ごしください。

来月のテーマは「里芋」と「ブロッコリー」です。

ぜひお楽しみに!

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 癒しのハーブ@雄勝町(ランチ編) | トップ | 伝え人「野菜を食べよう!ク... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

料理研究部会のブログ」カテゴリの最新記事